☆ランキング☆
にほんブログ村 経営ブログへ

最新記事一覧

最新コメント

最新トラックバック

2013年12月17日

『一年目社員がお届けする、類グループの共同体経営とは?シリーズ!』

皆さんこんにちは!!
『一年目社員がお届けする、類グループの共同体経営とは?シリーズ!』
前回、前々回と社内ネットの紹介を2回にわたって紹介してきましたが、今回は類グループの中でも、私が所属している「類設計室」をみなさんに紹介したいと思います!
題して、【私の所属する類設計室を紹介します!vol.1】!!
類設計室の基盤となっているものや考え方、社内体制、さらにはプロジェクトなどもいくつかとりあげてみなさんに詳しくかつ楽しく!お届けしたいと思います★

にほんブログ村 経営ブログへ


Vol.1では、今まで取り組んできたプロジェクトの紹介、建築設計に欠かせない視点、どんな体制でどんなことを意識して仕事をしているかなど、先輩社員が以前投稿してくれた内容を引用し、さらに実感を入れ込みながら、紹介していきたいと思います!
建築設計が知らないあなたでも、きっと何か得られることがあると思います★
最後まで読んでくれると、とってもありがたいです(*^_^*)
■類グループの紹介
建築設計という仕事、そこで求められる視点や能力について、類設計室の取り組みも交えて紹介します。
%E9%A1%9E%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97.jpg
まずは、簡単に類グループの紹介をします。類設計室は類グループの中核部門ですが、建築設計以外にも、教育、農園、地所、社会事業など多様な部門があることが特徴です。
「部門を超えたつながりで、新しい戦略やプロジェクトがどんどん生まれていく
という他の企業にはない部門同士の強いつながりがあります。
■プロジェクト紹介
ここで類設計室が手がけてきたプロジェクトをいくつか紹介したいと思います!
【長野冬季オリンピックメインスタジアム】
%E9%95%B7%E9%87%8E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0.jpg
縄文以来の日本人の美意識「さくら」をモチーフにした祝祭の場のデザイン
【東京大学コミュニケーションプラザ】:キャンパスの新しい交流拠点、アメニティ空間のデザイン
【近畿大学 e-cube】:木造の無柱空間。誰もが自由に使える(日本語禁止の)英語空間
【神戸女学院大学エミリーブラウン記念館】:歴史のある学校。クラシカルなデザインは学生にも好評。
【近畿大学附属小学校・附属幼稚園】:遊園地の跡地を再開発。まちの拠点。小学校、幼稚園の一貫教育。小・幼が対面するデザイン。
【山野学苑美容専門学校】:都心立地の再開発により、新たなランドマークを創出
【京都 大学のまち交流センター】
%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6.jpg
大学のまち京都の駅前の共同利用施設。京都の伝統“あんどん”がデザインモチーフ。
【大田区産業プラザ】:ものづくりのまちを活性化させる、産業支援拠点
【君津市八重原公民館】:「木と水の館」をテーマとした地域コミュニティの拠点
【大阪市クラフトパーク】:ガラス工房、木工、陶芸など体験型の施設。“素材感”“手づくり感”をテーマにデザイン。
【文化学園府中国際学生会館】:三次元曲面のカーテンウォールは情報・文化の発信装置(ショーケース)
【深谷市火葬場】:里山風景と調和する優美なシルエット、心安らぐ空間を実現。
類設計室では、「教育、医療福祉、民間企業(事務所・生産施設)、集合住宅、国・自治体の公共施設、まちづくり・再開発」など、「あらゆる領域の建築を設計」しています。
■建築設計に欠かせない視点とは?
先ほどもいくつかのプロジェクトを紹介しましたが、最近のプロジェクトを2つ、もう少し詳しく紹介したいと思います!
ここでは、類設計室が実際に「どのようにプロジェクトを進めているのか」、そして「建築設計において欠かせない視点は何か」を伝えたいと思います。
★共通するのは、
・「各専門領域における追求」
・「専門領域を超えた統合」です。

手がけた代表的なプロジェクトを2つ紹介します!
【東京大学 理想の教育棟】
%E6%9D%B1%E5%A4%A7%EF%BC%91.jpg
・「最先端の学びの場、そして環境共生技術の融合」をメインコンセプトとして、東大の研究者チームと類設計室が一体となって取り組みました。
①アクティブ・ラーニング」
②「周辺環境との共存」
③「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」
の3つがテーマになっています。
・提案した【ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)】とは?
「ゼロ・エネルギー・ビル」というのは、将来的にエネルギー使用量をゼロに近づける為の技術開発とモニタリングを行うということを言います。
ゼロ・エネルギー・ビルを実現する技術として、意匠的には、開口部に可動ルーバーが特徴。時刻ごとに日射・通風をコントロール、さらにこれらを人工知能によって自動制御するシステムで外皮性能を上げています。(夏は白のルーバーで日射を防ぎ、冬は黒のルーバーで日射熱を取り込む。)
また、設備的には、地熱利用で自然エネルギー利用を極限まで高めています。また、輻射式冷暖房、身体からの熱の発散をコントロールすることで、穏やかな涼しさや暖かさを感じられるようにしています。
これらを実現するためには、意匠と設備の密接なやりとり、突っ込んだアイディアだしが大事となってきます。社内、社外を含めたチームの力を結集することで、建築システムとして統合された環境共生装置とすることができました。
この1期棟完成後、2期増築のプロポーザルで再び当選、現在工事が進んでいます。
【日本大学生物資源科学部の建替え事業】
%E6%97%A5%E5%A4%A7%EF%BC%91.jpg
これからの「大学キャンパスを先導する創発拠点づくり」がコンセプトです。敷地は、丘陵地にあり、動植物の生態系など恵まれた自然に囲まれています。そうした土地の歴史とポテンシャル、そして「生物資源科学部」という特性を活かすために提案したのは、「ゆるやかな稜線をもった隆起する丘」と「自然を引き立てる傾斜したカーテンウォール」です。
提案の要である【傾斜カーテンウォールの空間】をどうやって実現したか?
%E6%97%A5%E5%A4%A7%E5%86%85%E9%83%A8.jpg
最も難しい課題は、室内の「温熱環境」でした。大面積のガラスは開放感は良いですが、多くの日射の熱も多く入ってきます。これをどうするかが問題でした。
→意匠(開口房)チームでは日射をカットするフィルムを挟み込んだガラス、日射を制御する電動ルーバーを検討しました。さらに季節風を活かして、ガラス面の足元と上に換気窓を設けて、自然の風をできるだけ使う、空調に頼らない計画としました。
設備チームは、
風の流れ・量・空調を調整しながら、シミュレーションを重ね、最適解を追求しました。
構造チームは、
斜めの方立を張弦梁構造とすることで、細い部材でガラスの自重や風圧を支え、見通しのよい空間としました。
この建物は【現在工事中】で、この斜めの空間はこれからですが、現場チームと設計チームが密にやりとりすることで、コンセプトを貫徹した空間の実現に向けて動いています。
■領域を越えた追求で、建築は統合される!
これまで紹介してきたように、どのプロジェクトでも意匠、構造、設備、それぞれの技術領域で、何が最適解か、とことん追求することが求められます。しかし単にそれぞれが追求しているだけでは、建築は建ちません。
【建築設計に欠かせない視点】は「統合」(建築は統合体)】
各メンバーが「どう統合するか」という視点で追求してはじめて、建築は成立します。だから、自分の専門領域「だけ」しか知らないのはダメで、視野の広さ、他の専門領域のこともどん欲に勉強する必要があります。
■類設計室の体制「専門分化体制」と「プロジェクトチーム体制」
類設計室は「専門分化体制」「プロジェクト体制」で編成されています。所員がこの両方に所属することで、技術領域を深く追求すると同時に、チームとしての力を最大限に引き出し統合する、そのような組織づくりを目指しています。
私は、内部系の内装房に所属しています。
房としては、電気・機械・構造とすりあわせをするときに統合する役目を担っています。まだまだ未熟ですが、他房とこまめにMTGすること、お互いの状況を把握していくことなどCAPを通してとても勉強になります。そして、こまめにmtgが気軽にできるのも、類設計室ならではの風通しの良さがあるからだと私は思います★!
■【チームミーティング】の様子を紹介
%E6%89%93%E5%90%88%E3%81%9B%E9%A2%A8%E6%99%AF.jpg
やはり、類設計室の最大の武器は、上下関係なく議論できる、そうした風通しの良さ、一体感だと思います。そういった風土があるからこそ、お互いの領域にも踏み込んで追求することができます。
実際に、1年目の私は、まだまだわからないことばかり。そんな私でも意見を聞いてくれたり、わからないことを気軽に聞くことができて、その場で知識や情報を吸収することができるので、やる気にもつながります。
■【社内ネット】の活用方法
%E7%A4%BE%E5%86%85%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88.jpg
前回、前々回と紹介してきた「社内ネット」。もちろん、類設計室でもなくてはならないツールとなっています。設計受注以前のプロジェクト情報、設計段階の全ての情報、現場でのトラブル含めてオープンです。成功体験はみんなで共有、問題が起これば全社でスピード解決、全社的な一体感、前進感を生み出しています。
物件の情報や、打ち合わせの内容などがすぐにチェックでき、知りたい情報や知識も過去の投稿を探すことですぐに見つかるので大きな力となって、支えとなっています。
設計同士の共有の他に、他部門(例えば、塾部門や農園)との情報や状況を共有する場としても、大事なツールとなっているのを、1年目の私でも感じることができています!
%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E9%A2%A8%E6%99%AF.jpg
みなさんいかがでしたか?VOL.1では、プロジェクトや設計に欠かせない視点など、具体的に紹介してきましたが、次回のVOL.2では、類設計室の基盤となっている考え方、類設計室は何を創造するか?など、さらに踏み込んだ根源的な内容をお届けしたいと思います!みなさん乞うご期待です★☆

 

コメントする

comment form

trackbacks

trackbackURL: