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2018年11月29日

シニアの活躍が社会の活力に!

人生100年時代。
各企業の定年年齢も次々に上がっています。
「少子化だからしょうがなくやっているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、
定年=引退=まだ人々の期待に応える力があるのに役割を失うという、社会の活力を奪うような制度がやっと見直されてきたとも言えます。

そもそも、村落共同体が国中にあったころは、老人にも役割がありました。
村の子供たちに教育を授ける役割や、農作や治療等の生きていくのにかかせない知恵を伝承する役割、
人々の悩みを聞き、時に向かうべき道を示す役割等々。

それがあるとき、「サラリーマン」という職業が生まれてから、60歳という年齢で役割を失うことになってしまったのです。

ところが社会に目を向けると、60歳どころか、70歳でも80歳でも現役で社会で活躍している人々が大勢いますm051.gif
皆、自ら役割を維持し続け、または新たな役割を見つけ続け、それぞれの世界で「人々の期待にこたえ続けていく」ことで
活力をもって働き続けています。

CASE1:80歳超えの現役ダイバー
・千葉県館山市の荒川さんは、80歳を超えてもほぼ毎日、タンクを背負って海に潜る現役ダイバー。
18歳からダイビングを始め、船底の清掃や海難事故の行方不明者の捜索等、潜水一本で生きてきました。
35年ほど前からダイビングショップを構え、多くの人に海の楽しさを伝えることを生きがいに今なお現役で働き続けています。
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CASE2:80歳超えの現役ライター
・外国公館の首席通訳/翻訳官として長年勤務を続けた、島村泰治さん。現在はフリーランスとしてWEBライター等の仕事をしています。
活躍し続けているポイントの一つが、「スピード感」。社会の期待に「素早く」応えていく意識が、人間の能力を衰えさせない秘訣になります。

CASE3:80歳超えのプログラマー
・銀行員として働き、定年を迎えたころにITと出会い、80歳を過ぎてi phoneアプリを開発した若宮正子さん。
プログラミング言語Swiftをゼロから学び、81歳で「hinadan」というひな祭りをテーマにしたアプリを開発しました。
政府の「人生100年時代構想会議」の有識者議員も務める中、2018年2月には国連総会の基調講演にも立ちました。
アプリを開発した経緯は、現在発表されているどのアプリも高齢者には使いにくいと感じたから。
これまで、年寄は機器を使いこなすスキルがないと思われてきたけど、そうではない。
「テクノロジー側が年寄のことをわかってない」。視力や指先の繊細さ等、使いかがわかるかわからないか以前の生理的な問題が大きいとのこと。
失敗こそが生きる糧だと語る若宮さんは、「全てを学習の機会」と捉えています。
先読みが難しい時代だからこそ、極めるべきは「人間力」とも語ります。そのためにも、大人は子どもたちの好奇心の芽を潰さないこと。毎日知識だけ詰め込んで、試験に合格したら数学はサヨナラ、なんていう詰め込み教育とは、もうお別れした方がいいとm051.gif

80歳を過ぎてなお現役で、しかもアプリ開発の世界で活躍する先駆者の言葉は、社会のこれから向かう先を示しているように思えます。
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以前、10代の若者の可能性を取り上げましたが、http://bbs.kyoudoutai.net/blog/2018/09/6199.html
役割を見つけたシニア世代も社会の期待に応えようと動いています。
足を引っ張っているのは、むしろ世間で現役と言われている20~50代ではないか。
本気で社会の期待に応えようと、既存の制度を超えていける世代が増えていくことができれば、
社会の活力が大きく上昇していくことでしょう。

参考(CASE1) https://www.iza.ne.jp/kiji/life/photos/180829/lif18082914560020-p3.html
(CASE2) https://w-kawara.jp/aging-workstyle/20170810/
(CASE3) https://www.businessinsider.jp/post-161128

 

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