2011年08月06日
お客様が引渡しまでに1度は号泣する建設会社『都田建設』
みなさんこんにちは
今日は静岡にある元気な会社『都田建設』を紹介します
都田建設は施主、スタッフ同士、地域住民との深いつながりを軸とした心の経営 を実践しています。
住まいづくりでは、お客様が引渡しまでに1度は号泣する と言われるほどの絶対的な信頼を得て、無借金経営で11年連続増収を達成する成果 をあげているんです。(すっご~い )
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<モノ売りから楽しい人生の提案へ 都田建設>
「都田建設が提供している価値は社員や会社の理念・考え方」
そう言い切るのは都田建設の蓬台浩明社長だ。
都田建設が理念経営への転換を意識したきっかけとなったのは、ある施主の一言だった。その日蓬台社長は引き渡した後の様子を見にあるオーナーの家を訪ねた。そこで言われたのは「都田建設の家はとても気に入っているけど、友人や親戚に薦めようとは思わない」との一言。とてもこたえたという。約7年前のことだ。
その3カ月後に決定的な出来事が起きる。オーナーから「この家を燃やしてほしい」とまで言われ、はじめからから作り直すという事件が起きた。「でも、起こるべくして起きたこと」だと蓬台社長は振り返る。
■ローコストを目指した日
蓬台社長は大学を卒業後、海外留学を経て大手ハウスメーカーに就職。配属は事務職だった。初めての社会人経験で、住宅業界のこともよく分からなかったが、気に入った商品・仕様があったという。大手ハウスメーカーでは珍しく建具もフローリングも無垢で、経年変化で魅力を増す家―。
初めて担当した顧客にはその商品を勧めた。相手も事務マンとしての自分を気に入ってくれ、商品にも興味をもってくれた。見積もりを出した後クロージングに行くと、絶対に取れると思っていた契約を断られた。
「『私たちの予算では、建てられない。とても気に入っているが、無理だ』と、玄関先でご主人に言われた。奥さんには『いろいろと一生懸命にしてもらってお礼を言いたいけれど、期待に応えられないことに申し訳なく涙が出てきて、顔も出せない』と言われた」。このとき蓬台社長が感じたのは、「普通に働いている人が建てられない家って何なのだろう」という悔しさだったという。
その後も同じようなケースを少なからず経験したことから「一生をかけて手に入れる家づくりの過程で不幸な涙を流す必要がない家づくりができないか」という思いが強くなり、その方法を模索。無駄な経費の要らない家づくりを目指し大手を退社して都田建設に入社した。
■モノ主義からの脱却
家を建て直すという事件を経験し、蓬台社長は仕事に対する考え方を大きく変えた。「それまでは、単に商品を売ろうとしていた」が、「自社が何をする会社なのかということを改めて考えた」という。 その結果行き着いたのは「商品は、本当に価値として伝えたいと思う自分たちの考え方や理念を伝える道具に過ぎない」ということだった。
「それまで向き合っていたのはモノ。モノの品質をよくしようと一生懸命だった。だがそれは反面、モノさえ良ければ、という意識につながる。注文住宅は建売住宅のように買って終わりではない。契約にいたるまでの説明や、契約後の打ち合わせ、建設過程の現場の掃除一つをとってもそう。そして引き渡し後のお付き合い。これらすべてが、当社が提供する価値なのだと気付いた」
その後蓬台社長は、 「家づくりをきっかけに楽しくなる人生の送り方」を広めることを都田建設が提供する価値の本質と位置づけ、社員や職人への浸透を図っていく。
■ふたつのスローガン
都田建設では現在、「7のWin(ウィン)」と「ドロフィーズ」というふたつのスローガンを掲げている。
「7つのWin」は、①地球環境②地域③パートナー企業④施主⑤仲間(社員)⑥会社⑦自分の幸せ―を表す。この7つすべてを同じ次元で大切にするという意識を持って行動することを、社員の判断基準としている。
「たとえば、お客様のためを思い事務所で一人遅くまでプランを練っていたとしても、膨大な光熱費を使って夜遅くまで仕事をすることは地球環境にとってマイナス。家族がいるならその家族にもマイナス。7つにとって良いことを常に考えながら行動をするよう律している」設計しかり、事務しかり、工事しかり。すべての業務で考えるべき行動基準だと蓬台社長は強調する。
もうひとつの「ドロフィーズ」(DLoFre’s)は、同社が広めたいライフスタイル・人生観を集約した言葉だ。「D」はドリームから、「Lo」はラブから、「Fre」はフリー(自由)からとり、「‘s」にはそれを共有する仲間という意味が込められている。
■尊敬しあえる関係に
「家づくりという生活者にとって一生に一度の大きな仕事を通して、一緒に学び尊敬しあえる関係を築いていきたい」。そう考えると、住宅にとどまらない大きな可能性が見えてくると蓬台社長は話す。実際、都田建設の事業領域もインテリアショップ、さらには食にも広がっている。
「今の住宅建築業界は働く人が自信をなくしていて暗い。だが、ドロフィーズのような活動がお客様に評価されると、自信にもなり、自然と明るくなれる。また、笑いながら家づくりをする親を見ると、子ども明るくなる」
本当に必要なのは、人や組織と地域・社会とのつながり。事務マンと一人の施主ではなく、施主と会社全体。こんな付き合い方ができる会社を住まい手は求めているのではないか―蓬台社長はこう考えている。
大手ハウスメーカーにはブランドという武器があるが、全社をあげて顧客を向いているという意識は地域の企業ならでは強み。顧客も含めてみんな仲間―これが都田建設の目指す工務店のあり方だ。
都田建設 静岡県浜松市
1986年に大工、内山覚が内山建築店として独立。(有)都田建設を経て、2001年に(株)都田建設に。2007年に蓬台浩明が社長就任。2009年にインテリアショップ「ドロフィーズ・インテリア」オープン。リフォーム・ブランド「棟梁組」をスタート。静岡大学との共同研究「子育て空間研究所」発足。2010年に、静岡県地球温暖化防止活動知事褒賞、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞。社員数38人。年商は22億円(2009年度)
引用:新建ハウジング
都田建設(蓬台社長)は家の建て直しという大失態から、「家づくりをきっかけに楽しくなる人生の送り方を提供する」という利益(私権)追求からの大転換を果たしています。
今までバラバラだったお客さん、社員、組織(企業)、地域・社会のつながりを見つめ直し、みんなの活力再生事業 へと注力していることが、常に周りとの一体感を生み出し感動を与え続ける集団の秘訣なんですね。
私権追求(統合)の限界⇒活力再生事業⇒企業共同体⇒地域との共同
最後まで読んで頂いてありがとうございます☆
- posted by mitty at : 12:48 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
社内報って面白いですよね~^^v
たまに母の会社の社内報を拝見するのですが・・・
突っ込みどころ満載で何時も楽しく見ています。
私の会社でも、社内報を発行することになりました!
コンセプトが『みんなの活力が上がる、役に立つ社内報』だったので、どんぴしゃりでびっくりですU^エ^U
これから発行する社内報の方向がはっきり見えてきました!ありがとうございます♪
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