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2022年09月02日

【今週の注目情報】ありがとうは英語でThank you ではない?

「ありがとう」は英語で「Thank you」と言います。

言いますよね?合ってますよね?

しかし、その背景にある「想い」に焦点をあてると、二つの言葉はイコールとは言い難いのです。


画像はこちらよりお借りしました。

以下はカタカムナの提唱者楢崎皐月氏らによる相似象学会誌『相似象』五号(1973年3月 シーエムシー技術開発㈱発行) より引用・要約したものです。
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 AとBとの人間関係にしても、AとBの間だけで、感謝したり、憎んだり、契約を履行したり、という次元で受けとめるのではなく、自分たち、AやBのうしろに、常に存在する、大きなモノ(それをカタカムナ人は、<アマ>とよび<カミ>とよんだのであったが)その大きな関わりを、彼らはいつも感じて居たのである。

 単に、AとBとの間の争ひや、親愛や、利害関係なら、「アイ サンク ユウ」や「ギブ アンド テイク」又は「目には目、歯には歯」というような、やりとりや、計算づくで良いであろうが、彼らの心理は、それだけでは片付かず、AがBに感謝の念を持つ時、彼らはどうしてもその奥に、アマの心を感じるのである。それが、「アリガタイ」という言葉を生んだ心理であろう。

 それは西欧人が「神」を思うのと似ているが、同じではない。なぜなら、西欧人は「神」を「アナタ」とよぶが、日本人は、アマを「アナタ」とよべないのである。「アリガタイ」も感謝の言葉には違いないが、「アイ」が「ユウ」に感謝するといったスケールではない。それは、「アリガタイ」としか言いようのないもので、その気持ちは〈アマ〉に対する直観の度によって個人差はあるが、日本人なら誰でもうなづける思念である。

 要するに、〈アリガタイ〉という気持ちは〈アナタがワタシにアリガトウ〉では無い。AとBの間に、アリガタイ関係をもたらしてくれた、大もとの〈アマ〉へ、心の中で手を合わせる、カタカムナ人以来の心情が、潜在して居るのである。従って、一般に、「アリガトウ」は「アイ サンク ユウ」の、日本的、主語や人称の省略形である、といはれて居る説明は、間違いである。つまり「アリガトウ」を「サンキュウ」に当てるのは、慣例までの事で、実は、少しおかしいのである。
 
 伊勢神宮に詣でながら、「何ごとの在しますかは知らねども」といって手を合わせた人は、正直な心境であったと考えられる。そして、日本人は誰しも、神道の人々さへ、それをなじらぬばかりか、深く共感して居るのである。

 

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