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2022年07月22日

【実現塾】7/9~ デルス・ウザーラから学ぶ ~原始人類が見た精霊とは何か~

この間実現塾では人類の観念機能はどうやって作られてきたのか、観念回路の形成過程を追求していきました。
その中で人類は、主体凍結から、同類との一体化回路⇒万物への一体化回路を形成する中で、本能・共認回路との矛盾を再統合するために包含思考(現象的には異なるものを大きく括る思考)を獲得していったこと。
そこからさらに、その現象の本質はどこか?を抽出していき、構造化していく事で現象を本能・共認と一体化回路の両方で捉えられるようになっていったとわかってきました。

今回は、その形成過程とそれぞれの回路を形成していった中で、人類は観念機能を獲得した時にどういう世界が見えていたのか、精霊をどう捉えていたのかにより迫っていくため、原始人類の思考や風習を色濃く残すゴリド人を題材にした「デルス・ウザーラ」という映画を視聴し、気付きから追求を深めていきました。

■デルス・ウザーラ


画像はコチラからお借りしました
今回視聴した映画は、黒澤明監督の「デルス・ウザーラ」という作品。ロシアの探検家ウラジミール・アルセーニエフの手記が原作の実話。
舞台は1902年、1906年の樺太の西当たり。主人公のデルス・ウザーラはゴリド人(狩猟少数民族)で、近代化が進んだ当時でも、原始人類の風習や思考を色濃く残した人物です。
実現塾では、森の中で生き、探検隊と遭遇してから共に仲間と探検していく過程と、虎を撃ってから衰弱していくところまでを視聴していきました。

■万物(自然)を人として対象化している

デルスは万物(自然)を○○の人として捉えている。
例えば、太陽を1番偉い人、月を2番目に偉い人とし、火・風・水は起こると怖い人として捉えている。
→万物を自分と同じ”人”と具象化することで、そのもののエネルギーを捉えている
⇒☆原始人類が見た”精霊”、本質の捉え方と考えられる

■精霊を措定=構造を捉えている

万物(=デルスがいう”人”)の中でも偉い人・強い人がいるということは、一つひとつの対象が万物の一体世界の中でどこに位置しているのかということを構造化し、認識しているということ。
太陽と月→偉い人
・太陽がなければすべての生物は生きていけないし、月は潮の満ち引き、女性の月経など生体リズムと月の動きは同期している
⇒宇宙や生物全体を包含して、秩序の核となるものととらえている。
☆万物との一体化⇒全体を掴み、包含する⇒本質を抽出する。
デルス(原始人類)の精霊の措定は、構造認識そのものであるといえる。

 

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