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2018年08月07日

モノ作りよりヒト作り ~京都府宇治市のヒルトップ~

鉄工所なのに、「量産ものはやらない」「ルーティン作業はやらない」「職人はつくらない」!なのに、ここ10年、売上、社員数、取引社数、すべて右肩上がり。これは京都府宇治市にある、機械加工事業、表面処理事業、装置開発事業等を行う「HILLTOP株式会社」。
その中で注目されているのは、山本昌作代表取締役副社長の生産性追求と監視・管理型の指導を徹底排除した「人材育成」。
「ものづくりの前に

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人づくり」「利益より人の成長を追いかける」を実践。その一環として本社ビル建設事業がありました。山本副社長の言葉を紹介したサイトを一部引用して、現代に躍進する企業の特徴を見ていきましょう。ヒルトップ

中小企業だから本社は質素でいい」という考えは、親会社ばかり見る下請の発想です。
優秀な社員を採用し、多くの顧客にも来て頂こうと思うなら、本社は非常に重要です。

ヒルトップは、2007年12月に、京都府宇治市の京都フェニックス・パークに新社屋を竣工しました。建坪600坪、5階建、東側は全面ガラス張り。外観はコーポレートカラーの「ピンク色」です。誰も鉄工所だとは思いません。事実、鉄工所を目指して車でこられた方の多くが、通りすぎてしまいます。
本社屋建設の際、社内で「夢工場プロジェクト」を組織しました。
・・・・・(中略)・・・・・
工場内の柱は、1本1本がカラフルに色分けされ、色彩もあざやかです。エレベータの扉はオレンジ、工場内には赤いキャットウォーク(通路)が走っています。壁をなくしたオフィスの設計は、私のリクエストです。
部署ごとに区切ってしまうと、コミュニケーションが悪くなりますが、仕切りがなければ、揉めごとが起きても、すぐにオフィス全体に伝わります。垣根のないオフィス空間にすることで、社員同士がざっくばらんに話せます。

社屋はお金を生まないから、そんなものにお金をかけるな。最低限の機能があれば十分だ」「本社屋にお金をかけるくらいなら、設備投資に回したほうがいい

と言う社長も多いかもしれませんが私は中小企業こそ、本社屋にお金をかけるべきだと思っています。 なぜだと、思いますか? それは本社屋こそが「人を育て、顧客を生む」からです。

確かに生産設備は目先の金を生む機能であることは間違いない。しかしそれを支える人材を育成することが企業を長きに渡り経営して行く上で重要なこと。分かっていてもそちらに舵を切れる経営者はなかなかいない。

社員が自分の子どもに自慢できる会社にしたい」「一緒に働く仲間たちが、仕事の合間に集える場所をつくりたい」「製造業そのもののステイタスを高めたい
といった想いから、ヒルトップ本社は、対話創造性イノベーションを重視した設計となっています。
製造現場は1階にあり、プログラマーブースからも窓ガラスを通じて見えるようになっていますし、5軸加工機(XYZ軸移動の3軸加工機に、回転軸を2軸付加した加工機械)にもコーポレートカラーが配色され、非常に明るい。
最上階(5階)にある和室のほかに、筋トレルームや浴室があって、昼休みや就業後にカラダを鍛えることもできる。

新社屋ができてから、視察者が激増しました。現在では、年間2000名を超えています。実際に本社を見ていただければ、ヒルトップの面白さと活気が実感できると思います。

私は「人間の根源欲求である食欲とモチベーションとの相関関係は高い」と考え、本社で最も見晴らしのいい4階に、カフェテリア風の社員食堂をつくりました。ランチは定食が500円で、半額を会社が負担しています。

経営者が語らずともピンクの社屋を見れば「ココは面白そうな会社だな」と誰もが思う。「新しいことができそうだ」と期待する人もいるでしょう。金は生まないが期待や可能性は生み出しているのです。

社員食堂でのランチは、社員同士がコミュニケーションを育む「大切な時間」です。
そして、あたたかい食事をしながら、先輩も後輩も新人もベテランも関係なく、コミュニケーションを育む「大切な空間」です。どこに座るかも自由です。社員食堂ができたおかげで、ランチは「笑顔と会話が絶えない時間」に変わりました。ステージにカラオケも常備しているので、夜に懇親会を開いたり、社員の結婚式を行ったりしたこともあります。
就活生にも大変人気で、面接にきた学生から、
この社員食堂を見て、ヒルトップに入社したくなった」と言われたこともありました。
社員食堂は単にお腹を満たす場所ではない。「コミュニケーション」「社員の健康管理」「企業のブランド力向上」など、様々な機能を持った戦略的重要拠点なのです。

工業生産においても、生産を担うのは機械ではなく人。その思想を徹底的に社内に浸透させるのが経営者の役割なのです。

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