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2008年06月18日

任天堂VSソニーのゲーム業界シェア争い~Wiiの圧勝の理由~

こんばんは。
湿気がうっとい季節がやってきました。
北側の部屋に寝室がある方はベットの裏にカビが生えないように注意しましょう。
それはさておき、今日はテレビゲームについて考えてみましょう。
僕の世代はファミコン→プレイステーション世代であり、年々ゲーム機の性能が上がっていきました。最近では、現実と見まがうほど映像がリアルなものもあるようです。
そんななか、最近のテレビゲーム市場に変化が現れているようです。一時期はソニーの「プレイステーション」の一人勝ちでしたが、最近は任天堂の「Wii」や「ニンテンドーDS」が圧勝しているようです。
>2008年2月、世界最大のサードパーティである米国EAは、2008年度における欧米ハード売上見通しを発表し、欧州ではWii・700万台、PS3・550万台、Xbox 360・200万台、PS2・195万台と予測した。北米でもWiiが独走し、PS3とXbox 360は500万台程度で拮抗すると予測。つまり、世界市場の動向として、日米欧でWiiが圧勝、PS3は2位ながら健闘、Xbox 360は米国専用に近い形になると予測している。米国大手であるActivision社も同様の予測を発表している(EAと違うのは北米での売上でXbox360がPS3を百万台程度上回るとしている点)。 【Wikipedia PS3より抜粋】
>Wiiは、世界累計販売台数2000万台を発売から約60週で達成した。家庭用ゲーム機の、日米欧での発売開始時期は、機種によりそれぞれ異なるため単純比較は出来ないが、これは歴代の家庭用ゲーム機の販売記録(ゲームボーイアドバンス(75週)、ニンテンドーDS(約80週)、PS2(約95週))を抜いて最速である。【Wikipedia Wiiより抜粋】
競合の「プレイステーション3」や「Xbox360」は伸び悩んでいますが、処理速度やハイビジョン映像出力をもつなど、性能的には「Wii」よりも良い。でも、結果的にはシェア争いに敗れたということになります。
●これはなぜでしょうか?
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それは、人々の期待が既に、性能を求めていないってことを掴んだ認識にあります。ゲーム機の進化に伴い、操作も複雑化しゲーム離れが深刻化していました。しかし、それは表層的なことで、根本には意識の変化が大きいのです。
70’貧困の克服を経て、人々の意識が「豊かさをもとめるモノ」から「仲間・家族内の充足や健康」に転換しました。これは個人⇒みんなへの意識転換ですから、個人や特定のゲーマーを焦点にしたゲーム機が衰退するのは当然の流れなのです。
そんななかで「Wii」や「ニンテンドーDS」は、簡単に世代を超えて楽しめるをコンセプトに売り出しました。テレビのCMでも性能ではなく、家族で楽しんでいる様子を全面に押し出しています。体を動かすことで健康に、脳を鍛えるなんてのも現在の意識潮流に乗ってますよね。これにより、購入対象外であった老人や女性を取り込むことに成功したわけです。
⇒現在、勝っている企業が出している製品も負けている企業が出している製品も、「性能」としては大差がないわけです。今回の例ではむしろ「性能」が劣っているわけですが、企業間の熾烈なシェア争いにおいては「人々のどんな欠乏に応えるか」によって圧倒的な大差がついてしまっている。
パイの奪い合いを展開する熾烈な企業間闘争においては、【どこまで深く人々の意識(欠乏)を捉えることができるのか】が勝敗を決する!!!!!!!   
のでしょうね。

 

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