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2021年03月04日

組織と人材があってのオフィスの器。在宅勤務、リモートで唯一できないもの。それは人材育成。

現在もまだコロナの渦中ではありますが、人々の働き方が激変しています。

コロナ前には600人を収容できるオフィスを持っていたある会社では、現在平均して80人程度の出社となっているとのことです。

これが何を意味するかいうと、人々の働き方が変化するということは、オフィスの価値が変化するということです

各企業とも、オフィスの価値を再構築する課題が、今後発生してくると考えられます。

コロナ渦で、在宅勤務者が増え、社会的なリモートワークが実現されました。
それにより、働く場所の自由化、新たな働き方、新たな組織統合の芽生えを生んでいます。

これは大きな可能性とも捉えられます。

実際、これまで、対面でないと絶対できないと考えられてきた打合わせも「リモートでやってみると意外とできた」、「慣れれば苦はない」という実例はいくらでも挙げられます。
在宅勤務では、食や運動などの健康志向、本物志向も高まっています。

また、会社と自宅の物理的距離がなくなり、働くと生活が一体化して、子育てがより近くになったという意見もあります。
確かに、(無駄に)どこか1箇所に集まって何かを行うということが軽減されるだけでも、会社の効率、生産性上昇に繋がりそうです。

しかし、リモートの可能性が叫ばれる一方、在宅、リモートだと人との距離、人との絆が薄まっているという意見も当然出てきます。
人類は共認充足なしでは生きていけない動物なので、そのような欠乏が湧いてくるのも頷けます。

同僚と会えないのは寂しい、仲間と食事や飲食したいという気持ちもわかりますが、もっと重要なことがあるのです。

在宅勤務、リモートで唯一できないもの。それは人材育成です。

会社のオフィスという器は、組織と人材があってのものです。
そこを踏み外して、自分にとって、オフィスは必要、不要を考えると完全に見誤ります。
人材が育たなければ、ともすれば社会そのものが成立しなくなるかもしれません。

集団、組織発で見て、オフィスの必要性はどうか?組織と人材どうする?
オフィスの再構築は、とりわけ人材育成、未来に視点を向けて照準を合わせて追求していく必要がありそうです。

 

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