2008年05月23日
『ホップ☆ステップ☆ジャンプ 』~リーダーの役割を考える
オバンです
夏はもうそこまで、そんな感じの季節になりました
みなさんは夏のプラン に頭を悩ます毎日なのでしょうか
さてシリーズでおおくりしているある企業の悩み(実在します)、これは規模の大小こそあれあらゆる企業が抱える問題ではないでしょうか。その原因追求から突破方針を共有して改善していくのは当然のこと、ましてや紹介された企業のように少人数の場合は死活問題に直結します。
ところがこの方針共有から実践がなかなか上手く行かない、究極の改善策は(私たちのような)共同体企業にすることだと思いますが臨戦的ではない、そこで登場していただくのがリーダー、彼の役割を少し考えてみたいと思います。
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ありがとう
問題の根本は紹介されているように成員による「分かって欲しい欠乏」=自我なのです。これをリーダーが頭ごなしに止めろと言っても、一時は効果があっても長続きしません、また今時こんな強権が通用するはずがありません(出来たとしても表層的な改善にしかなりません)引用された文章に
「この悪循環のループを抜け出すには、原点に立ち戻ること。つまり、改めて、外圧 を捉えなおすこと=外圧に同化すること。
そのためには、とことん事実を追求すること。
そうして初めて、同じ不全を抱えていたことを共認でき(分かり合え)るし、活力 を得て課題に向かう事が出来る。」 😮
とあります。リーダーがすべき事は、状況を把握し(外圧を捉えなおす)、何が問題なのかとことん追及する(事実追求)する、そして突破口(糸口でもかまわない)を皆で共有できる場をもうけることです。ミーティングと言うことになりますが、当初は重苦しい雰囲気、口を開けば責任の押し付けで前向きな意見は出てきそうにないことは想像に難くありません。 😥
それなら、まずすべき事は「相手を非難する発言はしない」或いは「何であれ否定発言はタブーである」ことをミーティングでのルールとすることです。
思っていても口に出さない、この事によって思考を前向きな方向に集中させるのです。(「皆さん前向きな発言をお願いします」では効力はありません、自我を封鎖してこそ相手や状況が見えてくる=外向きの思考となるのです) 🙄
次に事実追求、言葉で言うのは簡単ですが内容は多岐に渡ります。
まずは会社が置かれている(危機)状況の共有、これは売上高など具体的な数字の意味を共有することになります。(最も自我を刺激するところなので細心の注意が必要です)
次に低迷している原因の追求、これは徹底した対象分析になり決して内向きの志向にしてはいけません、その上で自社商品の弱点、販売方法などの弱点等を明らかにするのです。(ここはリーダーがある程度の答えをもって望むのが理想ですが、少なくとも出てきた意見に対して自我の入る余地なく徹底した根拠を求めることが肝心、皆が結果を共有することが終点です)
最後が、「じゃあどうする」を皆で追求する。担当部門の壁を乗り越え皆が同一の課題に向かって思考を集中する事が肝心、ただし希望的観測やスローガンを掲げるだけの答えではダメ、明日から各担当がどの様に動くのか具体的な方針まで共有すべきです
ここでもリーダーが答えを持って望めれば理想ですが、それが出来なくともミーティングの運営を通じて皆が同じ土俵に乗っかり、課題~役割を共有できれば一旦は成功、更に結果がでればそれに対する評価(個人への評価ではない、企業としての客観的評価)を行い、さらに前向きな戦略を練っていくことだと考えます。
- posted by miyashow at : 0:13 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
自分の国の事ながら、かつての農民の農民は領主の圧制に耐え忍んでいたとばかり思っていたので、ちょっと驚きました。
この辺のイメージって結構TVドラマとか小説で、農奴的に描かれてることが多いような気がします。当時は国民の殆どが農民だった訳ですから、実態を知るとそこでの知恵や、暮らしぶりは現代のヒントになることもありそうですね。
そうですね。日本人のほとんどが農民でしたから、上のほうで権力争いをしている一方で、着実に自治体制を構築し、長い間その体制を維持したことは世界中の歴史のなかをみても非常に稀ではないでしょうか。西洋に比べて支配欲みたいなものが薄いように思いますね。
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