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2021年01月22日

違和感こそ社会を変えていく探求の始まり

最近、若い起業家の活躍が増えています。そんな中、コロナ禍でもあり、小中高生を対象にしたオンライン起業家教育プログラム「TimeLeap Academy」 が立ち上がっています。社会の最前線で活躍している起業家たちが授業を担当し、最終的には事業計画を作成するところまで行うもの。主催しているのは株式会社TimeLeapで、代表取締役は現役慶應義塾大学学生の仁禮彩香(にれいあやか)さん。起業家を育成する授業でありながら、本当の目的は「自分の人生を切り拓いていけるようになってもらうこと」。決して大金を稼ぐ起業家育成ではありません。今回は自身も若き起業家である仁禮さんの取組を紹介します。

なぜ彼女はこんな事業を展開しているのだろうか?

写真はコチラからお借りしました

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それは地元の公立小学校で感じた違和感が始まりです。
仁禮さんは幼稚園を湘南インターナショナルスクール(SIS)で過ごしています。そのSISの特徴は「一人ひとりが違う人間であることを受け入れ、その違いがある人同士が幸せに生活するのはどうしたらいいか?を自分で考えることを基礎にしている」こと。そして問題が起きた時や何かを決定するときは、子供同士で話し合う。そして「感情と理性を分けて考えること」も教えられ、その中で『自分はどうしたいのか?』という思考を深く身に付けることができたそうです。

ところが小学校では、最初から正解が与えられており、教科書や先生の言ったことが正しくて、その通りに行動した人が評価される世界。例えば「喧嘩をしたときどうする?」を考える道徳の授業でさえ、プリントには「謝る」が回答でした。SISなら「なぜ喧嘩したの?」「本当はお互いにどうしたかったのか?」と現象の発端を突き詰める議論していたので、そのギャップが大きな違和感だったのです。

その違和感に耐えられず、仁禮さんは母校のSISの延長で学びたいと考え、園長先生に「SISで小学校を作ってほしい」と直談判。実際に園長先生は小学校を1年で作り、仁禮さんは残りの小学校生活をそこで送ったのです。実現した園長先生もすごいですが、仁禮さんのこうした行動力も「子供だから」と抑えつけた教育をしなかった両親及びSISの賜物でしょう。

しかし仁禮さんは卒業後、今度は日本の中学校に入学します。それはなぜでしょうか?

「私は、小学校1年生で違和感を感じて、一旦日本の教育システムから離れました。しかし、その違和感が一体何処からくるものなのか、対峙してみないと理解することができないと思ったのです」(仁禮彩香さん)

そこでの生活で仁禮さんは、受験中心の教育の違和感を言葉化→課題化し、そして改善案を追求。その結果、中学2年生の時に友人2人とともに株式会社GLOPATHを設立し、新しい教育モデルの事業化へと発展したのです。そこでは「子供のアイデアを実現する事業」として、企業と組んで学校に出張授業をするプログラムを展開します。当時通っていた合気道の先生が投資家で、起業プランを説明し出資してもらったそう。

ところが仁禮さんが大学生になり、この会社を後輩に譲渡する頃のタイミングで、仕事のトラブル、家族との死別、うつなどが重なり、非常に辛い時期がありました。

「当時は生きるのが辛かったですが、幸運にも周りの人々に支えられ、『せっかく人間として生まれてきたから、限りある人生を存分に生きてほしい』という自分を含めた人類に対する願いに辿り着くことが出来ました。」(仁禮彩香さん)

そして2016年8月4日19歳のときに、株式会社HAND-C(現TimeLeap)を設立。教育ソリューション事業・研修事業・学校コンサル事業を手掛けたのです。(*それらの取組が評価され、ハーバード・ビジネスレビューが選ぶ未来を作るU-40経営者20人に選出されました。)

「現在、2つの会社を経営していますが、共通するポリシーは、人類が生きるプロセスに貢献できるもの自分が心から共鳴できるもの、且つ今後の自分に役立つ学びがあるもの、という観点で仕事をすること、です。TimeLeap社は自分の人生を切る力を育む教育のコンテンツを、小中高生を中心とした若い世代に提供、ERRORs社では、生きる時間をどうデザインするかに関して教育以外の方法を試しています。ここに行き着くまで起業家の友人たちが、スケールを追求する事業で成功したり、数字を延ばしたり、実績を出したりするのを見て、焦りを感じたこともあるし、その時は『教育はなかなか成果が出ないし届けるのも難しい。今まで考えてきたものとは全く別の事業をやろうかな』と思って事業のアイデアなどを考え始めたのですが、気付くと『これは本質的に人類のためになるんだっけ?』というところに辿り着いてしまう。(後略)」(仁禮彩香さん)

違和感を流さず探求し続け、対象世界を自分も含めた人類に広げたことで、進むべき道を開拓できたのです。この言葉にならない違和感こそ探求の源泉。なぜならそれは潜在思念(本能・共認)次元から捉えた不整合そのものだからです。潜在思念次元だからこそ、自分だけでなく皆共通の不整合と確信し、それを突破することが志となり、彼女の行動の原動力になったのでしょう。「違和感を流さない」 これが探求の第一歩なのです。

参考小中高生向けオンライン起業家教育
   :「人生は有限である」中2で起業、高1で母校を買収した慶應ガールの人生観
  :「先生、小学校をつくりたいです」理想の学校も会社も自分でつくる学生起業家の挑戦

 

 

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