2019年01月06日
社会を元気にする、元気な企業の特徴②~全員経営~
リンク①につづき、社会を元気する、元気な企業の特徴とは。。。
これから就職活動を控える学生のみなさんはぜひ一読ください
前回は「太陽女子」について書きましたが、
元気な企業というからには、“若手だけ” “ベテランだけ” “経営者だけ”それぞれが元気なだけでは、
本当に元気な企業とは言えないでしょう。
では、“若手もベテランも経営者も、みんなが活力を持って働いている元気な企業とはどんな企業なのでしょうか
大きな共通事項の一つが、若手~ベテランまで一貫して社員みなが『経営者の視点』をもっているということ。
経営者視点で働くというのは、自らの組織・その先の社会までをより良くしていくにはどうする?と
常に頭を使って、周りの人の力を引き出しながら働いてくこと。
自ずと多くの人と関わり、多くの人の期待に応えることで、活力も上がっていきます。
そして一人一人の社員が経営者視点を持つことで、この激動の時代でも生き残っていく組織力を高めていきます。
松下幸之助も、「日本人は衆知を集める国民」だといいます。
https://toyokeizai.net/articles/-/55920 より引用
>「いつも、わしが、多くの人の知恵を集めんといかんということを、言っておるけどね。けど、まあ、これは、わしの専売特許でもなんでもない。もともと日本人は、こういう、衆知を集める国民なんやな。きのうの夜な、ある人からもらった本を、読んどったんやけど、そういうことが書いてあるんや。
また、八百万(やおよろず)の神々の共同生活が、古事記に書かれているそうやけど、神さんたちが、つねに衆議によってというか、神さんたちの知恵を集め相談しつつ、物事を決め、取り行っている。天照大神は最高位の神さんやろ。けれども、専断、専行しておらんわね。こういう傾向は、日本人が、なにかを行う場合は、いつも衆知を集めてやってきたことを示しておるのではないかと思うな。
聖徳太子さんは『十七条の憲法』を定めておられるけど、あの中にも、独断で物事を決めたらいかん、必ず多くの人と議論して決めなさい。多くの人と議論を尽くせば、物事の真理も明確になると言うてるね。これも衆知を集めることが大切やという表れやな。
戦国時代というと、きみ、大将が独断でやっておったように思うけど、名君良将といわれた人は、ほとんどが衆知を集め、家臣の声、世間の声を聞き相談して事を決しておるわけや。早い話、あの信長でさえ、桶狭間の合戦のようなときでも、結果としては、ただひとり、城をうって出るということをしておるけど、それでもやはり、その前に、重臣たちの意見を聞いとるわけや。そのうえで、その衆議を上回る知恵を自ら生み出しておるわね。徳川幕府においても、将軍を補佐する複数の老中をおいて、そこで衆知を集めて政治を行っていたとも言われておる。
このように、武士の時代、封建時代にあっても、やはりその時その時、その場その場に応じて、できるかぎり衆知を集めながら最善の道を求めて、共同生活の運営をしていくということが行われてきたわけや。
=引用終わり=
実は、日本はもとより、海外でも躍進を続ける『ユニクロ』もそんな日本人の“衆知を集める”精神を基に全員経営を目指しています。
https://www.fastretailing.com/jp/ir/direction/interview.html より引用
>グローバルワン・全員経営の経営体制を実践
すべての社員が経営者マインドをもつ企業
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念は、ファーストリテイリングを良い会社にしたいと思い、掲げたものです。社員全員がクリエイティブな力を発揮して、イノベーションを起こす会社にしたい。本当に良い服、最高のサービスをお客様にお届けしていきたいと思っています。
我々が最も大切にしているのは、世界中の全社員が、「グローバルワン・全員経営」の精神で、情熱的に仕事をすることです。各エリア、各事業で、最も成果が上がったことを、グループ全員で共有して実践する組織です。一般的に小売ビジネスは、マネージャーが考えて指示を出し、店舗の販売員がその指示に従うという組織構造です。しかし、ファーストリテイリングでは店舗のアルバイトからトップ経営者まで、すべての社員が経営者マインドをもち、自らが考えて、お客様に最高の商品、最高のサービスを提供するという「全員経営」を実践しています。
=引用終わり=
激動の時代、変革期待の高まりが顕著な現代、改めて本来の日本人の精神ともいうべき『全員経営』が着目されています。
多くの企業は、「全社員が経営者の視点を持つ」という“視点”止まりの対応をしていますが、
類設計室は文字どおり『全社員が経営者』として実際に登記されています。
「自分たちの生きる場は自分たちでつくる」という創立時の志のもと、若手社員からベテラン社員までが実際に経営者として、経営に“参加”しています。
経営情報も全社員に開示され、社内ネットでは全社員が発信と評価ができ、若手もベテランも関係なくみんなが本気で追求する基盤があります。
だから、とことん踏み込み合うし、とことん追求する。だから、活力高く働けています。
これから先どんな時代になろうとも、全員参加経営のもとみんなの衆知を結集し、みんなで追求し、社会に活力を生み出し続けていけるでしょう。
活力ある社会をつくっていく、活力あふれる企業の特徴として、『太陽女子』と『全員経営』を紹介しました。
就職活動に臨むみなさんは、どんな企業なら活力高く働けそうか?をぜひ判断軸としてみて下さい。
- posted by 岩井G at : 10:00 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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