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2011年04月25日

新シリーズ「目配り⇒気配り⇒心配り」が仕事を変える~プロローグ編

東日本大震災の発生から早1ヶ月以上が経ちました。
震災直後は、海外から日本人が未曾有の大災害を受け入れ、被災者が力を合わせて復興に向けて力強く生きようとする姿に大きな感銘を受けたという報道をよく目にしました。
 
阪神大震災の際もそうでしたが、逆境に置かれるほど日本人は底力を発揮するように感じます。
>米国人には理解不能、大地震でも治安が揺るがない日本
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さて、最近では当ブログにおいても、日本的な「気配り」というキーワードに注目が集っており、仕事の場面をはじめ仲間とのすり合わせの重要性がどんどん高まって来ているようです。
 
ちょっと時代を遡って見れば、「気配り」という言葉は、20年位前のバブル期にNHKの鈴木健一氏の「気配りのすすめ」という本がヒットしています。
当時の人々の意識状況は、バブル期の私権闘争でガタガタになった人間関係を見直そうという契機であったと考えられます。
 
一方、現在これらの言葉が再度見直されているのは、’70年に貧困が消滅し、物的豊かさを手にいれると同時に、人々の心の深層に流れる本源回帰の潮流が徐々に顕現化し始め、皆が充足出来る新たな規範の構築に向っているとも考えられます。
 
また、この流れは、’00年私権原理の崩壊(=市場社会の崩壊)に伴い、来るべき共認原理の時代にふさわしい新たな言葉を作り出そうとするものでもあり、「目配り⇒気配り⇒心配り」といった日本的なものへの回帰は、新しい充足規範が言葉化されるまでの過渡期の状態を示しているのではないでしょうか。
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今回のシリーズでは、この「目配り⇒気配り⇒心配り」という日本人の心に深く根付く行動規範(=日本的な文化)に注目し、日本人の可能性を探りながら、崩壊の一途をたどる市場社会の突破口を見出して行きたいと思います。
 
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記事予定
 
1.古き良き日本人の行動規範
 a.茶道(型の文化とは?)
 b.江戸しぐさ
 c.和算(充足課題)
 d.三方良し(買い手良し、売り手良し、世間良し)
 e.日本と世界の礼儀作法や敬語
 
2.共認原理に基づく、仕事場面での新しい行動規範
 a.やる気の源泉は?(=主体性とは何なのか?)
 b.スケジュールの立て方とは?
 c.会議を活性化させるには?
 
3.震災で見せた見本人の可能性
 a.世界から見た日本人
 b.力の原理の限界と共認(充足)原理の可能性
 c.お人よし集団が市場原理を無効化する
 
以上です。お楽しみに 😀

 

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