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2018年01月04日

パラレルワークの都市江戸

今、江戸時代が見直されています。学生時代に学んだ歴史では、明治維新以後、急激に近代化が進んだように思われていましたが、本当は江戸時代のあいだに近代化に近い社会システムができつつあり、そんな下地があったからこその発展だったのです。本格的な近代化に入る前の江戸時代、これからの私たちの働き方を考えるうえで、当時の町人たちの生活から学べることはないのでしょうか。img_0

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■江戸時代の人々にとって「働くこと」とは?

江戸時代のサラリーマンといえば「奉公人」がこれにあたります。農家の跡取り以外の男子は12歳ごろになると、商家などに奉公に出ることが当たり前でした。しかし、今のように「会社に就職してお給料分働く」という感覚ではありません。奉公先は「第2の家族」であり、奉公人を雇う商家は奉公人の親に対して「1人前の人間に育てる」約束をした上で預かっていたのです。「働く」ことは「1人前の人間になるための修行」という感覚だったのです。勤勉さを認められればキャリアアップも可能で、商家でいう番頭や支配人にまで登りつめることもできました。

そして、多くの優秀な奉公人は、商家の娘に婿入りするなどして店の跡を継ぐというコースでした。このあたりを聞くと「旧態依然」という感じもしますが、「働く」=「1人前の人間になるための修行」という考え方は参考にしてもいいかもしれません。

■町人の職業はフリースタイル! それぞれの働き方で

江戸町人の職業は多岐にわたるので、いろいろ調べてみると興味深い仕事がたくさん出てきます。すし屋や大工、髪結(美容師)に両替商(銀行)など現代にも存在する仕事もありますが、「こんなものが仕事になるの?」と驚きの仕事も。

ユニークなものを取り上げると、刻みタバコ屋(タバコの葉を刻んでキセルに詰める仕事)、貸本屋(本を貸し出す店)、灰買い(かまどの灰を買い集める仕事)、つき餅屋(正月前に餅をつく仕事・季節商売になります)、辻番(辻斬りが出ないよう見張る仕事)など。また、瓦版屋は現代でいうレポーター兼ライターのようなもので、時代劇でもよく見かけますね。

行商も売っているものはさまざまです。野菜や魚はもちろん、虫売りや虫かご売り、風鈴売りなどもあります。職人は商人もかねており、傘やちょうちん、下駄などを販売及び修理をおこなっていました。

まさにフリースタイルで、ニーズが生まれればそこに商売が生まれるといった感じで、現在ある様々なIT関連サービスと近いものがあるように思います。
■江戸時代のワークスタイルはまさしく「パラレルキャリア」

江戸町人たちの1日の大まかな生活スケジュールを見てみましょう。江戸の人たちの1日の活動は大まかに4つに分けられるようです。

・朝
近所に変わったことがなかったか声をかけて回り何かあれば対応。これを「朝飯前」と呼ぶ
・朝食後
午前中は「仕事」、働いてお金を稼ぎます
・昼食後
人のため町のために「傍(はた)」を「楽(らく)」にするために働いた。報酬がなく今でいうボランティア
・夜
明日のためにリフレッシュするための「明日備(あすび)」と呼ばれる時間を過ごす

お金を稼ぐ仕事と、人のため地域ために働くボランティアがうまく組み合わさった生活スタイルはまさにパラレルキャリアともいえませんか。そしてリフレッシュタイムもしっかりとれることも含めると、理想のワークスタイルはすでに江戸時代の人が実践していたともいえそうです

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