2012年11月06日
第1期 新概念勉強会 成果発表会 開催報告♪
今年の4月からスタートした、新概念勉強会 (初回の様子はこちら)
新しい概念装置を学び、自ら答えを出せるようになることを目的に、この大転換期が何を意味しているのか、現在すでに形成されつつある人類の新たな活力源と、それが生み出す新しい社会の姿を、新概念を使いながら学んできました 😀
そして、学んだ認識を実際の企業経営に繋げ、この勉強会で何を掴み取り、今後、何に取り組んでいくのか、そして、これから社員に期待したいことを成果として発表しました
発表は、今回、新概念の勉強に取り組んだ、類グループ、三和建設、昭和洋樽製作所、丸二の4社です。まずは、 各社の発表内容 を紹介します。
類グループ 岩井東京設計室長:「類グループ設立40周年を迎えて」
類グループが追求してきた時代認識と企業哲学、そして、社会事業への挑戦、さらには、大転換の時代、今、何をなすべきか?についてお話いただきました。これまで、自分たちの生きる場を自分たちで築いてきた類グループが、共同体社会の実現に向けて「皆の生きる場を、皆の手で築いてゆく」ことの大きな可能性と実現の意思を、その場にいた誰もが深く感じとっていました。
岩井東京設計室長の詳しい発表はこちら
strong>三和建設 森本支店長:「根本的な活力は期応充足からしか生まれない」
今後、活力の高い組織が進化し発展し生き残り続ける。しかし、上から下へ圧力形成してゆくスタイルには限界がある。否定発ではなく、可能性発こそがそれを実現していくこと、根本的な活力は期待とそれに応じる充足(期応充足)からしか生まれないし持続しないこと、そしてそれらは、共認で形成されてゆかなければならないことをこれまでの生々しい実体験を交えながらお話いただきました。
みんなの共認を三和建設東京支店の「背骨」にしたいし「羅針盤」にしてゆきたい。可能性に向かって自発的な投稿をはじめようという期待の言葉は、皆の充足と活力を生み出しました。
森本常務の詳しい発表はこちら
昭和洋樽製作所 菅課長:「期待を軸とした組織改革への取り組み」
これからは相手の期待に応えるために尽力し、社員のモチベーションをあげさせた会社が求められる。しかし、批判と要求だけでは会社は変わらない。会社の存続ためには、まず相手の期待に応えること、その先に売り上げ達成を実現していける時代なのだと力強く語っていただきました。今後、社員の活力を引き上げていくためにも、経営者同士で会社の方向性や課題についての会議の実施していくことが方針として打出されました。
発表後には、現社長から、これまで作ってくることができなかった新体制をぜひ東京で実現してほしいという大きな期待も投げかけられ、これからの昭和洋樽製作所に大きな期待を感じられました。
丸二 渡辺社長:「共認の時代における、丸二の5つの処方箋」
新概念を学び、これまで感じてきた次代のあり様が「共認の時代」なのだと確信できたこと。そして、「共認の時代」における社員活力の源は、充足力と認識力。社内ネットはこれまで夢見てきた「ありがとう経営」実現にむけた最強の切り札であること。みんなの「全て」を社内板に入れて、勝利を生み出していくことを期待を込めて伝えていただきました。
渡辺社長の詳しい発表はこちら
素晴らしい発表を受けて、各社から参加したメンバーからも本当に充足に溢れ、可能性を感じていただけたことが伝わってきました。その一部をご紹介します
発表者の感想
丸二・渡辺社長
類さま、皆様の志の高さに感動し、力をいただきました。丸二の新しい門出となりました。社員からのメッセージがとてもうれしかったです。期待に応えられる社長になります。今日は本当にありがとうございました。
三和建設・森本常務
6名の社員が参加してくれて想いを共有できたことにより、なんとなく閉塞感で満たされていた職場の雰囲気に活力が芽生えはじめました。
また新概念は特に若手の活力を引き出します。発表会に参加した20代の社員も新概念に触れ深い気付きと共感を口にしております。既に新概念を身に着けている若手と、新概念に気付かず、若しくは気付かぬふりをしてしまう世代との橋渡しができれば、若手はさらに活力を発揮することができ、社会を変えてゆけると感じます。
昭和洋樽製作所・菅課長
丸二さん、三和建設さんと似た問題をかかえる会社として参加して本当に良かったと思っております。有難うございます。今後共宜しくお願い致します。
発表者への想い
●発表者みなさんとも本当に気持ちのこもった熱いお話でした。
みなさんに共通していた事として自社の方達へ新概念を使って想いを伝えようとしていた姿の気迫のすごみでした。各々の組織の統合役として頭を抱える経験から新理論の修得に至るまでの道のりを貫いたものは、社員との充足が欲しい、もっと充足したいという率直な想いなのだと気付きました。このような企業がどれだけ増やせるかと楽しみになる発表会でした。
●全体を通して“すごい”の一言でした。
ポイントとしては、「違和感を流さない」「自ら動いてみること」「失敗しても諦めない」「周りに期待しつづけること」「少しでも応えてくれた、よくなったことに対して感謝すること」「そしてさらにもっと良くしていきたいという想いを持ちつづけること」などなど色々ありますが、全ての根底には“みんなの活力を上げたい、そしてもっと一緒に充足したい”という熱い想いがあるのだなと感じました。
●三和建設の森本常務の発表、感動で涙が出そうになった。
これまで様々なことを試してきたことが証明していたように、本当に組織のことを考え、組織のために行動してきたのだなと。苦労してきたからこその言葉の重みがあった。
●各社それぞれ苦労を重ねながら勉強会での成果を実践に生かして前進していることに改めて感動した。
経営者の方達が一番高い外圧を感じてその中でどう闘い生き残っていくのかを悩み苦しみながらも可能性を見つけて突破してきて下さっているのを感じて、それがどの企業の方も同じ想いで、ただただ有り難い想いでいっぱいになりました。
また各社の経営者が自社社員たちに向けて発信していることに各社の社員の方たちが応えようとしている様子は心強く思えました。
各社の社員さんの感想
◎三和建設
●社内ネットへの期待=部署の垣根をとっぱらい会社が一つのチームになることへの期待で、我々がその期待に応えていくことが本当の共認し合えるチームになるプロセスであり、仕事における達成と喜びにつながっていくと感じました。これからも少しずつですが、社内ネットを活性化していきたいです!
●なぜ自分が営業をつづけているかの理由を改めて認識させられました。お客様から「ありがとう」という言葉を言われる事、自分を通して会社が認められる事、期待に応えられる事が大事だと感じています。自分ひとりでは成果を出すことができず、チームで全社で一丸となって進まないといけないと感じました。同志を見つける事、同志と共に進んでいく事、同志を作り上げる事も大事=共認組織を作っていく事。
◎丸二
●社内活力の低迷に対しての経営者の危機感の大きさ。社内板に対する処方箋としての期待の大きさを改めて認識。気付かされました。この場、時間を共有する社員に対しての経営者の期待もひしと感じた会でした。共同体経営理論に初めて触れさせていただき、やらされ感の克服は、社員全員相撲をすることだなと改めて気付かされました。
●渡辺社長の発表を聞き、社長自身の中での社内板導入に至る経過、考え方の変化、期待を改めて再認識、実感をすることが出来、大変すばらしい機会となりました。他企業の方々の真剣な姿勢がひしひしと伝わって、認識力を高める事を怠ると共認できず、最終的には社会の中で孤立する事になりかねないと現実を再認識いたしました。
◎昭和洋樽製作所
●社風に対する課題や改善を明確に聞くことができ、今後の働き方の参考になった。
時代の転換期に参加された各社が活力を重要視されており、自分が日頃から感じていた事とそれが一致し、より明確になり良かった。
また、新概念の可能性を参加者のみなさんに感じ取っていただけました
●潜在思念で捉えた可能性が認識と出会うことで顕在化し、確信をもって少しずつでも前進していこうとされているのが改めて時代認識のすごさを感じさせられました。それと同時に社会的な潜在需要として、新概念のニーズは大量に(企業の数だけ)あると確信しました。
●新概念は、教訓ではなく、あくまでも思考を整理し答えを出す為の道具なんだということが、今回それぞれに力強く次の方向性を語って下さった3名の方の話しを聞いて改めて思いました。有り難くて涙が出そうでした。
さらに、皆で作る社会の可能性も感じさせる場となりました
●「皆の生きる場を皆で築いてゆく」という言葉は、今日の場がその可能性を示す場であり、新しい時代、それが実現できる時代になっていることを改めて実感しました。経営者の直面している外圧や想いが社員に伝わり、他社の発表が刺激や学びになり、各社とも活力の上がる場になったと想います。そして会社(一つの集団)の枠を超えて、企業間ネットワークのおおきなうねりとなりそうな予感がしました。共認の時代、全員で闘う時代がまさに来たのだと思う。今日来ていただいた3社さんを中心に皆でこれからの時代を築いていきたいと思いました。
●新概念勉強会で一緒に勉強を重ねてきた中で、企業間で仲間意識が芽生えたと想います。そして今後も自社のことだけでなく社会に役立つ企業、一緒に社会のことを考えていこうという繋がりが形成できたと実感しました。
●「自分たちの生きる場を自分たちの手で築いていく」このフレーズは、今回参加した皆へ深く届いたと思った。改めてある企業が1社で勝っていくことは現実的にありえず、時代の意識潮流に沿った新しい社会を実現していく必要があり、その基盤は既にあるんだと確信した!「共認充足需要」に応える人材、企業、社会を共に追究し、学び合うことこそが「皆の生きる場を皆の手で築いてゆく」ことになる。
●特に気付きとなったのは、企業が単独で生き残る事には意味がないという言葉でした。共認原理の社会へ転換している事や、最近の共認充足需要、業態革命等の認識群が全てつながる感覚があった。新たな社会を見据え、企業の単なる取引に留めずに期待応合関係を構築する実現態は、まさに毎週木曜に開かれていた新概念勉強会そのものだと思った。
今回の新概念勉強会と成果発表会を通じて、多くの新しい可能性を見出すことができました
最後にその可能性をまとめておきたいと思います
1.場の可能性
経営者の真摯な想いとまっすぐな期待のこもった発表、各社社員からの感謝・応合・充足発信が素晴らしく、大きな共認充足に包まれた場となり、皆の活力が上昇しました。
経営者からの発信には、社員の皆とこの時代の転換を共有し、共に答えを出す、共に生きる場をつくってゆく仲間になってほしいという期待があふれ、各社社員は自社経営者の期待をしっかり受け止めると同時に、他社から学ぶ意欲も強く感じられました。「認識」と「充足」がセットになった最強の場だったと思います。
こうした場は、自社内で経営者の話を聞くのとも違い、一般的な講演会で他社経営者の話を聞くのとも全く違う、「新しい場」としての収束力がありました。これは大きな発見です。世の経営者、社員もこうした場を求めているのではないでしょうか。
さらに会を終えて、感想や気づきが各社社内ネットで発信され、それらがるいネット経営板にも発信され、「認識」と「充足」が伝播していますが、これも新しい共認形成のあり方だと感じます。
※新概念勉強会の成果発表会を終えて リンク
※「期応の相互バランス」の大切さ リンク
※「新概念勉強会」の成果発表で、活力をいただきました。~自分達もやっていける! リンク
2.企業ネットワークの可能性
企業の枠を超えて大きな共認充足を生み出せたことに、真に新しい可能性を感じました。
これは取引・交換関係を超えた、共認充足=期応充足関係を主軸とする新しい企業間のつながり=ネットワークのあり方そのものです。共同体企業ネットワーク⇒共同体社会の原型と言えるだろうと思います。
これをきっかけに、共に学び合う関係、共に切磋琢磨しあう関係、共に新しい認識を追求する仲間として、今後とも上昇していきたいと思いますし、こうした企業ネットワークをどんどん広げ、社会の期待に応えていきたいと思います。
※新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク リンク
※共同体企業のネットワークをどう構築してゆくか リンク
3.認識収束の可能性
参加者からいただいた感想には、共認の時代、期応充足など、次代認識を現す概念へのプラス意見が多く、また「自らの生きる場を、自らの手で築いてゆく」共同体経営への気づき、欠乏も感じられました。
共認収束⇒課題収束⇒能力欠乏⇒認識収束、あるいは、共同体志向⇒自給・自習志向⇒類的能力(充足力と認識力)⇒認識収束の意識潮流を予感します。
経営者の勉強会に続いて、社員向けの勉強、研修などの期待もあるかもしれません。
※新概念成果発表会に参加して リンク
この「新概念勉強会」のコンセプトは、「我々自身の企業が勝っていくための勉強会」「大転換期⇒いかなる状況におかれても答えを出せる能力⇒新しい概念装置を学び、自ら答えを出せるようになる」「この大転換期が何を意味しているのか、現在すでに形成されつつある人類の新たな活力源と、それが生み出す新しい社会の姿を読み解く」というものでした。
成果発表会を終えて、テキストで学んだ「新しい意識潮流」を我々自身が体現しつつある、「新しい時代」を切り開きつつあることを実感しています。
各企業共、「今回が入口である」という認識に立ち、これから一層深く関係を構築し、勝てる組織を実現してゆこう、という気迫に溢れていました
新概念勉強会と成果発表会を通じて生まれた企業同士の強いつながりは、今後どの様な進化を遂げていくのか、本当に楽しみですね
- posted by misima at : 0:21 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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