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2007年07月07日

「働くことの意識」調査結果(平成19年度新入社員)より

20070707.gif
上図は、平成7年と平成16年の「違い」を表すグラフ(参考データ)です。
先日、最新の平成19年度の調査結果が出ました。
今日は、新入社員の意識調査結果について考えて見ます。
最近、当ブログで「就活で感じていたこと シリーズ」が続いています。
近年の新人との比較など、感想やコメントをお待ちしています 😉
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ありがとうございました 😀

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(2007年6月28日10時33分 読売新聞)
就職に満足も将来に不安…新入社員アンケート

希望通りの就職はできたものの、将来のリストラが不安――。今春入社したばかりの会社員を対象にした調査で、新入社員のこんな意識が浮かび上がった。
 財団法人「社会経済生産性本部」などが新入社員3849人にアンケート調査したところ、就職先について、「思っていたよりは満足のいく就職ができた」との回答が81・9%。戦後最長の好景気と、団塊世代の大量退職に伴う「売り手市場」を反映したと同本部は分析する。一方、仕事や今後の展望については、「いずれリストラされるのではないか」(38・8%)「いずれ会社が倒産したり破たんしたりするのではないか」(22・8%)などの回答が前年より増加した。
 プライベートより仕事を優先させる傾向も際立ち、「デートの約束があった時、残業を命じられたらどうするか」との問いには、「デートをやめて仕事をする」と答えた人が、過去最多だった昨年を上回る81・7%だった。同本部は「高度経済成長期のように、安定した雇用が望めない時代だけに、若者の間にも不安感が根強いことがうかがえる」としている。

8割の人が就職先に満足しているようです。でも、将来には不安を抱いている。
冒頭の平成7年と平成16年のグラフを見ても「会社の将来性を考えて」が10年間で激減していることから、将来に対する不安が年々強まっていると思います。
さて、 「就職先として企業を選ぶ基準」のベスト3
について、過去6年間のデータを調べて見ました。
参考データ
○財団法人 社会経済生産性本部 平成19年度新入社員「働くことの意識」調査結果
及び、過去の調査結果
■就職先の企業を選ぶ基準       2002 → 2003 → 2004 → 2005 → 2006 → 2007
※過去6年間の推移 単位:%    (H.14)→(H.15)→(H.16)→(H.17)→(H.18)→(H.19)
①自分の能力・個性を活かせるから  31.3  →  30.1 → 32.0 → 31.3 → 30.2 → 28.8
②仕事がおもしろいから         20.1 →  20.0 → 23.2 → 21.0 → 21.6 → 21.3
③技術が覚えられるから         17.9 →  17.2 → 10.5 → 12.8 → 14.5 → 14.1
過去6年間の数字を見ると、大きな変化はありません。
注目されるのは、①の「自分の能力・個性を活かせるから」を挙げる人が、
今年は30%を切ったことぐらいでしょうか。

8割以上の人が「デートをやめて仕事をする」という結果にも現れているように、
収束不全(不安発)⇒目先収束⇒仕事収束
が強まってきていると思います。
その分、自分発の「自分の能力」や「個性」も相対的にに低下しているのではないでしょうか。
私たち先輩の社会人としては、このような不安一杯の新入社員に対して、
改めて、「働くって、何? 」 や 「仕事を楽しくするには?」などの
根底的な疑問に対して、従来以上に真摯に応えていかなければ・・・
と思いを新たにしました。
彼らも、入社して3ヶ月以上が経過しています。
当初の思いとズレを感じている頃ではないかと推察されます。
新人諸君には、日常の些細な疑問に蓋をせずに、周りに発信して欲しいと思います。
はっしー でした

 

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