2010年01月16日
企業が取り組む社会事業シリーズ 9~半専任・半事業の原型=なんで屋~
先回の『企業が取り組む社会事業シリーズ8~半事業を実現するにはどうする?~』では【社会活動で収入が得られる半事業の仕組み】について考えたので、今回は「半専任・半事業の実践例」を紹介します。
『当シリーズ2~社会起業家の自己矛盾~』で見た事業は「収益事業であげた利益の一部を寄付するなどして社会貢献する」というビジネスモデルが主で、社会活動そのもので収入を得るという発想はありませんでした。
それに対して、類グループが展開している「るいネット」「なんでや露店」「なんでや劇場」などの“なんでや事業”では、社会活動そのもので以下のような収入を得ています。
↑ 類グループHPより「社会事業の紹介」
◇なんでや事業収入の項目
①るいネットの運営会員費
②実現論やグランドセオリーなど るいネットワーク出版物の代金
③ネットサロンの参加費
④なんでや劇場の参加費
⑤なんでや露店で追求~出た答えに対するお客さんの満足料
⑥なんでや露店のお客さんからの応援料・カンパ
⑦なんでや露店で販売したなんで屋カードの代金
⑧活力再生コンサルや研修などのコンサルフィー
◆収入源は「答形成の場代」+「答=認識への対価」
ポチッとしてから続きをどうぞ!
また収入の使途は『お代は答えの製作費に使ってます!』のとおり
なんで屋露店では、カンパや応援料として、お金をもらっています。
たまに、「そのお金は何に使うの?」と聞かれることがあって、今までは、「カードの製作費とかに使ってます。。」みたいなあまりイケてない返答をしていましたが、今日、ネットサロンでお手伝いさんたちと考えていて、すごい事実を見落としていたことに気付きました(@o@)
それは、『るいネットの投稿料!』
なんで屋の商品は、答え(カードの言葉も含めて)。
その答えの源泉は、るいネット。
みんなが評価した答に支払ったお金が、みんなの役に立つ答の製作費になるというのは、実はすごい仕組み!!
それは、新しいお金の使い方の実践例、活力再生事業or社会活動事業の雛型でもある。
◇なんでや事業収入の使途
①るいネット会議室の秀作・佳作寄稿者への懸賞金
②グランドセオリーなど出版物の製作費
③なんで屋カードの製作費など諸経費
◆収入は「答の製作~供給費用」に充てる
まとめると
☆「答形成の場代」+「答の対価」⇒「答の製作~供給費用」
★一中小企業でも、専任+半専任の仕組みなら経営できる
⇒国が支援すれば、もっと多くの企業が取り組むようになる
⇒税金で無駄飯食わせる官僚制度に代わって
『万人が半専任で担う半事業の社会活動』制度が実現する!!
- posted by hirano at : 0:00 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
>SK管理や品質管理、Staffの力量や成長期待を込めた課題の提示など、今まで当たり前にCAPが準備してくれていたものが、Staffに対する期待や想いがたくさん込められていたということに気付けた気がしました。
すごい気づきですね!私はまだ社会人1年目で上司に甘えてばかりなのですが、記事を読んだら改めてSK管理をしてくださっている上司へ感謝の気持ちでいっぱいになりました。
素敵な記事ありがとうございます!
これからも楽しみにしています♪♪
とっても興味深く読ませてもらいました♪
私はどっぷり医療系の仕事に浸かっているため、それ以外の職種のことはほとんど知りません。
なので、「設計って、どんな仕事をしているんだろう?どんな風に協働して進めていってるんだろう??」ってとてもワクワクしました。
そして読んでみると、「アレ?アレレ??」って。
職種や場は違えど、協働したりみんなの役に立つために必要なことって同じなんですね♪
たとえば、同化能力だとか、全体的な状況や各人の動き・期待を捉えて統合していくとか・・・
こうして、社会=みんなって繋がってるんだ♪
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