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2021年12月01日

11/6【実現塾】サル社会の構造~③原猿時代の弱オス・ボス・メス 本能不全解消のための突破口は

実現塾】では、サル社会の構造についての追求を深めています。
前回の記事では、樹上社会が、防御力と生産力を兼ね備えた陸海空に変わる第4の世界になり、原猿が大型化。その後、樹上が過密化していくという過程を押さえました。
この過密状態の世界は、陸上と何が違ってきたのかを、今回追求していきます。

◆陸上世界との違いは?

陸上世界では、縄張り闘争で縄張りを確保できなかった個体は死んでいく
→樹上世界では、縄張りを確保できないのに死なない個体が登場
⇒餌の量<個体数となり、縄張り闘争が恒常的

◆弱オス・ボス・メスの不全

弱オス
繁殖期になるとオスの行動範囲は3倍になり、モグラ時代は3分の2のオスは破れて死んでいく
→樹上世界では、他の樹に移ればかろうじて生きていける
→ただ、食糧を取ろうとすると縄張りをもつオスに襲われ、追い払われ続ける
⇒負けた弱オスは飢えと怯えに常に苛まれ続ける状態に
生存本能の混濁状態

ボス
弱オスが恒常的に縄張り侵犯を繰り返す
→正々堂々の闘いから、終わりのない闘いに
→身も心も休まらない過剰緊張状態
生存本能の混濁状態

メス
オスとメスが闘わないのが本能
→オスが襲ってくるようになり、闘わざるを得ない状況に
→体格差的にも餌の確保には最弱
生存本能の混濁状態

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☆弱オス・ボス・メスの三者とも本能が正常に働かなくなる状態
⇒本能不全状態に陥る

いずれも本能不全状態⇒種として本能を超える必要が出てきたが、どう突破していったか。

◆本能不全状態で最弱のメスはどうしたか

集団化したのか?
→外敵察知には有効だが、次々やってくる若オスの侵入を防げない

縄張りを持つ強いオスをひきつける?
→こちらの方が実効性が高い
→しかし、本能だと繁殖期を過ぎればオスは立ち去ってしまう

どうする?

☆メスはオスの不全解消欠乏(恒常的な緊張状態)を見て取って、オスに親和充足を与えることで強いオスの近くに居続けようとした

→親和充足を与えられたオスは、不全解消欠乏を解消するために、繁殖期以外にもメスの近くに留まるようになる
→オスとメスの縄張りが重合する
⇒若オスからの縄張り侵犯の防御になる

☆サル社会における初めてのオスメス集団
初めてメスが同類把握機能を成体オスに向けた

◆サルの共感機能

オスとメスの欠乏は全く異なる
→オスは不全解消欠乏(意識の混濁)、メスは縄張り防衛欠乏(肉体不全)

原猿のボスとメスの置かれた状況は本能にない状況だが、突破口として使われたオスメスの武器は縄張り闘争機能親和機能
既存の哺乳類の本能が使われた

この段階でオスメス関係から同一視や共感は生まれない。むしろ取引関係。
⇒したがって、共感機能は若オス発と想定できる

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オスメスともに本能不全の状態に陥った原猿は、それぞれの立場で突破口を見出し、解消へと向かって行った。その中でも、若オスが新たに本能以外の共感機能に突破口を見出した。
次回は、より原猿時代の若オスになりきって、どういう状況におかれ、不全感をどうやって突破していったのかを追求していきます。

 

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