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2013年04月18日

『共同体経営とは?』16. 共認形成力の獲得~充足力+認識力が基盤☆~

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これまで、
『共同体経営とは?』15-1 事実認識に基づいた男と女の役割共認①~女の役割とは?~
・『共同体経営とは?』15-2 事実認識に基づいた男と女の役割共認②~男の役割とは?~
と、男女の役割共認による集団統合の形式についてご紹介してきましたが、今回は、より具体的に“集団統合によって必要となってくる能力”についてご紹介します
 
集団統合で求められる能力とは、どのような能力でしょうか
また、そこでは男女がどのように関係しているのでしょうか 🙄
ぜひぜひ続きをお読みください

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◆市場の縮小⇒根源回帰の大潮流☆ 
 
 まずは期待に応えるような能力を身につけるためにも、現在の状況を押さえることが何よりも重要になってきます 現在がどのような時代にあるのかを押さえていきましょう
 

%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%A01.jpg’70年頃、先進国ではほぼ豊かさが実現され、飢餓の圧力が消滅した。すると、たちまち私権圧力が衰弱してゆく。そうなると、これまで、私権の強制圧力によって追い立てた上で利便性や快美性を囃し立て、過剰刺激によって水膨れさせてきた物的欠乏は、衰弱してゆかざるを得ない。
それは、市場の縮小を意味する。
(中略)
社会の表層での金貸し勢の暴走をよそに、社会の深層では、私権圧力と物的欠乏は衰弱し続けてゆく。そして、私権圧力の衰弱は、市場活力を衰弱させると同時に、他方で、新たな活力を再生してゆく。それが、根源回帰による活力の再生である。
私権の強制圧力が衰弱すれば、これまでその強制圧力によって歪められ、あるいは抑圧されてきた人類本来の活力源に回帰してゆくのは当然の理(ことわり)である。
 
( 『市場の縮小⇒根源回帰の大潮流』より)

 
自然志向・健康志向の高まり、また最近では節約志向(「もったいない」)とどんどん広がってきて、最近では「食抑意識」も生起しています
そして、これらの潮流は、過剰刺激に対する本能の拒否反応であり、健全な本能回帰の潮流に向かっているのです。
 
 
◆本能回帰より重要な、共認収束の大潮流☆ 
 
しかし、その本能回帰よりも、もっと大きな潮流があります

%E8%8B%A5%E8%80%85%E5%85%85%E8%B6%B3.jpg本能回帰よりももっと重要なのは、共認回帰の潮流である。
人類の意識=脳回路は、哺乳類(原モグラ)時代に形成された本能の上に、サル時代に形成された共認機能が塗り重ねられ、その上に人類固有の観念機能が塗り重ねられて成り立っている。
 
 
 
               その中でも、とりわけ重要なのは、霊長類に固有の共認機能である。これは、周り(同類)の期待に応えることによって充足(安心や喜び)を得る回路(おそらくミラーニューロンとエンドルフィンを主体とする回路)で、サル・人類は、この周りの期待に応える充足=期応充足を最大の活力源にしている。
そして、この期応充足を母胎にして、皆で状況を共認し、課題を共認し、役割や規範を共認することによって(=各々の意識をその共認内容に収束させることによって)意識を統合=秩序化し、集団を統合=秩序化し、社会を統合=秩序化してきた。
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流 より )

 
こうやって、過去5000年にわたって人類を封じ込めてきた私権の強制圧力が衰弱し、それによって、人類本来の共認充足と共認統合の実現可能性が開かれました。そこで、深層意識は当然、開かれた可能性に向かって先端収束し、共認収束の大潮流を形成してゆきます。
人類本来の共認充足と共認統合については、【『共同体経営とは?』3~人類の統合様式①共認原理☆*:・°】をご覧ください
 
 
◆今後10年は充足⇒活力をあげれば勝てる! 
 
このように、想いを共にする集団が強く、充足と活力がみなぎっているイメージがつくことと思います。
 

130418-%E5%85%85%E8%B6%B3%E7%A9%BA%E9%96%93.jpg闘争能力の一歩手前にあるのが活力だが、今後10年間は、活力を生み出せれば勝ちであり、どうやって活力を上昇させるかが勝敗のカギを握る。
>肯定視・充足をキーワードとして定着させる。具体的には、現業のミーティングでも肯定視できるポイントを固めるとか、上司も部下の肯定視ポイントを把握して指導するといった工夫はできる。しかし、肯定視・充足と言えば、女の方がはるかに発達しているのであって、女たちを中心にして充足・肯定の空気を作り出すことが必要。女たちが充足期待の空気を作り出し、男の活力を引き出す。これが男女関係再生のカギであり、同時に企業活力を上昇させる突破口である。
そのためにも、女たちの充足性こそ最大の価値なんだという認識転換が、特に男たちに求められる。
( 「3/28なんでや劇場レポート(3) 今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる」 より)

  
%E5%85%85%E8%B6%B3%E7%AC%91%E3%81%84.jpg今後10年はそれでも勝てるかもしれませんが、その10年間は、市場は縮小し経済状況も厳しくなり、社会の混乱も大きくなる時代だともいえます。
 
充足だけでは勝てないし、もう充足できない時代がくるのです。
一体、そこで求められるものはなんなのでしょうか 🙄
 
 
◆認識力と充足力☆*:・° 
 

◇認識力
時代はかつてなかったような大転換期。これほどの大転換期には何が起こるか分からない。したがって重要なのは「いかに状況が変化しても答えを出せる柔軟な認識力」であり、これから生き残る企業の条件となる。
 経営者、部門リーダーに最も期待される能力であると同時に、(経営者・リーダーでなくとも)社員ひとりひとりに求められる能力となってきている。認識力の獲得=人材の成長とも言える。現業においても、対象(顧客や競合)を掴んだ上で企画・提案→共認形成ができるか否かが成果に直結する。これは、当然ながら狭い職能(専門知識、専門技能)とは次元の異なる力=職能を超えた幅広い能力の育成という課題である。
 
◇充足力
>企業にとって推進力となるのは認識力だけではなく、もうひとつ欠かせないのが、その認識力を生み出す母胎となる「充足空間」とそれを生み出す「充足力」である。共認の時代において、共認充足が全ての活力の源泉である。この共認充足は深い安心感や一体感や喜びから生じるが、ここでも「みんな発の充足性・肯定性」が土台となる。ここは女性が最も得意とする領域、「女子力」「女性の活用」「女性が元気な企業が強い」etc 企業における女性の役割が注目されてきているが、その本質は「充足力」であり、充足空間によって成員の活力をいかに引き出せるかという点にある。
 
( 【これからの企業・人材に求められる能力は?】より)

 
みんな発の共認形成力認識力(最先端)充足力(最基底)
 
この両輪こそがこれからの企業に求められる能力です☆*:・°
 
認識力と聞いて思い浮かぶのはやはり追求力に優れた男たち ではないでしょうか☆
そして充足力と聞いて思い浮かぶのは、やはり肯定視溢れた女たちではないでしょうか☆
そんな男と女がお互いのよさを引出し充たし合い、仲がいいほど強くなるのです
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◆共認充足を母体とした『受信力』☆『照準力』 
 
それでは、“充足”“認識=答え”がある“共認形成”出来ている場はどうしたら作れるようになるのでしょうか 🙄

ヒントはこの投稿にあります!
 
>共認形成の為にこそ必要となるのが、 『受信力』『照準力』です。
『受信力』とは、周りの期待や課題をキャッチする力。そして『照準力』とは、無数に存在する期待や課題の中から焦点を絞り本質を掴む力です。
「受信」し「照準」を合わせなければ、みんなの共認を羅針盤にしながら、状況や課題、そして役割や規範を共認して、企業を統合することはできません。そして、この受信力と照準力の母胎となるのが、周りとの共認充足です。
この共認充足には、面白い特徴があります。例えば、お腹が減ると食べ物が欲しいという本能上の欲求は、黙っていても出てきます。しかし、共認充足は逆で、充足できた分だけもっと充足したい、という意識が生まれて、充足できる可能性を求め始めます。(一生懸命期待に応えて、相手に喜んでもらえたら、もっともっと期待に応えたくなりますよね)。
 
共認充足は期待に応えることによって得られる充足ですから、もっと充足したければ自ら期待を捉えていく事が必要です。その為には、『受信力』が必要。つまり、充足すればするほど、期待や課題をキャッチする『受信力』の上昇に繋がっていきます。
また、一口に充足と言っても、充足にも濃淡があります。充足体験を積み重ねた分だけ、濃淡の基準、そしてその入口となる、無数の期待や充足の可能性判断の軸が出来上がっていきます。つまり、充足すればするほど、期待や課題から照準を絞り、本質を掴むことができる『照準力』が身に付いていくことになるのです。
『共認充足が「受信力」「照準力」の母胎となる』
( 『停滞なんか怖くない! 停滞しない場を作れるようになるのに必要なこと☆』より)
 

  
周りとの共認充足 それが母体となって、受信力照準力も周りと合ってゆくのです☆
しかし、その受信力も照準力も独りよがりでは、磨かれていきません。
 
 
◆その根本にある『自分発』⇒『みんな発』の根本規範☆ 

追求の照準力は「みんな発」「相手発」から生まれ、さらに追求した内容を自信持って語れるのも仲間、客先への同化次第。
ということは、追求力や照準力は「自分の中にあるもの」ではなく、徹底的に「周りからつかんでいくもの」なのですね。
( 【追求の照準力は「みんな発」「相手発」から生まれる】より)

 

次代を切り開く生産力=共認形成力の源泉となるのは「自分発からみんな発」への根底的な転換であることを深く認識すること。そしてその実現基盤となる数々の歴史認識群(これまで見てきたような日本が培ってきた本源性)を発掘し、それらを謙虚に学んでいく姿勢が不可欠となります。
( 【次代に求められる共認形成力とは 第9回~自分発→みんな発へ。共認形成の根本規範~】より)

 
%E5%A5%B3%E5%85%85%E8%B6%B3%E4%BB%95%E4%BA%8B.jpgまた、そのような姿勢でみなの期待を感じとり、そこに応えていく活動は新たな創造闘争の始まり といっても過言ではないと思います。
⇒参考:【これからの人類の可能性の収束先は、みんなの共認充足のための集団同士の創造競争】
 
 みなの充足のための新たな闘争のはじまり、それは社会の活力再生の過程だともいえると思います。次回は、その社会の統合様式について展開します
 
 
【参考投稿】
 
3/28なんでや劇場レポート(4) 課題を突破する力の源泉は可能性収束力
照準力を磨く~無数の期待からみんなが充足できる期待を選び応えていくこと~
社内板・るいネット経営板は共認時代に適した学びの場(ネットだから実現できる!)
構想力とは課題から逆追いして手順を構築する力か?
私権的能力(職能主義)ではなく共認力(類的能力)を評価する土壌
人間だけが、集団を超えた社会に意識が向かうのはなんで?
共認統合、その無限の可能性

 

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