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2018年05月02日

内から湧き出る「志」が逆境をプラスに転換できる ~レストラン「ル・クロ」①~

大阪の地下鉄心斎橋駅すぐのレストラン「ル・クロ」は「お箸で食べるフレンチ」のパイオニア。
2号店は梅酒のチョーヤ梅酒㈱とコラボし、ウエディングレストランである3号店、さらに本場パリに出店した4号店等に加えて、京都では障害者自立支援の担う「ショコララボ」も展開しています。
オーナーは黒岩功氏。生き馬の目を抜くとも言われる飲食業界で活躍しているのだから、さぞかし切れモノと思いきや、実は・・・。
今回は「人に喜ばれる仕事をしよう」(坂本光司著:WAVE出版)から一部引用して紹介します。

オーナーの黒岩功氏が、料理を始めたきっかけは、小学校4年生の授業参観日。授業は家庭科。
そのとき彼は皆の前でキャベツの千切りを実演したそうです。その包丁さばきの見事さに、先生はもちろんクラスの友達とその母親たち全員からの喝采を浴びたのです。そのとき「初めて人から認められたと実感した」そうです。
黒岩氏の父親は外国航路の船員で、一年の大半を留守にしており、その影響からか母親はギャンブル依存症になってしまい、弟の食事の面倒はもちろん、母親の分まで黒岩氏が毎日面倒を見ていたそうです。勉強に割ける時間も少なく「落ちこぼれ」だったそうです。
その強烈なコンプレックスの中で、キャベツの千切りの実演は大きな自信となったのです。そのとき後ろを振り返ると、自分の母親も涙を流して喜んでいて、「こんなに人を喜ばせるのが料理なんだ。お母さんをもっと喜ばせたい」と思い、料理人を目指したのです。

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高校卒業後に調理師専門学校を経て、フランス料理店に就職。そこから単身でスイスやフランスで修行します。
海外では、厳しい競争の中でさらに“アジアの若造”を快く思わないスタッフもおり、毎日怒られることばかり。しかし黒岩氏にとってはそれが嬉しかったそうです。

「地元にいるときは、母親のしたことで、色々と嫌な仕打ちに合ったり、毎日大変な思いをしていました。
『なんで俺はお袋のせいでこんな目に遭わなければならないのか』と毎日思っていました。
しかし社会に出ると、みんな仕事が上手くいくために怒ってくれます。つまり全て僕の為に怒ってくれるのです。それが新鮮で嬉しかったのです」

黒岩氏は「母親を喜ばせたい」という想いから料理の道を決心。そこから「料理で人を幸せにしたい」とが生まれ、そのために「もっと料理が上手くなりたい」という欠乏が生起している。だから逆境の中で「怒られること」も、志を同じくする先輩からの「アドバイス」に翻訳できたのでしょう。オーナーの黒岩氏は志を持つことで、主体性が生まれ、自ら成長できる環境を作り出していました。社会で必要なのは資格やスキル、知識ではなく、この志なのです。次回は、この志がさらに仲間をつないでいくことを見ていきます。

 

 

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