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2016年07月18日

外国から見た江戸時代以前の日本の姿-3

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外国人から見た江戸時代以前の日本の姿を紹介。そこには、取り戻したい日本人の姿がある。~「逝きし世の面影」 渡辺京二著より~

外国から見た江戸時代以前の日本の姿-1
外国から見た江戸時代以前の日本の姿-2

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 ■第七章 自由と身分

●オリファント 日本の制度について
個人の自由の完全な廃止である。しかし他方では、個人が共同体のために犠牲になる日本で、各人がまったく幸福で満足しているようにみえることは、驚くべき事実である。

●オールコック
日本の下層階級は、私の看るところをもってすれば、むしろ世界のいずれの国のものよりも大きな個人的自由を享有している。そうして彼らの権利は驚くばかり尊重せられていると思う。裁きは公平で、法規と習慣さえ尊重すれば、決して危険はない。

●ヴェルナー(「エルベ号艦長幕末記」プロシャ使節団)
絶対的専制支配が行われている日本において、個人は時に立憲的なヨーロッパの諸国家においてよりも多くの権利をもっていた。幕府が病院を建てようとしたが、そこには貧しい農夫が畑を耕作していた。この土地を地価と収穫高とを算入して幕府に譲渡するように頼んだ。だが農夫は自分が巻いた種をまず収穫したいと思うと指摘し、幕府の依頼をあっさり拒絶した。彼にはその後、2倍、3倍の価格が提示されたが、彼は強情な態度を改めず、最後にはどんな条件でも土地を譲渡するつもりはないと宣言した。幕府は他の不適当な土地を購入することになったという。

●オバマール・フィッセル(「日本風俗備考」出島オランダ商館勤務)
専制主義はこの国では、ただ名目だけがあって実際には存在しない。自分たちの義務を遂行する日本人達は、完全に自由であり独立的である。 奴隷制度という言葉はまだ知られておらず、封建的奉仕という関係さえも報酬無しには行われない。上級者と下級者との間の関係は丁寧で温和であり、それを看れば、一般に満足と信頼が行き渡っていることを知ることができよう。著者はフィッセルからみて将軍や大名など何ら羨むべき存在ではなかったようだ、という。

●オールコック
上司は下司に対して、「つねに慇懃で穏やかな態度で話しかける。」

●アリス・ベーコン(「Japanese Girls and Women」)
家庭内のあらゆる使用人は、自分の眼に正しいと映ることを、自分が最善と思うやりかたで行う。命令にたんに盲従するのは、日本の召使いにとって美徳とはみなされない。・・・使用人は自分のすることに責任をもとうとしており、たんに手だけではなく意志と知力によって彼女に仕えようとしているのだ ・・・仮にそれが命令への不服従を意味するとしても、雇い主のために最善を計ろうとするのだ。

■第八章 裸体と性

●モース
我々に比して優雅な丁重さは十倍持ち、態度は静かで気質は愛らしいこの日本人でありながら、裸体が不作法であるとは全然考えない。
まったく考えないのだから、我々外国人でさえも、日本人が裸体を恥じぬのと同じく、恥ずかしく思わず、そして我々にとっては乱暴だと思われることでも、日本人にはそうではない、との結論に達する。たった一つ不作法なのは、外国人が彼らの裸体を見ようとする行為で、彼らはこれを憤り、そして面をそむける。日本人が見る我々は、我々が見る日本人よりも無限に無作法で慎みがないのである。

●モラエス(「日本精神」)
日本人は、生活の事情上やむを得ないときには、裸体を恥ずかしく思わない。恥ずかしいのは、こうした事情のないのに、ただ見栄を張っていろいろな欲望を起こさせることである。日本の女は誰の前でも子供に乳房をふくませる。暑いときに、家の中で一心に働いている際は、戸外を通って内を覗く者の眼に、裸に近い姿で映るかも知れない。だが誰も、やさ男を惹き付けて欲望を起こさせる目的で、着物の袖から腕をあらわしているとは思いはしない。

●アリス・ベーコン
ある日アリスが浜辺をぼんやり見ていると、砂浜に見慣れた天秤棒とカゴ、それに青い着物が置き去られているのが目に付いた。商売を終えた彼女が海に入っているのだ。やがて、推測通り海から現れた彼女は、砂浜でからだをぬぐい始めた。その時一人の男がその場に出現したが、彼女は顔見知りらしいその男が近づいても平然として、ゆったりと身体をぬぐい続け、立ち上がって男にお辞儀をし、ほほえんで挨拶を交わし始めたのである。むろん、彼女は生まれたままの姿だった。日本人の尺度によると、たんに健康や清潔のためとか、せねばならぬ仕事をするのに便利だからというので、たまたま身体を露出するのはまったく礼儀に背かないし、許されもすることなのだ。だが、どんなにちょっぴりであろうと、見せつけるためだけに身体を露出するのは、まったくもって不謹慎なのである。欧米の女性が身体の線を見せつける服を着ていることに日本女性は嫌悪を抱いているという。

●ヴェルナー
・・・絵画、彫刻で示される猥褻な品物が、玩具として堂々と飾られている。これらの品物を父は娘に、母は息子に、そして兄は娘に買ってゆく。十歳の子供でもすでに、ヨーロッパでは老貴婦人がほとんどしらないような性愛のすべての秘密となじみになっている。

●シュリーマン
あらゆる年齢の女達が淫らな絵を見て大いに楽しんでいる。

 

 

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