2007年10月01日
社内も社外も「戦略パートナー」
先日、「仕事で大事なことは?」というテーマをみんなで話し合ったんですが、いろいろと気付きがありました。仕事では社外社内を問わず、さまざまな打ち合わせや交渉が発生しますが、そこでプロジェクトをすすめていくためにもれなく与件を伝えていく事や、先を見通して状況変化への対策を考えておくことが重要です。でも、それがなかなか難しい(というか、それができればこういう話にはならないですね)。
さて、そこで出てきたのは次のような内容です。
『まず、状況を押さえること=状況認識』
次には、
①何をしたいのか?問題はなにか?=課題共認
②そのためにどうするか?=具体案と役割共認
③上手くいった点といかなかった点は?その原因と改善点は?=評価共認
これだけではまだ、分かりにくいですね。では、続きに行く前にご協力よろしくお願いします。
さて、状況をおさえるときには自分のことではなく(当たり前ですが)、まず相手が何を言ったのか、その理由と背景は?何を期待しているのか?をできるだけ具体的につかむことが大事ですね。これは基本中の基本で非常に重要なのですが、ただ、それだけでは目の前の相手の表層的な言動だけに惑わされてしまう危険も残ります。
で、一歩進めれば事実情報を押さえていく上で、「お客様(クライアント)のお客様(相手の背後にいる仕事や課題、ニーズの発生源)」は誰で、何を期待しているのか?、何が問題なのか?、どういう外圧にさらされているのか?などまでおさえられれば、相手の意図や今後の見通しが立てやすくなります。
そして、次にはその「お客様」の評価をめぐって同じ市場で「競合しているライバル企業はどこか?」、業界内のポジションはどうなっているのか、業界全体の方向性は?といった状況も必要になります。
さらには、それら業界の背景にある「社会」、つまり人々の意識はどうなっているのかというところまで、状況を深く広く認識できれば、より相手の期待に応えられる(良い意味で超える)ことができると思います。
そこまでいけば、完全にその仕事(課題)を共有している戦略的なパートナーのレベルまで関係が深化しているといえます。そうなれば相手の期待を掴む(共有する)事も、仕事を主体的にすすめていくことも、自らの活力も2段階以上上昇する事は間違いありません。
これは、社外との関係に限らず、社内であっても(上司部下問わず)、共通していえることだと思います。そのためには、上記のように状況を深く広く捉えていく事、そして、その事実情報をベースに構造的に組み立てていく事、そこから実現可能な実践方針を導き出していくことが必要となるといえます。
「仕事がうまくいくには?」の答えは、究極的には「戦略パートナー」となること。深い気づきを得られたミーティングでした。
- posted by systema at : 21:46 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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