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2020年07月10日

【‘19/11/23実現塾】 サル時代の同類闘争と共認機能1 ~ 原猿の登場

活力をもって生きていく力を獲得するには、人の意識がどのようになっているかの認識が不可欠です。
人類の意識は、38億年前の生命誕生から環境に適応するために塗り重ねられてきた「本能 機能群」、そして6500万年前の原猿の登場から真猿に至る時代に獲得した(心とよばれる)「共認 機能」、そして人類になって獲得した「観念 機能 (≒言葉) 」層構造になっている。

今回は、「共認機能」を獲得したサルの起源を、2019/11/23実現塾の追求から紹介します。

実現塾 原猿2020.07.10

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Q.原モグラから原猿が登場する。原モグラと原猿の違いは?

「実現論 第一部 前史、ニ.サル時代の同類闘争と共認機能1」
他方、同じ原モグラから出発して樹上逃避の場を求め、樹上機能(後ろ足の指で手と同じ様に枝を掴める)を発達させて遂に樹上で棲息するに至った原猿は、大きな可能性を獲得すると同時に、大変な問題に直面することになる。
まず、樹上には外敵が殆どいない。その上、樹上には栄養価の高い果実や木の実が沢山ある。従って、陸・海・空とは別の樹上という第四の世界をほぼ独占した原猿たちは、最高の防衛力と生産力を手に入れたことになり、忽ち森林という森林を埋め尽くして(その食糧限界まで)繁殖していった。

実現塾 足の指2020.07.10

6500万年前、地上の半地下で生息していた原モグラのなかから、足の指が手の指と同じように双方向に動かすことで、樹上に上り、枝を掴んで樹間を飛び渡ることができる機能を獲得した原猿が登場した。これがサルの起源。

Q.原猿はどこで登場したのか?

地球の大陸は、約5億年前に現在に至る各大陸に分裂している。
原モグラは世界各地の大陸に生息しているが、原モグラは海を渡れない。
それゆえ、約1万年前から世界各地で、両生類から(現在の哺乳類の祖先である)原モグラが登場したと考えられる。
原猿も、北米、東南アジア、アフリカの各大陸に生息しているが、原猿は海を渡れない。
それゆえ、 6500万年前から世界各地で、原モグラから原猿が登場したと考えられる。
ただし、原モグラも原猿も、単一起源ではないが、各大陸で登場した時期は同時ではなくバラバラに発生したと考えられる。

Q.現存する原猿のほとんどが、アフリカの東側に位置する島「マダガスカル」なのは?

マダガスカル2020.07.10

現在、原猿から進化した真猿が、南米、アジア、アフリカの大陸に生息しているが、小さな島のマダカスカルにいないことから、【進化のスピードは、生存している場所の“広さ”に規定される】と考えられる。
面積が広いほど生物種が多く「種間闘争(外圧)」が激しくなり、生存適応するための変異→進化スピードが速くなる。【進化の源泉は闘争圧力】

次に、真猿から進化した類人猿が、東南アジアとアフリカに限定されていること(南米大陸には生存しない)。
また、アフリカは乾季(→森林減少)があるのに比べ、東南アジアは湿潤な熱帯雨林で、樹間に生息する猿の同類圧力が高いこと。
このことから、おそらく、原猿が最初に登場したのはユーラシア大陸の森林の多いアジアで、種間圧力と同類闘争の激化から原猿→真猿→類人猿に進化していった。その次に陸続きのあるアフリカにおいても原猿→真猿→類人猿に進化していった。
しかし遅れて原猿が登場した南米では初期真猿でとどまり、さらに遅れてマダカスカルに登場した原猿は、小さな島のなかで種間闘争が小さく原猿のまま現在に至っていると考えられる。

それゆえ、現在の近代科学(学会)の【(進化系統樹の)単一起源説は間違い】であろう。
このような間違った固定観念に侵されるのも、西欧キリスト教の「唯一絶対神」の観念に染まっているからである。
近代科学の進化論は、「唯一絶対神」のキリスト教の構造とそっくりで、近代科学が古代キリスト教を下敷きにしていることの証左である。

単一起源説だけでなく、現在の進化論には、そもそも進化の捉え方で大きな誤りがある。
進化には3種類がある。
【小進化】紫外線などにより頻繁に起こる変異。
【中進化】地球環境の大きな変動によって外圧(自然圧力、種間圧力)が急激に高まり、その外圧に適応するために必要な方向に変異。(ex.カンブリア大爆発、キリンの首)
【大進化】(ウィルスなども含め)他の生物が飛び込んできて起こる変異(ex.単細胞から多細胞)

進化には、時間軸、確率そして変異の次元に大きな違いがある。それに対し、現在の進化論は、ダーウィン進化論を下敷きに1960年代に登場した「DNA突然変異説」が主流。それを支えているのが「分子時計説」をよりどころにした「変異スピードは一定」である。
しかし、それでは大進化どころか中進化についてもまったく説明することができない。
そもそもよりどころとしている、DNA の塩基配列の置換や欠失が起きる確率がほぼ一定とする「分子時計説」は、実験室の限られた環境条件のなかでの一つのデーターであって、自然界にそんな都合の良い環境など無く、それを普遍的な原理とすること自体が現実を無視し根本的におかしい。

長くなったので、今回はここまで。
次回は、Q.サルはどのように共認機能を獲得していったか?
原猿は、樹上という楽園で繁殖していくが、良いことばかりではなく、これまでの生物が経験したことのない全く新しい外圧に直面する。そのことがサル・人類だけがもつ「共認機能」を獲得する進化に繋がる。

by麻丘

 

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