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2014年05月29日

第3回次世代戦略研究会「市場とは?お金とは何か?」その1

昨年からスタートした定期イベント「次世代戦略研究会」ですが、早くも3回目となりました。

前回の様子はこちらのレポートを御覧ください。

第二回 次世代戦略研究会 報告① 「徹底追求!繋がりとは何か?」

第二回 次世代戦略研究会 報告2 「徹底追求!繋がりとは何か?」《議論編》

第二回 次世代戦略研究会 報告3 みんなの感想編

前回までは、かなりザックリとしたテーマを題材として、その場でじっくり思考(自考)する、という場の運営で進めてきましたが、議論を突き詰めていく中で参加者の皆さんから「追求期待」の高まりをヒシヒシと感じる事が出来ました。

【自考力を突き詰めていくと、必然的に追求力が高まる】という構造が端的に表れる形となったのです。

そして、この機運に乗り、この場を活用してもっと具体的な課題を追求したい、という期待もまた鮮明になってきました。

そこで期待に応える為にも、まずは今現在の社会状況において誰もが感じるであろう共通課題は何か?
という視点に立ち戻って、今回のテーマを決定しました。

第3回テーマは、「市場とは?お金とは何か?」です。

まずは、このテーマにした意図を簡単に示しておきます。

巷では経済復興の話題として取り上げられる事の多い「2020年東京五輪」ですが、過去の実績を少し調べれば解る通り、五輪による経済効果は実質多くの借金を積み残すだけである事が解っています。

〔参考〕東京五輪について考える

既に散々バブル崩壊を経験した日本の経営者にとって、目先の五輪需要もまた単なるバブルに過ぎないことはとっくに解り切っていること。ただ、問題は五輪後の急激な需要減、つまりバブル崩壊後はいよいよ後がない、という状況にいかに備えるか?という辺りが経営戦略の焦点となっています。

これは経営者だけが考えていても簡単には答えの出せない現実問題として降りかかってきます。しかし、経済や経営をある日突然一緒に考えよう、と言われても、それこそ手の打ちようがありません。

市場経済のニュースには決まって専門家がコメンテーターとして登場しますが、彼らは起こった出来事に解釈を与えることしか脳が無い。何故ならば、市場拡大というイデオロギーが飯の種である経済学者にとって、「現在の経済システムは既に破たんしています。」と断言する事は自身の仕事を失うのと同じだからです。それどころか、専門家としての領域を守ることにだけ必死であり、素人にはおよそ理解し難い意味不明な専門用語や金融工学といった騙しのシステムをせっせと塗り重ねる事にばかり労力を費やしている状況。とても、問題解決に頭を使っているとは思えない状態です。

このような状況だからこそ、この先の経済予測をまずは【自分達で考えられるようになる事】が重要であろう、と考えました。

また、食・健康・環境など、今既に問題として顕在化している多くの出来事の殆どは、この市場と密接な関連性を持っています。逆に言えば、市場閉塞の問題さえ突破できれば、大半の課題はクリアできるのではないかとも思います。

このような問題意識に基づき、まずは「市場の基本構造」を抑えることを主眼において、今回の追求会議をスタートしました。

今回は大きく3つのお題に別けて、分析が行われました。

1.市場拡大の原動力とは?

2.市場の起源とは?

3.古代市場の誕生

初回から、目先ではなくどっぷり根本追求に向かいました。
各カテゴリーごとの追求内容は、次回以降に引き続きレポートして行きますので、お楽しみに!

 

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