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2011年08月22日

「目配り⇒気配り⇒心配り」が仕事を変える~共認域を広げることが企業を変える②

先回では、「どうすれば仕事がうまくいくの?どうすれば活力を持って仕事ができるの?」という若手がすぐに真似たくなるポイントを具体的事例を通して紹介しました。
今回は、「すぐにでも真似したい共同体企業の取組み~中堅社員編~(共認域を広げるポイント)」を先回に引き続き、「路上で世直し なんで屋【関西】」さんから紹介させて頂きます。
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中堅になって来ると、任される仕事が増え、後輩を引っ張っていく中堅社員になると、期待される役割と、求められる能力も一段上昇します。
 
企業で中堅になれば、後輩(部下)と先輩(上司)を繋ぐ役割が期待されてきます。また、社外との調整など、対外的な接触をして社内と社外を繋ぐ機会も増えてきます。
 
いわば、共認域をどんどん広げていく役割を期待されているといえます。
 
 
■事例1 何かを実現するためには、まず相手にとことん同化する。
 
ある設計事務所とゼネコンとで、建物の改修を手がけることになりました。
今回改修を行なうゼネコンは、元々の施工を手がけた会社と違うのですが、そこで前回施工した時のミスが発覚!
 
発覚した以上、直したいのがゼネコン。しかし、それをするなら、結構な金額がかかる。今まで大丈夫だったということもある。直す必要はあるのか?
 
ということで打ち合わせの場がもたれたそうです。
しかし、このような議論は、ともすれば平行線のまま、お互いに歩み寄ることができないことも多々あるそう。
  
そのとき、担当者の頭には、次の言葉が浮かんでいたそうです。
充足を生み出すには、相手に同化する必要があります。いかなる問題であれ、その状況や相手に徹底的に同化することなしには、思考は一歩も前に進みません。
最後に、同化することによって初めて状況が掴め、事実を追求すること(原因を追求すること)が可能になります。

 
まずは、相手に同化。こちらが同化すれば、相手も同化してくれます。
なので、はじめから雰囲気よく、打ち合わせは進みます。
そして、次の段階は、事実追求。
どちらか一方の意見が答えになりえないことは、お互いにわかっています。
その上で、どうすれば、施主はもちろん学生も、設計も施工も、みんなが充足できるのか?を追求することができたそうです。
 
その結果、万が一、元施工のミスが原因で問題が起こっても被害がなく、かつ大学の景観としても更に良くなる、全く新しい案がひらめいたそうです!
それで、みんなが充足イメージを持て、活力の湧く打ち合わせになったとのこと
 
【ポイント1】まずは充足、次に同化、その上で事実の追求
 
 
■事例2 相手の潜在的な欲求を掴む
 
とある消防署の、建築主である行政関係者への設計提案で得られた気付きです。
 
これまで、資料作成というと、こちらの意図(提案内容)を説明しやすい資料を作成する、ということを念頭に置いていました。
 
先方が抱えている課題(=潜在的な欲求)、つまり、提案した資料を使って、今度はその担当者が消防活動についてあまり知らない行政関係者へ説明をしたり、実際に建築物を利用する消防隊員の要望を引き出す役割を担っていることまでは意識は回っていませんでした。
 
資料って、こちらが説明した時にその役目が終わるわけではなくて、その後に何度も利用されるものなんですね。
 
僕らも日常、例えば建築機器メーカーのカタログを参考にする時は、単純に理解するだけではなく、そのカタログを使って、今度は自分が上司へ説明をしたりしています。
 
わかりやすい資料とは、関係する人全員に伝わる必要があるという気付きでした。
 
この時、頭に思い浮かんだのが、「相手にとことん同化する」とは「相手の背後にいる全ての人に同化するということ」という言葉。
 
この大切さを身をもって感じることができました。こんな風に考えると資料作りってわくわくしてきますよね。
【ポイント2】「相手にとことん同化する」とは、「相手の背後にいる全ての人々に同化する」
 
 
■まとめ
中堅社員の役割とは、立場・経験・思考方法が異なる相手と打合せしたり、相手に伝わる資料作りをしたりして、共認域を広げていくことだと言えます。これを果たす上で基盤となる能力とは、より広い対象により深く同化する能力です。
 
では、とことん同化していくための、原動力とは何なのでしょうか?
参考になる『るいネット』の投稿をリンクしておきますので、ぜひ読んでみてください。
☆『主体性も相手発』・・・言われたことだけやる=言われたこともできないという構造
☆闘争能力とは、誰よりも先に“出来ていない(負けている)ところを察知する能力
同化能力を強く発揮していくには、自ら相手の期待を掴みにいくこと、出来ていないところを素早く受け入れる「無能の自覚」が不可欠であるということですね。これは、中堅社員にとって必要であるばかりでなく、強い企業を作っていくためにも重要な視点ですよね
 
いかがでしたか?
日常場面での中心となる仕事場。ますます厳しくなる市況の中で勝って行くポイントは、企業を共同体に変えてゆく事でしかなく、いかに皆の共認域を広がられるかが重要です。
すぐにでも、実践してみませんか~?

 

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