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2014年05月27日

生物進化の歴史構造に学ぶ「仕事とは何か?」5

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みなさん、こんにちは!

「仕事とはなにか?」をテーマに扱っている【生物進化の歴史構造に学ぶ「仕事とは何か?」】シリーズ。

前回記事では、猿も人類も共認機能が充足(活力)源であり、能力の中核となっていることを説明してきました。

今回は「真猿から人類の進化過程と当時の原始人類はどのような状況にあったのか」について解明していきます。

■人類学者の言う進化論は正しいのか?
saru hito
猿から人類への進化過程については、これまで多くの研究がなされてきました。
人類学者によると
・人類は草原に出て直立したことで知能が発達した
・原始人類はマンモス狩りをして生きていた
というのが猿から人類への進化過程だそうです。

果たして、この見解は本当に正しいのでしょうか?
人類と猿の違い、当時の人類の状況に注目することで確かめていきましょう。

人類と猿の違いは体毛の多さ、二足歩行などがありますが、そもそも人類と猿は生活する場所が違いますよね。猿が生活している樹上は外敵が少ないのに対し、人類が生活している地上には、極めて多くの外敵が存在します。
以前の記事にも出てきましたが、外敵が少なく、木の実などの食料が豊富な樹上は猿にとって楽園だったのです。

どうして猿はそんな樹上での生活を捨てて、外敵がたくさんいるような地上での生活をするようになったのでしょうか?
もちろん、すすんで木を降りたわけではありません!!

僕たち人類は、猿のように木を自由に登ったり、飛び移ったりできませんよね?
人類には、猿が樹上で生活するための『足で枝を掴むことができる』という機能が備わっていないのです。
つまり人類は猿の本能上の武器を失い、強制的に外敵がたくさんいる地上での生活を余儀なくされたのです。

これでは、進化ではなく、退化ではないか?と思う方もいるのではないでしょうか
このような変化を「先祖がえり」といいます。
これは人類だけでなく、様々な動物において起こっている現象なんです。

↓「人類誕生を生み出した必然性ある偶然とはなにか?」
http://www.seibutsushi.net/blog/2009/04/000748.html
↓「先祖返りという突然変異」
http://www.seibutsushi.net/blog/2007/01/149.html

saru

ここで、僕たちがなんの武器も持たず、サファリパークに放り出され生活を強いられることを想像してみてください

食料は確保できない、樹上に逃げることもできない、生活することなんて、できそうにないですよね。
このように、人類とは極めて弱い存在なのです。
そのため、当時の人類は他の動物さえ棲まない暗く、寒くとした洞窟に隠れ住むしかありませんでした。
以上より、人類学者の言っている見解を整理すると
・人類は草原に出て直立したことで知能が発達した
猿が樹上という楽園を捨て、外敵だらけの草原に出て行くはずがない

・原始人類はマンモス狩りをして生きていた
小動物さえ捕らえることができない人類が大型動物を捕らえるはずがない
(洞窟から動物の骨が出土するのは、他の動物が食い残した動物の死骸を拾い集めて、脳髄や骨髄を主食として啜っていたためです)

骨髄2

以上より、今ある状況証拠をもとに論理整合性を高め、考えると
・木から落ちてしまった人類は、極めて弱い存在
・劣悪な洞窟という環境の中に隠れ、飢餓と外敵によっていつ死ぬかわからないという極限状態におかれていた
ということになります。

したがって、人類学者の間で支流になっている見解はおかしいといえるのではないでしょうか。

■人類はどうやって極限状態を突破したのか?

いつ死ぬかわからないという極限状態にあった人類
実は、同じような状況におかれ、それを突破した動物がいましたよね?

それは「原猿」です。
本能ではどうにもできない状況に陥った原猿は、仲間を同一視することで不全感を和らげ、共認機能を獲得することで仲間を統合し、生き残りました。
↓本ブログ「生物進化の歴史構造に学ぶ『仕事とは何か?』3」
http://bbs.kyoudoutai.net/blog/2014/05/2122.html
猿時代における本能上の武器を失った人類に唯一残された武器は共認機能しかありません。
そのため、人類は著しく共認機能を発達させ、極限状態を生き抜こうとしました。

共認機能を発達させた人類は、充足より高めるために「」と「踊り(祭り)」という行動を見出しました。
まず活力源の中心となる『性による充足』によって、人類の雌は性充足機能を著しく進化させ
『踊りによる充足』によって仲間内でのより深り共認、気持ちの鼓舞を行ったのです。

↓「性充足は快楽ではなく『一体感』」
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=272721
↓『踊り⇒精霊までのプロセスを推察する』
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=290373
ダウンロード

まだ言葉がないころ、相手の気持ちをより深く知りたい、自分の気持ちをより正確に伝えたいという思い
からこれらの充足行動をとり、集団としての一体感を高めようとしていったのです。

そうして、いつ死ぬかわからない極限状態の中で生きる活力を維持し、絶滅はなんとか免れていったのです。
といっても共認機能の発達によって、すぐに他の動物と互角に闘えるようになったわけではありません。

充足するだけでは、外圧や飢餓という直接の問題は解決しません。
人類は新しい能力を獲得必要があったのです。

次回は、その『新しい能力はなにか?その能力を人類はどう獲得していったのか?』についてみていきます。
お楽しみに。

 

 

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