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2022年07月20日

遺伝子ワクチンの次は遺伝子農薬 ~RNA遺伝子農薬が知らずに体に入る怖さ~

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この時代、多くの人が「RNA」と聞いて思い浮かべるのはコロナワクチンだろう。しかし、今もう一つの「RNA」が人々に迫りつつある。RNA農薬だ。 急にRNA農薬と言われても「ナニそれ?」って感じになるかもしれない。

RNA農薬作物イメージ

RNA農薬とは、その名の通り、RNA遺伝子を利用した農薬。作物の収穫に影響を与える害虫に作用して駆除する。農薬に仕込まれたRNA遺伝子が害虫のRNA遺伝子に干渉し(これをRNAiと呼ぶ)、細胞死を誘う。

実はRNA農薬の研究は今始まったものではない。ずっと研究開発がなされていたが、つくってみると効き目が現れるまでに数日かかるなど、実用性に乏しかった。ところが研究の甲斐があってか、最近なって24時間以内に効果が出るものが開発された。

開発が進むRNA農薬は一応、対象の害虫にだけ効くとされるが、それはまだ「実験室」レベルでの話。実際の自然環境の中に投入されてどのようなことになるか分からないし、自然の中で実験はできない。また使用されてその被害と見られるような現象が発生しても、それはRNA農薬のせいかどうか分からないからやっかいだ

このRNA農薬、冷静に考え見れば使用どころか開発も躊躇するはず。特に環境意識の強いヨーロッパでは大反対が起きるだろう……とはならず、現地の農業に詳しい人によれば、実は各国、導入に前向きなのだという。

「理由の一つは農業関係者の中に『ネオニコチノイド農薬を使うより安全だろう』という意識がある。エコロジストたちは農業関係者よりも慎重ですが、それでもネオニコ系を少なくしていけるなら、という『やむなし』という考えです」(現地の農業に詳しい日本人)

こんなヨーロッパの情勢を受けて、日本でもRNA農薬を推進する動きがある。国が昨年発表した、化学農薬からの離脱を測る「みどりの食料システム戦略」の中で、RNA農薬の研究と実用化推進をうたっている。

みどりの食料システム戦略

RNAのコロナワクチンでもどれくらいの「健康被害」が発生しているか明らかにできないが、ワクチンは当人が打たなければ避けられるが、農薬となったなら、知らず知らずに体内に入っているかもしれない。その時我々の体に何が起きるのか――。今、現代の食は岐路に立たされている。

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