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2014年06月24日

追求力の時代に見る、新たな潮流と新たな可能性

当ブログでは、これまでも様々な角度から企業の可能性探索を行ってきました。

実は、ブログの運営形体は、テーマごとにいくつかのチーム体制を組んで行っています。
2006年にスタートし、既に1,500を超える記事を積重ねて来られたのも、このチーム運営による所が大きいと感じています。
このチームの構成は、共同体企業である類グループの社内自主活動である追求会議を基盤としています。

類グループは様々な事業体の集まりによって構成されていますが、追求会議は全社員が取り組む「社会事業」の一貫です。
企業集団の存在基盤は社会そのものの中にあり、集団を超えた社会を構築した事は人類固有の進化がもたらした姿。

企業が社会の事を常に考えるのは当然であり、むしろ積極的に
「自分達の生きる社会を創る為に徹底追求する」
ことに取り組むべきであると考えます。これこそが、真の社会事業と言えるのではないでしょうか。

国家は社会の安定秩序を司る統合軸として形成され、企業は各集団の存続を維持する為の交換関係を元にした共生適応の位置にあります。
しかし今日の社会、あるいは国家は、果たして安定秩序の維持が図れているのか?と考えると、甚だ疑問が残ります。

あらゆる場面で閉塞感が顕になり、国家と市場は共依存から共犯関係へとずり落ち、今や暴走をし始めたと言っても過言では無いでしょう。

1970年には物的豊かさが実現され、市場のカンフル剤として国債投入と福祉政策による舵取りが行われてきたこの40年間の間に、どうやら人類の適応力そのものがかなりのレベルで衰弱してしまったように思います。2000年頃には、日本や他の先進国のみならず、中進国においてもバブル化の様相を呈してきました。これは、世界レベルで物的飽和限界を迎え、最早ばら撒きすぎ=供給過剰による世界バブルが、止めどなく膨らみ続ける事態に陥りました。

既に実体経済を遥かに超えた天文学的な借金が積み上げられており、破たんさせる事すら不可能なジレンマに突入したのが現在の姿です。

さて、このような未曾有の状況に直面した時、人々の意識にはどのような変化が起こり始めているでしょうか。

過去に習うことすら出来ない、真っ暗闇の状況。いつ暴落してもおかしくない借金を頼りに、目先の利益を維持する事だけにいくら神経を研ぎ澄ませても、何も充足出来ません。冷静になって考えれば考えるほど、この世は不整合な現実だらけである事に気付きます。

つまり、国家は何も統合出来ていない架空の存在に極めて近しい状態であり、マスコミを通じて嘘八百を並び立てるだけの無意味な存在に過ぎないんだという事が、徐々に見え始めているのです。

3.11大震災+3.12原発災害というダブルインパクトから3年が経過し、多くの被害者は国や東電に対する憎悪の感情を持ち続けてきた事と思います。
多数の反対運動もまた、未だに収まること無く続いています。何も解決していないのだから、当然と言えば当然でしょう。

しかし、「反」のエネルギーからは新しい現実が生まれてくる気配は見えません。やはり否定するだけでは、現実は変わらないのは明らかです。

ここで注目すべき動きは、「脱」の流れです。

脱国家・脱原発・脱市場・脱医療・脱ぶら下がり・脱物化。

従来の枠組みの中には答えが無い、と気付いた人達から、動き始めています。抜け出すという事は、その代わりになるものを新たに模索し、構築して行く流れを意味します。これは、不整合な現実から抜け出し、改めて秩序化を目指して可能性探索に向かい始めた現象であり、生物の最も基底的な本能のうねりとも言えるような潮流です。

追求力の時代とは、現在直面している壁や不全を直視する事によって始まるのです。今のままではどうにもならない。だからこそ、追求の必要性が生じてくる。諦めずに追求し続けたものだけが、生き残る。まさに逆境の時代へと突入したと言っても良いでしょう。そして、この逆境こそが、新たな社会形成の促進剤となり、市場や国家を超えた社会の扉を開くキッカケになるだろうと考えました。

さて、上記のような認識に立ち、私達「共同体ブログチーム」では、今後大きく2つの視点から、
社会形成の可能性追求に取り組んで行きたいと思います。

1.「脱」から新たな集団形成へ~集団収束の可能性を掴む~

2.行き詰まりの高齢化社会を新たな社会形成に活かす視点~老人共同体の可能性を探る~

各論の具体的なテーマは、今後各追求チームから改めて投稿を行います。

尚、当ブログは「事実の共認形成」を主目的として発信を続けていますが、もう一つの狙いは追求仲間とのネットワーク構築にあります。
新たな社会の形成に共に取り組みたい、共に追求したい、という方が居ましたら、是非コメントやメッセージを送って下さい。
場所・時間に限らず繋がれるネットの双方向性を活かしながら、ぜひ可能性を拡げて行きましょう!

 

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