2006年12月11日
日本における産業構造の変遷と、開業率の低下
こんばんは。どんぐりです
今回は、日本における開業率の低下の原因は何なのか を考えてみたいと思います。
まずは、日本における産業構造の変遷 から・・
□各時代における起業の状況
□各時代における主な売れ筋商品の普及率
1960年~70年 ~三種の神器の普及率~
1970年~80年 ~3Cの普及率~
1980年~90年 ~主役不在の時代~
1990年~2000年 ~IT時代への助走~
□各時代における開業率と廃業率
さて、ここからが本題です。
70年頃から開業率は徐々に下がり始め、80年代後半には開業率と廃業率が逆転する。産業構造の転換は、人々の期待を察知した者が新たな起業を行なうことで成されてきたのは、歴史的事実でもあるのだが、この開業率の低下は何を物語っているのでしょうか。
続きは、 ポチポチ してから読んでね。
最近では、はっしーさんの記事>日本の起業率は最低の1%!
にもある通り、日本の起業率は世界から見ても大きく引けを取っています。
私が考えるには、’70年までの高度成長期は需要と供給のバランスも取れ、実体経済は健全に推移 、人々の求めるものも明確であったが、同時に物的には飽和状態を向かえる。
それ以降、一旦は更なる豊かさを求める期待を受け、’80年頃までは開業率も堅調に推移するものの、’80年代後半には開業率と廃業率が逆転 する。この時点で既にその次の時代が完全に読めなくなっていた、つまり次代の収束先を見失っていた 🙄 という事を示しているのではないでしょうか。
そうであれば、日本の起業率が他国に比べて低いことも理解できる。
日本と比べて起業率が大きい米国は、貧困の差が大きく、そのモチベーションは日本よりはるかに大きい。しかし、一方で日本は貧困を完全に克服し、米国の様に貧富の差に活力源を求めることは出来ない。
むしろ、’79年に国民生活に関する世論調査で「物より心の時代」といわれた頃から、低迷が始まるわけで、お金に変わる活力源を皆が求めているのに、それが今だ見出せない という事である。
政府は、開業率が伸びない原因を欧米に比べて資金や手続き面での複雑な起業環境や日本人のチャレンジ精神に求めたりするが、それが本当とは思えない訳です。
小泉前政権は米国に倣えとばかりに、様々な大手企業、金持ち優遇政策を打ち出して来たが、屁のツッパリにもならないのは当たり前なのです。
- posted by postgre at : 22:44 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
確かにそのとおりですね!
企業外の価値があがることによって、企業内の雰囲気もよくなりますからね。
モノからココロ。本当にそうなっていって欲しいものです。
やはり人はモノにとらわれやすいですからね。
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