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2014年06月28日

第3回次世代戦略研究会「市場とは?お金とは何か?」その5

皆さん、こんにちは♪

先日 第3回次世代戦略研究会が「市場とは?お金とは何か?」をテーマとして行われました。

この会で議論された内容は以下のものになります。
読んでいない方は要チェックです♪

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第3回次世代戦略研究会「市場とは?お金とは何か?」その1
第3回次世代戦略研究会「市場とは?お金とは何か?」その2
第3回次世代戦略研究会「市場とは?お金とは何か?」その3
第3回次世代戦略研究会「市場とは?お金とは何か?」その4

どうでしたか?
今回は締めくくりとして、参加者の感想・気づきを書いていきます。

・後半になってからグーンと盛り上がってきて、次がとても楽しみになってきました。交易集団や商人の登場が世の中を大きく変えたのかなと思いました。江戸時代、士農工商という形で商人を一番下においたのは、油断ならない存在として考えられていたからかもしれません。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。(会社員・男性)

・贈与→掠奪→・・・・・→市場拡大の歴史はどこの時代からか自己の利益拡大欲にまみれたものだということ。けど、大きさの違いあれど、土台には「何かを守るため」が原動力な気もしてる。「自分の利益」の自分ってどういう範囲なんだろうか?(会社員・女性)

・今回テーマとして『市場』と提示されていて、最初「どういう事だ?」と思っていました。しかし、過去にさかのぼって考えてみると市場の成り立ちというものがわかって、「略奪」「だまし合い」といった流れを経て今に至る・・・ということを学びました。キーワードの中に、「幻想価格」というものがありましたが、まさに私は幻想価格に乗っかっている・・・と思いました。電気屋さんで高いテレビを購入したり、スーパーやコンビニが便利と思っていたり、ディズニーランドのジュースを買ったり・・・でもそれを購入している時は幸せな気持ちになる・・・複雑な考えになりました・・・。一方で、実家の隣は小さな魚屋さん、高いけれど買ってしまう。なぜ?と考えたときに、「愛情」や「苦労」が見えてくるから、そう思いました。そんな使用になることは今の社会だと絶対無理だと思います。でも、今打破すべきだと思います。そのためにどうするか・・・追及していきたい、そう思いました。(会社員・女性)

・市場の起源というのは、私権に基づくところから始まっており、交易集団の登場によるものだった。そこから原動力は①略奪②だまし③幻想共認④価格格差であり、驚きかつ十分に納得できました。一方で、そもそも『市場』とは何なのか?というのがまだ不明確のままです。(会社員・男性)

・根源的に部族間で緊張状態が生まれる理由は、「生きられるかどうか(食料)」にあったのだと思います。現在はその理由が無くなっているはずなのに、緊張状態や国家システムとして収奪がなされている状況は絶対に変えなければならないと思います。市場の起源が贈与と言うことに驚きました。(会社員・男性)

・現在のシステム(日常生活の成り立ち)を知らないまま生活しているという事。歴史も含めて知りたくなってきました。(会社員・女性)

・市場の歴史をさかのぼって、今まで把握していなかった事実を知ることができた。社会人となって1年目だが、今までの市場のように『だまして』勝っていきたいとは思わない。仕事をするからには勝っていくことが必要であるが、新しい市場がどうあるべきかを考えて、どうやって勝っていくかを考えていきたい。(会社員・男性)

・市場の成立の歴史を学んで、人類は8000年たっても少しも変わっていないということをしみじみ感じました。その意図は変わっても、本質は少しも変わっていないことがわかりました。次回の議論を大いに期待。しかし、やはり貨幣の本質と市場の問題をからめていかないと、よく見えないところがあるように思いました。(会社員・男性)

・『市場』は拡大しなくてもいいのでは、と思っていたが、一番の気付きは古代史上の原動力を見ると、飢餓の外圧→略奪、身分序列の外圧→だましと全て外圧に対する突破口だったこと。現代でも市場が縮小していると言われているが、「パートナーを勝たせる」という切り口が市場の原動力となり、実は拡大する可能性があるかもしれないと思った。(会社員・男性)

・IT関係の仕事をしておりますが、日々アルファベット3文字が飛び交う世界とはあまりにも異なる『世界』に大変刺激を受けました。(会社員・男性)

・塗料の商社の営業マンが、企業利益だけを考えて塗料の価格を決め、数字一つで利益が大きく左右される一方で、町の板金屋はそんな風に決められた塗料を購入し、もうけは大きくないが、汗水たらしていい物を作ろうと頑張っている姿を見て、世の中の経済のしくみに違和感を持った。(会社員・男性)

・一番の気付きになった点は、市場とは贈与が形を変えてできたということです。市場は見返りを期待するが、贈与は見返りを期待しない点で市場とは違うのだという話に大変納得しました。消化不良だった点は、結論である略奪、だまし等々が現在の市場や経済活動のどのような点に表れているのかが想像しにくかったことです。私が学生で消費者の側しか経験が無いからだと思うのですが、つまりまとめると、原資拡大の原動力とは、付加価値を無理にでも作ること、ということなのでしょうか。それと、市場を拡大しなければならない理由がよく分かりませんでした。市場を拡大しないと国が残れないということが少し出てきましたが、なぜなのかはわかりませんでした。(学生・女性)

・贈与は集団間の争いを調停する機能を持っていたという部分が最も実感がわき、勉強になりました。戦国時代のお姫様が他の大名のもとに嫁ぐことも、これで説明できるのではないかと思いました。また、市場の最も大きな原動力は『国』というものも、今まで考えたことがありませんでした。というのも、『見えざる手』というように、個人や企業が中心になって動かしているイメージがありました。『略奪』と『だまし』を伴わない社会を作るにはどうしたらよいだろうか・・・ということを深く考えるきっかけになりました。(学生・男性)

・まず市場の起源が物々交換では無く、贈与、略奪と教科書には載っていない内容(認識)で見方が180度変わりました。幼いときに「わらしべ長者」のようなことをしていた記憶を思い出し、価値のない物を魅力的に見せるトークがあるやつが一番と思っていましたが、単なる『だまし』や『価格格差』にすぎないと知り、改められた所があります。未だ自分は社会に出ておらず、大転換の時代がおしよせている実感がないですが、生き残れる企業のあり方のヒントが多少得られたように思います。(学生・男性)

以上の感想・気付きは全て若い方(20代)から出された感想です。

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同じ若手(社会人1年目)として、私も多くの気付きがありました。その中で特にあげるとするならば、
①贈与は見返りを求めないのに対し、取引は見返りを求める
②若い人は市場のシステムのみならず、社会にだまされていることが多い
という点です。

①に関しては、納得した部分もありますが、「じゃあ贈与って本当にあるの?緊張緩和って一種の見返りを求めてない?」と少し懐疑心も含まれています。さらにすっきりする回答を探していきたいと思います。
②に関しては、例えば幻想共認などで強く感じるところです。原価は大した値段でもないのに、市場ではとんでもない値段になっているものってたくさんありますよね。同じ若い人がだまされているのを見ていると苦しいというか悲しいというか。正しい認識を身につけて、社会を変える世代、事実を追求していく世代となることを期待しています。

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今回の次世代戦略研究会では、経験の浅い学生から熟練度の高い年配の方まで幅広い方々が参加され、各席入り乱れての熱い議論となったため、特に若い方にはとても刺激になったようです。感想・気付きからも分かるように、この刺激が追求欠乏を刺激し、若い方からさらなる追求を求める声が上がっています。

まさに『追求の時代』を象徴しているかのようですね。

さて、前回の記事でも告知させていただきましたが、この続きは、「次世代戦略研究会4 近代市場と金貸し支配」と題して7月17(木)に開催予定です。

こちらのサイトから、参加申し込み頂けます⇒リンク

現在の生活に、社会に疑問不安を感じている方。みんなで追求していきませんか?

 

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