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2017年07月26日

世界を変えるビジネスはたった一人の熱から生まれる②~研究者の熱が生徒の思考を解放させる

今回紹介している株式会社リバネスは、「最先端の科学を集めてきて、それを外に向けてわかりやすくアウトプットしたら何が起こるのか、という実験をしている」と言います。今回も、リバネスCEO丸氏の著書「世界を変えるビジネスはたった一人の熱から生まれる」(日本実業出版社)を元に紹介していきます。

最先端の科学のエッセンスを、例えば小中高の学校で生徒に教えれば、教育事業になり、企業の研究所に持ち込めば新しい研究の種になる。経営者に伝えていけば、きっと経営の指針を作るための情報になる。最先端の科学を上手く伝えていくことができれば、きっと世界を豊かにするプラットホームになる、という信念の元でリバネスという会社はスタートしました。その根幹には次の認識がありました。

「熱がなければ化学反応は起きない」
これは科学に携わる人なら誰でも知っていること。
一つ一つの分子がぶつかり合うとき、それぞれの熱が小さければ、大きな力は生まれない。高い熱量を持った分子が出会うからこそ、そこに変化が生まれ、爆発的な破壊力を保ちながら連鎖し、さらに加速していく。
「現代は個の時代」というのは、一人ひとりがバラバラに動くという意味ではない。一人ひとりの社員が強い熱「passion」を持って動いてぶつかり、互いに化学反応を起こし合う状態を集団化することで、世界を帰るチェンジメーカーになれる。
(「世界を変えるビジネスはたった一人の熱から生まれる」より)

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散歩のついで富士山に登頂した人がいないように、成し遂げる!実現する!という熱い想いがないと、人を動かし、社会を変えることはできません。それを丸CEOは「化学変化」で表現したのです。ではその「化学変化」を生み出す出前授業を紹介します。

<最先端科学の出前授業>
科学の研究をしている大学院生や企業の研究者たちが機材を持って学校に出向き、DNA鑑定や太陽電池の作成、乳酸菌の招待を解明する実験を子ども達と一緒にやる。大学や企業で生まれた最先端の科学を体感して、子供たちに科学の面白さを知ってもらおうという狙い。
出前実験教室は、僕が未だ東大大学院で「マメ科植物と根粒菌」の研究をしていた頃、子供たちの理科離れを少しでも止めたいと思って始めたのが発端です。
大学や企業の研究室の中では面白い研究が毎日行われているのに、その内容が一般の人に伝わっているとは言えません。研究者と一般の人たちの間で、科学に関する知識と認知度の「格差」が大きくなってしまっている。
この格差が大きくなればなるほど、最先端の科学を使ったビジネスは成り立ちません。将来、科学を研究してみようという子供も出てきません。これは「科学技術立国」を標榜している日本にとって、良い傾向ではありません。
リバネスのコンセプトはこの研究者と一般人の間にある「格差」を埋めて行こうというもの。小中高の子ども達に最先端の科学を伝えながら、大学と企業研究所と一般の人たちを近づけていく。そうすれば社会は今よりもっと科学技術の恩恵を受けて確実に豊かになっていくはずです。(「世界を変えるビジネスはたった一人の熱から生まれる」より)

始めてから10年以上経った段階で、年間300回以上の出前授業を全国各地の学校で実施し、科学の面白さを伝えた子供の数は8万人以上。

画像はこちらからお借りしました

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出前実験授業は、教科書には出てこない最先端の科学≒今の社会の動きに触れられる、という点で生徒にとってメリットがあります。一方で教える側の大学院生や企業の研究者にとっては、科学を分かりやすく伝えるスキルが求められるため、コミュニケーションのいいトレーニングになります。さらに自分がなぜその研究をしているのか?を説明する必要もあるので、研究を始めた頃の原点≒志に立ち戻ることができ、改めてその意欲を再生できるのです。

科学が苦手な生徒もいるでしょう。それでも偏見も打算もない生徒に興味を湧かせるには、研究者の「熱」。その「熱」の裏には必ず社会を良くしようという想いがある。そんな熱≒志のこもった授業によって、生徒の、社会で役に立ちたい、という潜在思念が刺激され、それがより顕在化される。その「熱」が、閉鎖されている「学校」の枠から、生徒の思考を社会へと解放していくのです。実はリバネスが取り組んでいるのは、学校教育改革の一つと言えると思います。

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