2021年11月22日
岸田内閣は民族派政権なのか?~内閣人事から読み解く
世界は、(奥の院の意向に沿った)プーチン(ロシア)・習近平(中国)の民族派勢力が、欧米に代わり主導権を握り、(ロスチャイルドなど)金貸しに操られた資本主義の枠組みを終わらせることに着々と向かっている。(⇒世界情勢 ~コロナに次ぎ「エネルギー(→食糧・資材)の総量規制」による経済破壊)
この世界潮流の中にあって、日本の政権交代はどういう意味を持つのか?岸田内閣は民族派と言えるのか?について、内閣人事から推察してみようと思う。
■自民党と派閥の原理
自民党には、下図のように大きく「旧自由党系」と「旧民主党系」の2つの勢力がある。というのも、自民党は、1955年(昭和30年)に日本社会党の台頭を危惧して自由党と日本民主党が合同して結成された政党だからだ。そして、かつての自由党と日本民主党の政党争いが、旧自由党系と旧民主党系の派閥争いに形を変えて日本の政治を動かしてきた。(下の図はクリックすると大きくなります)
画像はこちら(未来志向のススメ! ~松井雅博OFFICIAL BLOG)からお借りしました。
■清和会から宏池会への政権移譲
市場の支配者であるロスチャイルドetc. 国際金融勢力に支配されたマスコミの扇動によって、日本の政治界は森→小泉→安倍…と長らく清和会=市場派に政権運営を握られてきた。それは民族派の政治家や政権が悉くマスコミのバッシングや暗殺によって潰され、国際金融勢力に日本の国益を吸い上げられてきた歴史でもある。(現に、自由党派閥には、田中角栄から始まり、小渕恵三、橋本龍太郎など、暗殺されたと思われる政治家が名を連ねる。)
では、今回の岸田内閣は相変わらず国際金融勢力の傀儡となるのか?民族派の台頭といえるのか?安倍→菅内閣時代との内閣人事を比較・検討してみると以下の通り。(下の図はクリックすると大きくなります)
安倍→菅政権における内閣人事では、旧民主党系派閥=市場派が大半を占める。政策面で市場派の色が強い志公会をカウントに入れたら、その差はさらに広がる。(上記の比較では、旧民主・旧自由の混合派閥なのでカウントから除外している)
一方、岸田内閣では大きく旧自由党派閥が躍進し、何と旧民主党派閥の数を上回っている。しかも、志公会を加えても半々となる。
加えて、政策として「新自由主義的な政策からの転換・・・成長と分配の好循環による『新しい日本型資本主義を創る』」「『令和版所得倍増』を掲げて分厚い中間層の復活を目指す。」と打ち出しており、既得権益を潰して金融勢力による支配からの脱却を目指していることがうかがわれるリンク。
(現に、岸田氏は官邸の組織改編に着手し、内閣官房の39の「分室」のうち、感染症対策を担当する3分室を「新型コロナウイルス等感染症対策推進室」に一本化。安倍政権当時に設けた「1億総活躍推進室」「人生100年時代構想推進室」など4分室を「不要」と判断し、廃止した。 参考:FRIDAY DIDITAL)
岸田政権は始動したばかり。派閥の力学だけが政権運営を規定するわけではない。しかし、この清和会(=旧民主派)から宏池会(=旧自民派)への政権移譲は、民族主義への転換が進む世界情勢と一体となって日本を変えてゆく兆しなのかもしれない。
- posted by moriaki at : 22:44 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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