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2006年12月10日

社会人基礎力は誰が何のために作った指標なのか?

「この指標は本当に適切かどうか?」
チーズケーキさん の疑問、たしかに追求する必要がありますね。
もう少し調べてみましょう。
続きはコチラ↓
そのまえに・・・ポッチリしてくださいね

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前に踏み出す力(アクション)
考え抜く力(シンキング)
チームで働く力(チームワーク)

経済産業省では、これら3つを、さらに12の能力要素に細分化しているようです。

「前に踏み出す力(アクション)」
 ①主体性   :物事に進んで取り組む力
 ②働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
 ③実行力   :目的を設定し確実に行動する力
「考え抜く力(シンキング)」
 ④課題発見力 :現状を分析し目的や課題を明らかにする力
 ⑤計画力    :課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
 ⑥創造力    :新しい価値を生み出す力
「チームで働く力(チームワーク)」
 ⑦発信力    :自分の意見を分かりやすく伝える力
 ⑧傾聴力    :相手の意見を丁寧に聴く力
 ⑨柔軟性    :意見の違いや立場の違いを理解する力
 ⑩情況把握力 :意見の違いや立場の違いを理解する力
 ⑪規律性    :社会のルールや人との約束を守る力
 ⑫ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力

ストレスのコントロールも能力の一つとみなされるなんて、もはや末期状態ですね。
これ以外は、一昔前の出来るサラリーマンと変わらないような気がしますが・・・。
この指標で私権時代の理想的社員像の復活を画策しているのでしょうか?
さらに調査を続けます。
この指標について新たな事実を発見しました。
下の表は、経済産業省が2005年に企業に対して実施したアンケート調査結果です。
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どうやら、この「社会人基礎力」とやらは、このアンケート結果と直結した内容となっています。
企業の要望を実現させるべく立てられた指標なのかもしれません。
「若い人の離職率増加をなんとかしよう!」
ってことが発端だったはずなのに、いつの間にか
「企業に有益な人材を集めるにはどうしたらいいのか?」
という市場最優先の課題に成り下がっているように感じるのは、私だけでしょうか?
そもそも、この指標を作ったのは経済産業省。
研究会参加メンバーは、産業界、教育界、学界からのいわゆる「統合階級者」参加者名簿)。
まさにこの指標は現実が見えていない人達によって作られた指標なのである!
「若者の意識がどうなっている?」
とか、
「若者がすぐ会社を辞めるのは何で?」
といった
根本問題が完全に捨象されている指標
なのです。

 

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