2009年10月22日
「企業を共同体に変えるには?」⑤~対面会議の欠陥~
シリーズも第5弾になりました 😀
会社で、「会議」をする場面はありますよね。
でも、「会議」は何のためにあるのでしょうか
会議=会社の方針・答えを出す場所
社会人になる前は、こんなイメージがありました
でも、実はこの考え方に大きな欠陥があったんです
そこで今回は、対面会議が孕んでいる欠陥について、るいネットの投稿からご紹介します
続きもぜひ読んでください
ありがとうございます
「対面会議の欠陥」
対面(円形)会議の原型は、一日or半日後に迫った決戦を前にした臨戦会議だと考えられる。そこでは、成員の末端まで闘争課題が共認されており、その緊迫した空気の中では誰一人、ソッポを向いている者は居ないし、切迫した時間の中では、方針を決められないまま会議に(指揮官)がもたれかかりor(兵士が)ブラ下がっていることは許されない。
現在、これに近いのが、定型課題を処理する(報告し、決断し、指示する)臨戦会合=ミーティングである。注:現在は定型化された日常課題を処理する為に、定例化(定時化)されているケースが多いが、本来は臨戦会合も必要に応じて召集されるべきものである。
しかし、現在全ての企業は、序列社会から共認社会への大転換の渦中に存在しており、どの部門でも課題の未明度が数段階、高くなっている。従って、臨戦会合では答えを出すことのできない未明課題を扱う為の会議が、どんどん増えてきた。従って、現在の(臨戦会合を除く)会議は、未明度の高い課題を突破する為にあると云って良いだろう。
ところが、未明課題となると、何日までに答えを出せるという確信を持てないので、たいてい期限は在って無いようなものになり、臨戦性(切迫感や緊迫感)が大幅に後退してしまう。
もっと問題なのは、未明課題になればなるほど、成員の課題意識が低くなり、殆ど発言が出てこなくなるという事実である。これは、会議の生命とも大前提とも云うべき、末端までの課題共認が(極めて低いレベルでしか)成立していないということであり、会議としては致命的である。
課題共認(闘争共認)が充分に成立していない会議の場は、親和共認に支配される。闘争共認機能が形成された真猿以前の、原猿状態に後退すると云った方が良いかも知れない。
そして、親和空間では、仲間意識に基づく『排除のタブー』が強く働く。その結果、一人でも後ろ向きで重い成員が居ると、場全体が重くなり、場を活性化させることが困難になる。あるいは、最も課題意識の低い成員に合わせてゆくことになり、当初の課題(テーマ)がどんどん下方に劣化収束してゆく。こうなると、雑談と変わらなくなる。(注:但し、闘争共認は親和共認という土台の上に形成されるので、緊迫度の高い会議でも、時折、雑談的or親和的な間があった方が、全体として活性化する。)
もっとも、そんな状態にまで成るのは、無圧力に近い一部の共同体ぐらいのもので、一般には、会議に向けて全社からの強い課題圧力が働いており、雑談だけで終る訳にはいかない。ところが、未明課題なので、下はもちろん、指揮官さえも答えを出せないことが多い。
しかし、未明課題を突破するべく、会議という場だけは与えられている。こうなると、上も下も必然的に会議にもたれかかりorぶら下がってゆくことになる。
あるいは、そもそも課題圧力は加えられていても課題共認が充分成立していないので、答えを出せない指揮官が何を云っても、笛吹けど踊らずで、結局、ただの説教会議にズリ落ち、ひたすら退屈で重苦しい場に成り果ててしまう。(それに比べたら、まだしも雑談で盛り上がっている「会議?」の方が、マシである。)
まずは、対面会議の欠陥を認識することが大切
会議は、答えを出す場所として捉えるのでなく、答えを出すまでの過程
そしてその過程をみんなに開き出し、評価を受ける場を設け、みんなで答えを出す場が必要とされ、求められている場でもあります 😀
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました
- posted by tanitti at : 21:18 | コメント (6件) | トラックバック (0)
コメント
>「まず全社員の顔と人となりを覚えること。それから、社員をわけへだてなく好きになること」
こうやって誰かが自分のことを覚えてくれて、好きになってくれて、そしてみんなで充足を共有できる場があって・・活力上がらないわけないですよね!誰かが見てくれてるって、思ったよりも数倍テンション上がりますもんね~♪
リクルートの活力の源泉を垣間見た気がします。特に注目したいのは「女性の潜在能力」を引き出した先見の明であったのではないでしょうか。
20数年前政界をも巻き込み大疑獄事件となった「リクルート事件」のどん底から社員を救ったのは、その女性力であったのかも知れません。
>【充足が活力を生み、活力が成果を生む】
言い換えると、成果を上げる秘訣は、活力を上げる事であり、活力を上げる秘訣は、充足度を上げる事。
では、充足度を上げる秘訣は・・・?
それが、相手や仲間に対する【肯定視】。
この構造を実践している会社が伸びているんですね!
企業が勝ち残っていくためには?そして、社員が活力もってお仕事していくためには?への答えが2つの場作りだったんですね☆
社員全員が経営者で、社員全員が相手の充足を考えているなんて、素敵な企業ですね♪
最近普及しているネットを利用して、みんなのステキなところに気づいて評価をするのが得意な女性たちの発信から取り組んでいけそうですね★
「充足が活力を生み、活力が成果を生む」
分かっているんだけど、なかなかそこに認識を転換できない。
その最大の障害を作りだしているのは「自分自身の心の中」だと思います。自分が「イケテない」と発信するのは大変勇気のいることです。いいことも、悪いことも発信し合えるのはよっぽど信頼関係を築いていかないと無理そうですね。
無職の自分にとっては、相当のハンディを背負ってて、自分に自信を持てない者にとっては、これからの社会は生きるのに辛いとも思います
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