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2007年04月06日

専業主婦の成立過程

●一九七〇年頃に専業主婦率が最も多い。
そもそも、専業主婦ってどのようにして生まれたんでしょう。 🙄 私が小さい頃は社宅でして、周りはみんな主婦でした。共働きしている人は社宅内ではいなかったんじゃないかな。いつも誰かの家で集まって談笑していたように思います。ミニバスケの応援や世話係、社宅内の集まり、子供会などなど、よく母親達が集まってました。母親以外にもよく怒られたものです。 😉 やはり子育ては母親の仕事という社会の共認事項があったし、子供をおいて働くことに抵抗があったのだと思います。

●専業主婦の成立過程
戦後、共同体の解体
   ↓
都市移住者が急増(核家族化、サラリーマン家庭)  →  高度経済成長
   ↓                          ↓
「職住分離」          夫の「企業戦士」化(企業、市場、社会の要請)
   ↓                          ↓
  専業主婦 (サラリーマンの夫が外でフルに働き、妻が家事に専従する仕組み)
   ↓
 豊かさの実現


男が外で働き、女が家を守る。これは社会全体の要請でした。
これがうまく機能したのは、
①皆が一様に豊かさの実現に邁進していた
②構成された夫婦も、もとは農家出身が多く規範が残っており子育て不安も少ない。
③夫の雇用や収入が安定しており、終身雇用制である。

という条件下だからといえます。
●現状はどうでしょうか?
豊かさは実現されたが、終身雇用制もなくなり不安。
人間関係が希薄→各家庭が密室化→子育て規範も人それぞれで不安。

そして、現状は少子化、家庭崩壊、青少年の犯罪の低年齢化、切れやすい子供、ひきこもり、ウツ、自傷や異常な事件の多発。
もう、金パチ先生にも手に負えません。 😥
子供は親の背中をみて育つ、子供は親の鏡、とはその通り。親の働く姿や役割はそのまま子供への教育だったのです。
それゆえに、「共同体の解体」と「職住分離」は、教育機能を崩壊させたと言えます。
逆に言えば、この2点を再生させることが教育機能の再生に繋がるということです。 😮

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