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2012年10月25日

新シリーズ『共同体経営とは?』~プロローグ~

『企業の進むべき道』シリーズ~総集編1~
『企業の進むべき道』シリーズ~総集編2~
 
を通じて、次代の可能性として
企業の共同体化に取り組み、来るべき共同体社会の先導者として立ち上がり、新しい社会システムを構築する」という方向性が提起されました。
 
そこで、実際に「自分たちで自分たちの生きる場を創る」事の実践場面をより具体的に詰めていく為に、新シリーズでは『共同体企業とは何か?』をテーマにした分析に取り組みたいと思います。
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まず皆さんは、「共同体」という言葉から何をイメージしますか?
英語のCommunityからは、地域共同体がすぐに連想されるでしょう。しかし、英語圏の代表格であるアメリカには人工的なCommunityしか存在しません。侵略戦争の果てに作られたアメリカという国家は、極めて人工的に形作られており、家族幻想と映画と選挙と宗教といったイベントを回すことで、観念的に統合しており、それ故バラバラな個人がそれぞれに神と契約を結ぶ、という形で「個人主義」が浸透したとも言えます。共同体とは最も遠い位置に存在すると言えるでしょう。
(参考:人工国家であるが故の宿命としての「戦争」
 
 
日本の場合は、縄文時代からの流れを組む村落共同体の風土が、今でもかろうじて残されています。しかし、これらは現代社会においては具体的な場や人々をイメージする事は困難かもしれません。近代化と同時に、ほぼそれらの共同体は解体され尽くしてしまいました。特に都市部では、地域の境界線こそあれど、その中身は核家族が個別に存在しているだけであり、共同体としての空気を感じる事はほぼありません。
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また、ドイツ語ではゲマインシャフト(Gemeinschaft)という概念があります。これは、地縁、血縁、友情などにより自然発生した有機的な社会集団のことを示しますが、これも近代以降、社会構造の転換に伴い、その対義語としてのゲゼルシャフトという概念が登場しています。これは、近代国家や会社、大都市のように利害関係に基づいて人為的に作られた社会(利益社会)を指し、近代社会の特徴を示す概念。つまり、ドイツでもやはり共同体は解体された事を意味しています。
 
あるいは、政治思想的に捉えると「社会主義」や「共産主義」といった思想体系をイメージされる方も居るかもしれません。しかし、既にソ連の崩壊、そして実態としては資本主義を導入している中国を見ても明らかなように、その様な全体主義的な思想は全く実現基盤を持たない、単なる架空観念に過ぎないことが明らかとなっています。架空観念と言えば、民主主義も全く同様です。自由、人権、民主といったこれらの概念も同様に、何の実現基盤もありません。ですから、近代思想全体が、まったくもって何も実現していないのですから、これもまた「共同体」とは全く関係のない概念と言ってしまっても良いでしょう。
 
では、そもそもこれから追求する「共同体」とはいったいどのような集団を指すのか?まずは、このような根本的な概念の整理から、入って行きたいと思います。
 
《テーマ案》
・生物進化の歴史:遺伝子の共同体
・生物の適応様式:群れのもつ意味を探る(群の中で発現する遺伝子)
・歴史上、人類の統合様式は2つしかない(共認原理と序列原理)
・村落共同体とは?(規範、自治、婚姻etc.)
・何故、共同体が破壊されてきたのか?
・日本的経営とは何か?
・市場社会の常識を打ち破った「共同体企業」の創出
・経営者であり労働者である仕組み=自主管理体制とは?
・合議制システム 共同体の根本規範とは?
・民主主義の欺瞞性
・社内ネットの持つ可能性
・生産点、経理システム、情報共有
・共認形成力とは?
・生産様式ではなく統合様式が要
・共認原理の組織統合、社会統合

 
上記のように、生物史にまで遡って徹底的に「共同体」を明らかにして行きたいと思います。
 
実は、当ブログの運営主体でもある類グループは、共同体企業を立ち上げて今年で40年となりました。会社HPの「企業哲学」の冒頭では、次のように書かれています。
 

「類グループは、40 年前(’72 年)、学生時代の6人の仲間によって作られた。設立当時、平均年齢24 歳。「皆の生きる場を、皆の手で築いていきたい」という思いが、市場社会の常識を破った共同体=類を生み出し、その後も、群を抜く生産性の高さを実現してきた。
当初、設計集団として出発した共同体・類は、これまでに教育、農園、地所等、さまざまな業種の新事業を成功させ、今年からは共同体企業のネットワークを構築してゆく新しい社会事業を世に問うところまできた。
それらが実現できたのは、社員みんなの活力を引き出す共同体という場の仕組みにある。しかし、その様な共同体を作り出したことも含めて、実現の本当の源泉は、類グループの時代認識の確かさに(その中身そのものに)ある。」
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とあるように、共同体企業とは、単なる理念を超えて、時代認識を問う中で生まれた企業集団でもあります。ちょうど40周年という事もあり、9月には40周年記念イベントが開催され、創業メンバー達から設立当時の時代背景や当時の思い等も聞くことができました。それらも含めて、本シリーズの中で紹介して行きます。
 
なお、本ブログにおいて過去に様々な企業の紹介を行って来ましたが、それらはどこも「共同体“的”企業」と表現されるものです。つまり、共同体的な取り組みが一部見られるが、あくまでも部分的な施行であって、完全な共同体とまでは行かないものが殆どです。
 
この辺りも、非常に興味があります。共同体的な取組は行なっているものの、共同体とは言い切れない部分がある。その中身は一体何なのか?恐らく、この辺りを鮮明にすることで、企業の体制改革やそれに纏わる業態革命の実現可能性も、大きく切り拓かれるのではないかと考えています。
 
お楽しみに♪

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