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2021年11月12日

10/16【実現塾】哺乳類の知能進化(2)~②同類把握機能で連携行動→知能発達へとつながった

前回の記事()では、皮膚と脳の進化の関係性について追求していきました!【実現塾
脳は、先行して発達した皮膚が、脳との判断のやり取りを増大させたことから脳神経が増大。そこに親和機能からくる快感回路を付与することで緊密なやり取りをしていることが分かった。
しかし、皮膚も脳と同じ判断機能を持っているため、脳がなぜ判断機能を必要としたのかという疑問。

今回は、皮膚を【共進化】させてきた哺乳類とそれ以前の魚類との集団行動のちがいから迫っていきます。

◆魚類と比べて哺乳類の連携行動はどのようなところが違うのか

魚類
魚は同じ感覚、同じ方向、同じスピードで動くという本能のみ

→どう動くかというのは考えずに、本能に従って行動するのみ。(群れの成立)
→どうするも周りに合わせるのみのため、同類の仔細な動きを対象かする必要がない

哺乳類
連携行動をとろうとするとき、同類の各個体がどんな動きをしているかを把握。どうするを判断する。

→まず、敵はどこにいるのか。そして仲間(特に子供)はどこにいるのかを把握
→多層的に仲間を把握することが重要になってくる。

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◆哺乳類は同類把握機能を発達させていく
外圧だけでなく、集団内の同類同士の状況把握のために、同類把握機能が生まれる
哺乳類特有のスキンシップの充足に導かれ、授乳・育児・遊びを通したスキンシップ演習によってこの同類把握能力を発達させてきた。

外敵把握同類把握を同時に

→状況把握が【外敵】のみではなく【同類・仲間】という2軸になった
この外圧把握に基づいて、「どうする?」の行動も多彩となっていく

★外識機能の多層化→「どうする」の多様化⇒知能発達

これが知能進化に発達させた要因の一つ

親和機能→皮膚感覚が発達し同類把握機能が上がる→同類の微細な差にも気づく
連携行動がとれるようになったのは外敵からの外圧状況だけでなく、同類把握の機能を獲得したから。
同類把握機能を発達させたからこそ、脳の発達、知能進化につながった。(単に集団化したから脳が発達したのではない)

脳に繊細かつ総合的な皮膚の識別機能を転写したのは、同類の識別のため

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今回は、魚類と哺乳類の連携行動の違いから、哺乳類の知能発達について追求していきました。
次回の記事では、同類把握機能を獲得した哺乳類は、外敵闘争や性闘争といった闘争の場面ではどういった違いがあるのか、どのような情報が必要になったのか。とういうところを探っていきます。

 

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