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2006年10月28日

【世代別意識調査】 仕事と会社、プライベートの関係

リクルートワークス研究所が発行する機関紙「Works」に、面白い調査結果があったので紹介します。
「Works No.68 若手を活かす」
 https://www.works-i.com/flow/works/contents68.html
この調査は、就業に関する意識調査です。
1945年~1979年生まれの人が対象で、生まれた年によって5段階(5年毎)に分類し、その世代ごとに結果を集計しています。
kaigisuruhito2.jpg
特に面白いと感じたのは、各世代毎の「仕事」と「会社」、「プライベート」の位置付けの違い。
(この機関紙に掲載された図表(8ページ)は、この違いを視覚的に表現しています。転載できないのが残念ですが、上記リンクからも見ることが出来るので、是非見て下さい。)
ざっと、各世代の特徴をまとめてみました。
続きは、 ポチポチ してから読んでね。

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1945年~1964年生まれ(全共闘~共通一次世代)
意識に占める割合は、「会社」>「仕事」>「プライベート」
「会社」が人生の中心。
「プライベート」は、「会社」や「仕事」とは関わりがなく、違う次元で存在。
つまり、「プライベート」は完全に自分だけの世界。
1965年~1969年生まれ(バブル世代)
意識に占める割合は、「会社」≒「仕事」>「プライベート」
引き続き「会社」や「仕事」が「プライベート」を上回る。
しかし、この現実の「プライベート」とは別に、「理想のプライベート」なるものが登場。この幻想の割合は、「仕事」をも凌ぐ大きさとなっている。
つまり、正しくは、「会社」≒「仕事」≒「理想のプライベート」
1970年~1974年生まれ(バブル崩壊世代)
意識に占める割合は、「仕事」=「プライベート」>「会社」
「会社」の割合が一気に最下位に!
更に、今までの世代にはない、「仕事」と「プライベート」を重ねて考える意識が登場。
「仕事」と「プライベート」の垣根がなくなってくる。
1975年~1979年生まれ(就職協定廃止世代)
意識に占める割合は、「仕事」>「プライベート」>「会社」
「会社」の割合が一段と小さくなる。
また、「仕事」と「プライベート」の垣根が一層小さくなる。。
という結果です。
自分にラップさせて考えると、なかなか的を得た調査結果になっていると思いませんか?
これだけ意識が違うと、世代の違う上司・部下の関係が上手くいかないのもミョーに納得してしまいます。
この結果を見てわかるのは、もはや現在の若者にとって、「会社」という存在はどうでもいいものになりつつあるということ。また、既存の価値観にしがみつく年配者は、若者との意識の違いを埋めるため相当な苦労をしているのだろうということ。
つまり、現在の「会社」では、どの世代も、気持ちよく仕事ができていないということだ。
充足感のない仕事ほど面白くないものはない。
 
今後の「会社」や「仕事」を考える上で一番重要なことは、世代に関係なく全ての人々の充足先がどこに向かおうとしているのかを模索していくことなのだと思う。
by 磯貝朋広

 

コメント

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はやり【流=行り】:
はやること。はやるもの。特に、その時代の好みに合って一時的に世の中に広く行われるもの。流行(りゅうこう)。「―の職業」「今―の髪形」
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この一時的で哀れな現象を、なぜ各企業は必死になって追い求めるのか?非効率きわまりないのに・・・。
日頃、疑問に思っていましたが、今、どんぐりさんの記事を読んで気付きました。
>存在(本能・共認・観念)を貫く、極めて基底的な地平にある判断機能である。あるいは、全ての生物に備わっている不可欠の生存機能であると云っても良い。
必要か否かを判断する土俵がなかったから。
そして、この判断機能について、ここまで深い認識を持っていなかったからなのですね。

  • ともひろ
  • 2006年11月4日 22:56

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