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2018年10月25日

脱制度・脱お上・脱常識!それが前進への第一歩~

「学校から宿題が出されるから、嫌だけどやらないと」
「学校の勉強はつまんないけど、高校行かないと・大学行かないと」
「行政が動いてくれないから、自分の生活も変わらない」
「国の制度が決まっているから、従うしかない」

日本ではそんな、お上の支配への諦めの空気が何十年も続いているような気がします。

ところがここ数年、お上に従うのが当たり前という“常識”を跳ね返すような動きが顕在化してきており、
人々の注目を集めていますicon_eek.gif
こういった『脱制度・脱お上・脱常識』の事例が『成功事例』としてメディアで多く取り上げられるようになったのも、
大きな変化です。いくつかの事例を紹介します。

<教育>
学校教育を受けなければならない。嫌でも無数の宿題をこなさなければならない。
という強制圧力から、脱却。
↓↓
小学校3年生で脱学校宣言~12歳の哲学者~
https://www.businessinsider.jp/post-165753
>芭旺さんはわずか10歳のころに出版した、自身の考えを記した著書『見てる、知ってる、考えてる』が累計17万部を突破。
「物事に重さはない。ただ、その人が『重い』と感じている。ただそれだけ!」「『こわい』は、やりたいということ。
やりたくなかったら『やりたくない』って思う。『こわい』ということは、やりたくないわけではない」
>小学3年生のとき、「学校へ行かない」ことを宣言し、自宅で学習したり、読んで「面白い」と思った本の著者の講演会に一人で出かけていったりして学ぶことを選びました。そして現在は、その日によって「学校へ行く/行かない」を自ら選択しています。
「学校へ行くのが当たり前」「学校を卒業したら、会社に勤めるのが当たり前」「会社へ行くのも当たり前」……そう考える私たちが芭旺さんの言葉からあらためて学んだのは、「自分の頭で考え抜く」ことの重要性でした。
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<子供の貧困>
子どもの食は、みんな課題。お上の動きの悪さに業を煮やした人々が、“自らの手で自らのまちを守る”。
↓↓
子ども食堂急増!~可能性と課題~
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=339847
>子ども食堂は、2年で7倍以上に増えています。全国の小学校の数がおよそ2万校ですので、 2,286ヶ所という子ども食堂の数がいかに多いかが分かるでしょう。
どこか遠くでやっている珍しいものではなく、自分の近くにある身近なものになりつつあります。提供された食事数は、年間でおよそ100万食を超えていると言われており、社会の暮らしの基盤ともなりつつあります。
>子ども食堂は、単に子どもに食事を提供するだけの場所ではありません。
食事だけでなく食卓の団らんや、季節のイベントなどの体験をしてもらったり、学校という枠にを超えて、子どもたちや親御さんたちが交流できる場でもあります。子どもが少しだけ出す悩みのサインに大人たちが気づくことができます。いじめや非行を予防することに繋がるかもしれません。
そうして、地域に「交流と発見」を与えるのが“子ども食堂”です。しかし、現実問題として子ども食堂のほとんどは、自発的な民間の活動であり、始めたとしても基本的に補助金などはありません。ようやく一部の自治体で、補助金が出始めたくらいです。
寄付や会費で賄っており、年間30万円以上の赤字が出ている子ども食堂もあります。それでも純粋な気持ちで、子どものためを思って、多くの方が頑張っていらっしゃいます。そして、まだまだ「特殊な場所」という認識が多いのも事実です。一部の限られた人がする、一部の限られた人のための施設、という認識です。
子ども食堂は、ようやく2,000ヶ所を超えることができましたが、何かの事態が起こって、その芽が摘み取られてしまう可能性もあります。
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<まちおこし>
行政の資金に頼らない。住民皆の自治意識の高まりが、社会で生き残れる町を作る。
↓↓
やねだんに学べ〜地域再生のヒントをもとめて〜
http://www.asakawa.skr.jp/AsaLABOnew/yanedanni_xuebe.html
>(1)自主財源の確保行政に頼らない地域再生をめざした豊重館長は,まず,地域住民から無償提供いただいた30アールの畑でサツマイモの栽培を始めました.
農作業の担い手は高校生.初年度に35万円の収益金をあげました.この高校生からスタートした「からいも生産活動」は年々拡大し,2002年度は1ヘクタールの栽培に到達し,約80万円の収益金をあげました.その後も,豊重館長はたたみかけるように,さまざまなアイディアを出し,地域再生に向けての活動を推し進めていきました.
学校での勉強についていけない子どもたちのために,退職された教員を招いて「寺子屋」を開く.一人暮らしの高齢者の孤独な夜の不安を解消するために,緊急警報装置を設置し,希望する独居高齢者にそのスイッチを配布する,など.これらの費用は,すべてさつまいも栽培による収益金より賄われました.
むらづくりに必要な活動を行おうとすると,どうしても資金が必要となります.これを行政に頼るのではなく,自分たちで生み出した.
やねだん成功のヒントのひとつは,ここにあるのだと思います.やねだんではさらに,土着菌の製造販売,Private Brand焼酎「やねだん」の製造販売,
手打ちそばを提供する食堂の開業,と実績を残していきました.こうして自主財源は揺るぎないものとなり,その財源によって運営される「むらづくり」はますます盛んになっていきました
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地方再生というと、「国が補助金を出して~」と考えがちですが、国が補助金を出して再生しようとした地方はことごとく失敗に終わっているのではないでしょうか。
やねだんの事例のように、本当の地方再生・地方創生は、それぞれの地域や集落がお上に頼ることなく、自分たちで生活を営めるようにすること。=自分たちの手で生きていけるようにすることでしょう。
教育についても、大学に行かない・高校に行かないという事例は年々増えています。
これも、子供たちが自分の生き方・学び方を自ら決断し、より可能性のある方(学校教育ではなく社会)へと収束していっているからです。

今回上げた事例はほんの一部で、他にも様々な分野で『脱制度・脱お上・脱常識』の成功事例が報告されています。
特に若者の意識変化が顕著で、もう数年もすれば今の世の中の当たり前(学校行くのは当たり前、国に頼るのは当たり前等々)の多くが、
当たり前でなくなり、『自分たちの生きる場・生き方を、自分たちでつくるのが当たり前』という新しい当たり前に変わっていくでしょう。

 

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