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2016年03月31日

「仕事後進国」日本の敗因

「Why Japanese people??」で日本人の常識と世界の常識のズレをネタにしているお笑い芸人の厚切りジェイソン氏。彼がツイッターで「日本はスタート時間に厳しいのにエンド時間にルーズ」とつぶやき話題になったらしい。

厚切りジェイソン氏

厚切りジェイソン氏

日本人は勤勉で真面目だが、効率的に仕事をするのが苦手で、世界から見ると実は“仕事後進国”にあたる。それを指摘した記事が、ダイヤモンドオンライン「シャープはなぜアジア企業に屈したか」にありましたので一部引用して紹介します。

今回は、外国人が実践している効率よく仕事を進める抜本的な心構えを紹介しよう。
率直に言えば、まずは今の日本で行われている、稟議や確認、承認を取りながら進める意思決定プロセスがいかに無駄かに、気づかなければならない。海外ではとにかく決断が速いために、どんどん業務が流れる。スピードはグローバルビジネスの鉄則なのだ。
また、スピード化を進める対策として、マネジャー以上にはかなりの意思決定に関する権限が与えられ、会社の体制的にもスピード化を推進しやすいようになっている。

そう言えば、今月1日のNHK『クローズアップ現代』「シャープ“買収”~日本のもの作りはどこへ~」で、元三洋電機社員が、経営がハイアールに代わってからの違いを、次のように語っていた。
とにかく、スピードが早い。(以前の会社では)当然 社員がいて主任がいて課長がいて部長根回しして段階踏んで決裁を取るまでに1ヵ月かかるとか今は今日言って明日からって感じかな。そのスピードにびっくりしましたね。負けますわ。あのスピード感には。日本メーカー」

彼が言っていることは大げさではなく、海外の多国籍企業では当たり前のことなのだ。その当たり前のことが日本ではできていないところが大問題なのに、一番の問題はこの問題を深刻に捉えていない日本人マインドなのである。 「シャープはなぜアジア企業に屈服したか」

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「あるある」と思い当たる方もいらっしゃるでしょう。最終決済が下りるまで、具体的に動くことができないケースもあり、世界が日々刻々と動いている現代では、上記のような1ヶ月のロスは“浦島太郎”状態かもしれません。

日本では大規模プロジェクトでは、よく「Go / No-Go Meeting(実施するか否か)」とプロジェクトの実施可否判定を行うが、海外ではこんなものは存在しない。「Go / How Meeting(実施する。じゃあどのように?)」と、プロジェクト達成に向け動く前提で実現方法を模索していく。日本流の「Yes, let me think」(了解。じゃあ、どうするか考えさせてくれ)ではなく、グローバルは「動きながら考える」のが基本スタンスなのだ。 「シャープはなぜアジア企業に屈服したか」

最初から、市場状況や競合状況が全部見えいていることは少ない。全部出揃ってから計画すれば、間違いないプランになるだろうが、既に競合が市場を制覇して、新鮮味のない二番煎じとして評価獲得が出来ない場合が多い。完成度の高いものを出すことより、いち早く顧客(≒ファン)を獲得することが、市場を制覇する事の近道になる。

日本人は世界的に見ても、協業(コラボレーション)がヘタだ。これは日本が得意としている「チームワーク=号令のもと一糸乱れぬ行動をすること」に関してということではなく、人種や価値観の異なる人々と考え方をオープンに話し合って仕事を進める協業が下手だということだ。

日本社会では、ちょっと質問したり、少し意見を述べるだけで怒られてしまう場合があるので、気軽に「色々なことを聞いても良い人」が限られる。それに比べて外国人は、実にうまく対処する。異なる意見や考えを笑顔で聞いて、お互いに素直に話し合って議論する。また上司にしても、海外では上下関係があまりなく、フラット。友人のようにフランクに接する場合が多い。

上司の仕事の本分は、上下関係よりも自分のチームに最大限のアウトプットを出させることなので、「How can I help you?(なんか手助けできないか?)」「Any problem?(何か問題あるか?)」と、上司のほうから積極的に気にかけて問題点を聞き出し、部下がより働きやすい環境でアウトプットを出しやすいよう、サポートしているのだ。このような環境下であるからこそ、ガチンコ本音で発言しやすくなり、新しい価値観を生み出しプロジェクトを進めることができる。 「シャープはなぜアジア企業に屈服したか」

「協業がヘタ」というのは、ショックな言われ方。自然に寄り添い、自然の大きなサイクルの中でルーティングワークを繰り返すことで生き延びてきた日本人は、本当の意味での同類闘争の止揚の仕方をまだ掴んでいないのかもしれない。

日本企業がイノベーションを生み出せない一番の大きな弊害は、意見やアイディアが磨かれない環境だ。マイナス評価や意見をすると嫌われてしまう環境では、多くのアイディアの種は埋もれていることだろう。読者諸氏も何度となく、言葉を飲み込んできたはずだ。

日本の従来型である「1人の絶対的なリーダーがいて全責任を取る」環境にも、問題アリだろう。あらゆる異なる意見を受け入れる環境では、メンバー全員がリーダーシップを発揮する「メンバーのリーダーシップの総和で業務を推進する協業」こそが、新しい価値観を生む。結果として、業務を効率的に効果的に時間短縮し、推進し、インパクトとイノベーションを生み出してゆく。

とにかく日本にとっては、意見やアイディアの芽を発言しやすい環境へとスイッチを切り替えるための模索が急務であろう。      「シャープはなぜアジア企業に屈服したか」

小回りの利く組織とその総体としての集団形成が今後の鍵になる。日本人は、元々八百万の神を持ち、神社も仏閣も、クリスマスも楽しめる許容量がある。逆に言えば、宗教は日本人にとって紐帯とはなりにくいことでもある。それでも組織として一緒に活動するためには、共通のバックボーンが不可欠で、しいて言えばそれは歴史認識ではないか。それを社内外でも語る集団が、今後の企業ネットワーク形成の核となるだろう。

 

 

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