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2021年10月31日

【実現塾】哺乳類の知能進化~④脳回路進化は、哺乳類の遊び行動から。

前回の記事では、性闘争の場面においても判断力親和機能というところが知能進化にとって重要だというところが明らかになりました。
また、そういった判断力や親和機能は、生まれつき持っているものではなく、生まれた後から身につけていくという特徴が哺乳類にあるということ、それを遊び行動によって身に着けていることも分かりました。

今回は、哺乳類の遊び行動にはどのような意味があるのか。というところを追求していきます。

◆ほぼ全ての哺乳類は”遊び”をしている。なんで?

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ネズミのかくれんぼや、ウサギのボクシングのようにどんな小さな哺乳類でもこのような遊びをしている
例えば、追いかけっこは逃げる・追うといった狩り、じゃれあいは性闘争、おしくらまんじゅうはスキンシップの訓練など、大人になってからの必要な集団行動/性闘争/親和行為に繋がる”遊び”行為を繰り返している。

→魚類などは、生まれてすぐに泳げるように脳回路ができているが、哺乳類はほとんどが未熟な状態で生まれ、子育てをする。
→哺乳類は神経細胞のネットワークは存在するが、つなぎ合わせはこういった遊び行為を通して獲得している。

◆なぜ遊びを通して獲得するのか

哺乳類はまず母を注視して、真似て、生きる能力を身に着ける。
→自然に吸収していけるように、真似する事だけで充足する本能=真似充足本能を持っている
→真似の次に遊びがあり、遊び充足本能に繋がっていく。

集団本能・追従本能+親和充足本能 → 真似充足本能
→ 遊び充足本能

★この回路を使って、後天的な訓練を、遊びを通して主体的に楽しんでいけるようにセットされている!

◆生命の進化形態をDNA進化から脳回路進化

哺乳類は神経細胞のネットワークを自在につなぎ合わせることが可能になった。
→脳回路に可変性があり、組み替え可能に。
→外部環境(外圧)に柔軟に適応することができる。

生物の基本的な進化は、DNAの突然変異(一か八かの賭け)であり、進化までの時間が長い。
→哺乳類はDNA進化に次ぐ、脳回路進化=知能進化という画期的な進化形式を手に入れた。
脳回路を自由に組み換えることによって、DNA進化の欠点を克服。組み換えの自由さ、スピードにおいて有利になっていった。
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哺乳類の知能進化について、実際の【実現塾】流れを追って追求を行なってきた。(、④)
哺乳類の知能進化には”皮膚感覚”が重要であり、そして、そこに”親和機能””性闘争”が付加されて、発達してきました。
では、どういう関係で進化してきたのか。集団行動にもどんな変化があったのかというところがさらなる追求ポイント。次回の実現塾ではそのポイントに照準を当て、追求をより深めていきます。

 

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