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2011年02月09日

【元気な会社】シリーズ 第9弾 『亀田総合病院』 ~もう1度入院したいと言われている病院~

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(画像は、「 仕事学のススメ 」さんよりお借りしました。)
皆さん、突然ですが、病院に一度はお世話になった方がいらっしゃると思います。
そんな方に質問です。
また、その病院に入院したいって思った事ありますか?
大半の方が、
入院中は退屈で早く退院したい 😥 !!
2度と怪我・病気をしないように心掛けよう!!と思われるのではないか
と思います。
しかし、今日ご紹介する【元気な会社】シリーズは、入院された方が「もう1度入院したい」と口々に言われる『病院』をご紹介してみたいと思います。

0.プロローグ
1.板室温泉大黒屋
2.あらき
3.辻谷工業
4.キシ・エンジニアリング
番外編・元気な会社は日々のやり取りも素敵☆+゜
5.未来工業株式会社
6.おざさ
7.伊那食品工業株式会社
8.ハッピーおがわ
9.医療法人鉄蕉会亀田総合病院(←本日はこちら)
10.沖縄教育出版
11.まとめ

今日ご紹介する「亀田総合病院( http://www.kameda.com/ )」が、亀田総合病院 口コミに見られるように、多くの患者さんからなんで、「もう1度入院したい」と思われるのか?皆さん気になりますよね 😀
この亀田総合病院にどんな秘訣があるのか・・・
すみませんが、続きの前に・・・
↓ ↓
いつもありがとうございます

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亀田総合病院を知るうえで、まずは簡単な概略を
【亀田総合病院】
①所在地
東京駅から外房線の特急に乗車し、鴨川駅まで約2時間。そこからタクシーで5、6分かかります。
画像の確認
②設立
江戸時代    亀田家6代目の亀田 自證氏が、南房総鴨川で診療所を開設
昭和23年1月 有限会社 亀田総合病院として開院
昭和29年9月 医療法人鉄蕉会亀田病院に改組 
昭和39年7月 医療法人鉄蕉会亀田総合病院に名称変更
昭和60年   国方許可を受け、日本第一号の民間救命救急センターを開設
平成17年4月 亀田総合病院新病棟(Kタワー)竣工
③医師数
医師   400名
看護師 850名
③外来数
1日2,500名~3,000名
年間手術は、8,000件を越える
と、とにかく規模が大きく、日本でも有数の病院です。
こんな巨大な病院ですが、その原点は、鴨川に根ざした地域医療に見る事ができます。
●救える命を私達の手で救いたい
鴨川市民の命を救いたい。
そう思わせたのは、近くの救急病院(当時は、公立病院しか担っていませんでした)まで3時間かかり、そこへ行く迄に亡くなる方が出ていたからです。
「私達が担う事が出来れば、救える命があった」
その思いを胸に亀田総合病院は、昭和60年に日本初の民間病院による救急病院の認可を受けます。
当然、救急医療を行う為には、多額の設備投資が必要になり、『利益』だけを考えていては、決して採算が合うものではありません。
では、なぜ、この決断に至ったのでしょうか?
それは、江戸時代から鴨川の地で地域医療を続けてきた亀田総合病院だからこそ、皆からの期待をしっかり受け止め、その期待に応えられたのではないかと思います。
参照投稿 「長寿企業の秘密は社会的役割意識」
●皆期待を受け止め続ける=進化し続ける病院
更に、常に変化し続ける皆期待を流さず、受け止めていく為に、医療の高度化も考えておられます。
亀田医院長は、
>「鴨川の片田舎に、人が集まる病院を作るにはどうしたらよいか?」
 一生懸命考えた結果が、今につながっているそうです。
 そして、
 「内部顧客(医師・看護師など病院スタッフ)の満足度をあげれば、外部顧客(患者)の満足度をあげ
 ることにつながる」
(引用: http://ameblo.jp/aranami-sr/entry-10774777576.html )
 
 『人材を育てる環境を作り、優秀な人材が集まる集団が出来れば、皆からも喜ばれる。』
そう確信し、多額の費用を教育設備に投資され、多くの若手研修生がやる気を持って活躍出来る場を提供しています。
また、若手の意見を医院長自ら聞き入れ採用したり、医師や役職にとらわれないチーム医療(患者に合わせ、最適なリーダーを配置し、医師がリーダーにならないチームもある等)の体制を作る等、これまでの病院の概念を覆す変革をし続けています。
だからこそ、医師不足を嘆く病院が多い中で、現在では採用率が4倍以上という人気ぶりです。
●病気以外は、普通の人
昭和23年の開院から、当初は、主な患者は長期療養患者(結核や伝染等)さん達でした。
この長期入院を余儀なくされた患者さんは、一般に隔離された状態で入院し続け、そのほとんどの方が、亡くなられる迄病院で過ごされる事になります。
そんな方々を見続ける中で、亀田家の方々は、「病人は、病気である以外は、一般の人と同じ生活をして然るべき」という見解に至ります。
一般に、病院では病気を早期に治す事だけにおもきを置かれますが、亀田総合病院では、病気を治す上で、患者さんの精神面も大事な要素として考えられていました。
その帰結が、平成17年に完成したホテルのようなサービスが充実している「Kタワー」なのです。
【Kタワー内のサービス&ショップ】
①具合の悪い方をエスコートスタッフがつきっきりで手をさしのべるサービス
②患者さんが、決めた方は、24時間面会可能(ペットも可)
③衣料品や雑貨店
④ミニ化粧品やヘアバンド等が入ったポーチをプレゼント
⑤ビューティサロン&リラクゼーションサロン
⑥電子パネルによる担当医師紹介&自身のカルテ内容の閲覧
⑦食事が選択出来る
⑧部屋でアルコールの飲酒が可能(※医師の承諾の下)
⑧飲食店、カフェ
等など、さながらホテルにいるような感覚です。
上記に挙げた中で、特に注目なのが②の面会だと思います。
お見舞いは、皆が見に来てくれて嬉しい気持ち半面、人によっては、風呂にも入れず、髪もとかせないような状態を家族以外の人には、見せたくない。という気持ちが出て来る人もいると思います。
しかし、このようなサービスを提供している事で、いつでも「会いたい」と思ってもらい、その面会によっておしゃべり充足を得てもらう事で、病院の理念である精神面での健康を維持してもらいたいとの思いが伝わってきます。
また、そこで働く看護師の方々は、『 職能意識 』を排除し、「AlWAYS Say YES」のモットーのもと、「相手が喜ぶ=期待する」事に注力されています。
以上の事を実現されてきたからこそ、亀田総合病院は、これまでの病院では考え難い、冒頭に挙げた皆から評価され、「もう1度入院したい」と言わしめられているのだと思います。
これは、
>「チーム医療が人と人とのつながりを基礎にしている以上、完全はありえません。スタッフからも、改善点を指摘する声が常に出てくる。常に成長しなくてはいけないと思いますし、その余地はあると思います」(引用: http://izai2.net/yakusyoku.html )
という、亀田総合病院の常に患者さんの為に、医師や看護師等そこで働く人たちの「やる気」を引き出していく事が、結果患者さんの期待に応える事に繋がっている。という思いが、現在の若者の「皆期待に応えたい」との思いと合致している現れなのではないかと思います。
それでは、次回元気な会社シリーズ 第10弾 「沖縄教育出版」を楽しみにしておいて下さいね

 

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