2014年03月07日
第二回 次世代戦略研究会 報告① 「徹底追求!繋がりとは何か?」
みなさんこんにちは。
今回は、2014年2月13日に行われた第二回次世代戦略研究会の内容を3回に分けてお伝えしたいと思います
1回目の今回は、第一部の「リズムセッション」についてです。が、当日の内容に入る前に、まずは次世代戦略研究会について初めてご覧になる方もいらっしゃると思いますので、どういった場なのかご説明したいと思います
次世代戦略研究会は、講義形式でなく、参加者自身の意識や思考から相互に学び合う事を目的としています
なので、会の充足度を高めるため、参加者同士のリズムが整っている事が望ましく、歩調を合わせるための事前学習をした上の参加をお願いしています。
【事前学習】
今回の事前学習資料の内容は、2013 年11 月28 日に開催した第一回次世代戦略研究会で出された追求課題を軸に構成されました。
その時のテーマは「今、何をすべきか?」
いろんなことが起きている現代に生きる私たちにはとても興味の沸く議題ですね
誰もが「今生きている社会をより良くして行きたい。」という至極全うな視点を軸に意見を塗り重ねていく中で、今後の追求課題として出されたのが、
・ そもそも、人繋がりとはなにか?
・ 多くの人が不安を抱える根本原因はどこにあるのか?
・ 共同体として充足を得るには?
といった提案です。これら追求課題のベースになっているのは「自分たちの生きる場をどうする?」という、生活する上で根源的な課題!
例えば、企業集団の作り方であったり、地域社会の作り方であったり。いずれも、関係性の構築に多くの関心が集まっている事が読み取れます
そこで、第二回の事前課題には、
・誰もが関わりを持つ生産の場としての企業に今後求められる力は何か?
・最近の中学生達の問題意識
が選定されました。
このように、次世代戦略研究会は、回を重ねるごとに継続して学びを深化・追求できる場となっています
前段が少し長くなってしまいましたが、いよいよ第一部の「リズムセッション」についてお話していきたいと思います。
【当日の様子 ~第一部 リズムセッション~】
第一回に引き続き第二回も、世界的に有名な音楽家であり、日本のパーカッショニスト界の草分け的存在である、ペッカー橋田さん率いるBEAT of SUCCES(BoS)さんによる、簡単な楽器を活用したリズム研修を実施しました
ペッカーさんについては、こちらをご覧ください⇒橋田“ペッカー”正人オフィシャルページ
卵型、果物型、野菜型等、形の異なるマラカスを用いたチームビルディング体験によるノンバーバルコミュニケーション(言葉以前の意思疎通)
前回同様、このトレーニングは、単に緊張を解きほぐすだけでなく、リズムを整え、集中力を高め、会場の一体感を形成する効果があり、初対面同士の距離感をグッと縮める事ができます
今回初めて参加させていただきましたが、お互い初めて会ったのにいつも間にかチームとしての一体感に包まれてしまう不思議な体験をさせていただきました
国家間闘争、企業談合・合併、核家族化、いじめ等、私たち人と人の間にはたくさんの障壁が介在してるように思ってしまいますが、そんな観念をゼロにしたら結局人はみなチームなんだろうなとすら思ってしまったぐらいです
「マラカスの音をみんなと合わせる。」こんな単純なことが、私たち現代人が忘れてしまっている本来誰でも持っている人とつながる力を気づかせてくれるトレーニングなのです。
例えば、隣の人が刻むリズムを崩さず、さらに隣の人も同じリズムを刻み、これを繰り返していく。リズムをバトンタッチしていくイメージですね。
面白いことに、リズムをバトンタッチしていく為に、意識を集中し、どんなリズムが刻まれているのか頭の中で数えていると、バトンタッチができないのです
そこでペッカーさんが教えてくれたのが、「貰う相手、渡す相手を見ること!!」
そうなんです誰かとつながるには相手を常に意識しなければ、渡せないのです。相手を意識することがどんどんつながっていき、自然とみんなの意識がつながっていました。さすがペッカーさん
さらに、このマラカス形が違うことがミソ。
形ごとのチームが即興で作られます。そのチームのリズムを隣のチームが受け取っていく。
原理は最初と一緒ですが、リズムを貰い、渡すだけなのに、不思議と相手にもらえることへの感謝と相手が受け取ってくれることへの感謝が最初よりもより強く生まれてきます個人より集団の方が動く力が大きいということでしょうか
わずか30分でしたが、、個人から集団へ、あっという間にみんなの意識がつながっていってしまいました
このセッションを通じペッカーさんが伝えてくれたのは、共有とか、協調とか、共鳴とか、世界中で万人に共通で古くから受け継がれてきたことは相手への心遣いに規定されているということ。
そして、このリズムをつなぐということは会社でのプロジェクトでも同じだし、さらには、生物が38億年受け継いできた普遍原理ということです。
現代社会が求めているものは、生物の根源的なものであるということを実感を通じ気づかせてもらえた貴重な時間となりました
さて、次回はいよいよ白熱した議論が展開されたトーク内容に入っていきたいと思いますお楽しみに!
- posted by kawai at : 15:00 | コメント (0件) | トラックバック (3)
コメントする