2011年12月01日
大転換の時を地に足をつけて生き抜く!~株式会社 丸二
今日は、吉祥寺の建設会社、『株式会社 丸二』をご紹介します。
( 会社HPはコチラです ⇒ 『株式会社 丸二』 )
社員さんたちがとっても仲良くイキイキ元気に働かれているんです
また、社長さんはとっても社員さんたちの活力・充足を考えてくださっていて
(右の写真は、社長の渡辺偕規さんです。写真はコチラよりお借りしました。)
会社中の空気があったかく って、社員さんたちは会社が大好きで、
そしてお客さん想い☆*:・°
今日は、そんな丸二の元気の秘密をご紹介します
◆企業理念は、「ありがとうございます。」
丸二さんについて知れば知るほど、その中身が「ありがとう」で溢れていることに驚かされます。なんとその企業理念も「ありがとうございます」なのです。
特別な格好良さを狙った社是や社訓ではなく、シンプルに「ありがとうございます」を掲げられているその中身は、まずは、お客様に対する感謝です。星の数ほどある建設会社の中から、丸二をお選びいただいたという奇跡的な出会い・・・ここに感謝されています。
次に社員さんに対する感謝☆です。「ありがとうございます」の思いを共有できる社員さんがいて、初めて誠心誠意の仕事は遂行できるのです。
その次は、「すべて」に対してです。それは、ご近隣や協力業者様や関係者はもちろん、地球や大自然を含めた「すべて」に対する感謝を大切にされています。つまり、私たち一人ひとりは、自分たちだけの力で生きているのではなく、すべての存在のおかげで、生かされています。この、「生かされていること」に感謝するという捉え方が、丸二の「ありがとうございます」の核、ベースとなっているそうです。この核があって、お客様や社員さんへの「ありがとうございます」は、より具体的な形になるのです。
そして最後に、自分自身の「こころ(=良心)」に感謝です。今、このように生かされているのも、自分自身の「こころ」の支えがあってのこと。
この様な想いから、「ありがとう」を掲げ、みなさんで共有されています。
( 参考:リンク )
また、お客様から届くアンケート葉書: 『ありがとうヴォイス』では、お客さんの声が直接社長や社員にまで届きます♪
“お客様が私たちに望んでいること、伝えたいことの本質は何かをしっかり捉え、その上で誠意を持って最善の対策を行なおう”という気持ちから、お客様からの声を何よりも大切にされているんです
それって、お客さんの喜ぶ顔がなによりもの活力源だからこそ、ですね
(参考:リンク より )
そして、現場シートにも「ありがとう」の文字が
“お客様に「ありがとうございます」の思いを持って、最高の仕事をして、最高に喜ばれること・・・これが丸二”という想いから、こういうロゴを掲げられています
( 参考:リンクより )
さらに、総務部の方の発案で「ありがとうせんべい」も作られたんですよ しかも営業さんからではなく総務の社員さんからの部署を越えた提案ということが、横の繋がりの深さと主体性を感じますね そして、ありがとうせんべいは、なんと発案から実現まで1ヶ月で出来たそうです はやいですね
お客さんに喜んでもらいたいという想いから、みんなで楽しくワクワクと取り組まれている様子が目に浮かびます♪
( 参考:リンクより )
◆充足のミーティングがたくさん☆+゚
丸二では、いろんな形式のミーティングがあるんです♪
そして、そのひとつひとつに意味があります
◇39(サンキュー)ミーティング
39:サンキューは、ありがとうのサンキューから来ています
年4回、39分間社長と1対1で対話をするものです (39分を越えることも多いそうですが(笑))
時にはランチを食べながら、また、時には現場まで渡辺社長が出向かれます。
その中から、様々な提案が生まれたり、不満が解消したり、思いを共有できたりと、確かな成果があがってきているそうです こうやって、一人一人と向き合っての積み重ねが、想いを一つにし、集団を強くするのだと思います
(参考:リンク、リンク、リンク )
◇縁会(えんかい)
宴会ではなく、「縁会」です
毎月第一火曜日に行われている全員会議をそう呼ばれています♪
会議室で環(円)となり縁を結ぶ形から、「縁会」と名付けてあるんです。その会の中で毎月、お客様から高い評価をいただいた(=大変喜ばれた)社員さんへの表彰や誕生月の方へのプレゼント贈呈等も行われているそうです♪すごくあったかい、家族みたいな会社ですね☆そうやって、お客さまのことを想う中で、全員でより想いを一つにする場として機能しています。
(参考:リンク、リンク)
◇ありがとうグループミーティング(AGM)
5~6名で、夜、食事をしながら楽しく情報交換や意見交換をする場です。
1対1でもなく、全員でもなく、このくらいの人数って、一番話しやすい空気ですよね
毎回、多くの貴重な意見や質問、考え方の刷り合わせ、社内の面白い裏話(?)も続出するそうで、楽しい時間のようです こういう空気が、また仕事場面にも拡がり、何でも言い合える仲になれそうです
(参考:リンク、リンク )
◇Mラウンジ
これは、若手社員との交流を深める会として行われているもので、入社4年目以降から30代半ばくらいまで・・・つまり「新人とベテランの間」の社員さんのための新しいコミュニケーションの場です☆
入社4年目から30代半ばって、仕事にも慣れてきて、いろんなことをやりたくってたまらなかったり、また「役割と能力・経験とのギャップ感」に悩んだりもする時期 そんなときに、みんなと想いを共有して、実現していけたらいいですよね (参考:リンク )
また、それ以外にでも、「人づくりのための勉強会」も毎月行われています。
『モノゴトの道理を理解していない人間ばかりになると、今のような世の中になってしまうという意味において、私たちは良い見本の中で生かされているのかもしれません。だから、毎日が勉強です。道理や原理原則を学べば学ぶほど、「分かっていたようで、分かっていない自分自身」に気づきます。いかに勝手な解釈をしていたか、いかに自分に都合の良い生き方をしていたかと。』社長の渡辺さんは言われています ( 参考:リンク )
(右の写真はリンクより。「技術研究会ミーティング」風景 )
また、女子たちでのレディース会もあるそうです (参考:リンク )
女の子たちでのすり合わせ 大切ですね
◆社員さんが元気でイキイキ☆~全社員ブログ♪
丸二では、全社員ブログを行われているのですが、その社員さんたちがイキイキと楽しく働かれているのが眼に浮かぶようです。(お茶目で可愛いおじ様もいらっしゃいます )
それもこれも、「ありがとうございます」の心が前述したいろいろなミーティングや日々のやりとりを通じて、社員全体に浸透しているからでしょうね
( 参考:全社員ブログ )
◆自然への想い~加子母(かしも)の森
丸二さんは、この素晴らしい日本という国の中で、生かされているという喜びと感謝を日々感じながら、日本が再生するためにできることを始めようとされています。
その一つが加子母の森です
(岐阜県中津川市にあります)
「農商工連携事業」で、「複層林を育てる産地直送『総ひのき木造住宅』開発」を提案し国から認定を受けられているのです
(※岐阜県中津川市加子母の森林のヒノキは、伊勢神宮の御用材として有名です )
>東京武蔵野地域の方々と一緒に加子母に行き、森林体験を行いながら、森を守ることの意味を学習し、実際に目にして触った「ひのき」で、自分たちの家を建てたり、リフォームをしたりしようと「加子母森林ツアー」を開催しています。環境保護に貢献しながら、健康で自然な住環境を安価で取得することが可能になってきたのです。
>この過程で、加子母が私たちにとっての里山となることも夢見ています。木を植え、小さな畑で、自分たちや仲間たちが食べていけるくらいの収穫からまず始めようと。素晴らしい日本をより素晴らしくするために、 「森を守ること」「食糧自給率を上げること」「子どもが心身ともに健康に育つこと」に、丸二も事業として挑戦していこうと思います。地球のために、森のために、家族のために…。
(参考:リンクより。写真はコチラから。)
このような心底からの自然への感謝の心・周りへの感謝の心が育まれれば、今、現代で社会問題とされているあらゆる事象も解決していきそうですね
◆地に足をつけた経営と次代を見据えた認識
「ありがとう」というシンプルな企業理念、充足を生み出すミーティングやブログなどの仕掛け、建築という仕事への深い愛情から産まれた加子母の森プロジェクトなど、丸ニの魅力を取り上げてきましたが、これらの取り組みには、社長である渡辺氏の「地に足をつけた経営」と「次代を見据えた深い認識」が欠かせません。
丸ニの渡辺社長のブログをみると、 人々が日々感じる潜在的な可能性を、深い分析力と認識力で言葉化してくれています。
当初はブログのあり方自身に戸惑われたこともあったそうですが、最近では自身や社員、会社とお客さんなどの現実場面の関係と、社会や日本・世界の状況を、ブログを綴ることで、物事を客観的に整理し、頭の中の事実や認識を構造化することによって、日々の行動と将来の会社や社会のあり方を繋げる取り組みをしているように思います。
だからこそブログの記事のひとつひとつに説得力があるとともに、現実を生きる当事者として、一本スジの通った認識が見られるのだと思います。
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『本当のこと』( 社長ブログ より抜粋)
ギリシャ発の金融危機が、これから一体どのような形で世界へ影響を及ぼして行くのか・・・日本を含めて、地球規模の大きな問題に発展して行くように感じます。
・・・途中中略・・・。
そしてTPP問題です。TPPは、(実質的に)米国と日本の2国間だけの事柄であり、沈没寸前の米国が、強く日本に迫っている性質のものです。
これから確かに変革の嵐が吹き始めるでしょう。
それは間違いなく、今を地道に一生懸命に生きている人々、会社、地域にとっては追い風と成ります。今まで、何か(大きな力)に依存して、すがっていた人々、会社、地域にとっては、ニッチもサッチも行かない事態(壁)に直面するでしょう。なぜなら、あらたな道が見つからないからです。とすると・・・今、行くべき道がある、あるいはすでに歩き始めている人々、会社、地域は(仮に今が厳しくても)すでに勝ち組なのかもしれません。
もう天と地がひっくり返るほどの、価値観の変化が起こるはずです。これから日本ももっと良い国に成ると信じ、その中で、自分自身の歩く道を見つけて行けば良いと思います。「いま」「ここ」で、懸命に生きて行くことです。すでにそういう生き方をしていた人々にとっては、とても素晴らしい時が来たのではないかと思います。
これからは、人それぞれによって、(全く同じ環境でも)世界が違って見えるようです。私たちも、表側の面だけでなく、見えない側(実体)も「見る」意識を持って、この世界の全体像を把握し、理解し、そして誰が何と言おうとも、幸福に生きていく決心をするべきでしょう。何かとてもワクワクしませんか。
(写真はコチラより)
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丸二という会社がこれだけ魅力的に成長を続けている姿は、まるで一本の樹木のようです
丸ニは地に足をつけた経営で、社長の認識や信念を幹として、建築という仕事を通じて社員の充足や努力の積み重ねを枝葉にすることで、多くの果実=成果を上げているのです。
丸ニという企業が、時代の危機を的確に捉え、充足思考・実現思考で日々の仕事に取組む直向きな姿は、社員のみならず多くの経営者や企業に可能性を与えてくれます。
- posted by kubota.a at : 13:00 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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