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2022年01月13日

【言葉の成り立ち】インディアンたちの言葉や大和言葉にみる精霊信仰の世界観①

人類の観念機能(=言葉)は、自然、万物の背後に「精霊を見た」事が始まり。木から落ちて極限状態に置かれたカタワのサルだった人類は、トランス状態による「精霊」との交信の中で言葉を生みだしていったと思われます。まっとうに観念機能を作動させるには、この精霊の感覚を掴むことが不可欠。

画像はこちらからお借りしました

では、その精霊とはどのようなものなのでしょう?
精霊信仰が息づくインディアン(米の原住民)や、日本古来の大和言葉の中に同化しながら解明してゆきましょう。

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■精霊信仰は感謝の塊!万物への感謝が伝わる言葉たち

大和言葉「恵む」
これは「愛ぐし」を動詞化させたものだそうです。
愛ぐしは、いとおしい、可愛いという意味。語源はいくつかあるそうですが、「目」と「心ぐし(心が苦しい)」から成る説が有力だとか。
つまり、目で見て心が苦しい。それほどまでにいとおしい気持ちを表しています。
「八百万の神々は健気に生きている人間を見て、胸を痛めておられる。それほど慈しんでくれている。」このような、無条件の、”私たちは愛されている”という感覚を、縄文人は抱いて生きていました。(リンク

大和言葉「おかげ様」
感謝の気持ちを表すとき、「おかげ様で」と言います。たとえ、言葉を向ける相手に直接何かしてもらったわけではなくてもそういいますね。
「陰(かげ)」は隠れて見えない部分。目には見えない力の存在や、様々なことは巡り巡って繋がっていることを前提にしているからこそ、そう感じられるのでしょう。リンク

インディアン~ショーニー族の首長の言葉
朝起きたら、太陽の光と、おまえの力とに、感謝することだ。
どうして感謝するのか、その理由がわからないとしたら、それはおまえ自身の中に、罪がとぐろを巻いている証拠だ。

大和言葉やインディアンの族長などの精霊信仰が息づく言葉を探索していると、直接何かをしてもらった時はもちろん、そうでない万物に対しても“生かされている”“支えられている”という感謝があふれるものにたくさん出会います。
自然現象、自分の力(存在)、大自然の恵み、目に見えない力など、あらゆるものへ全てのものに、自分達は生かされている、支えられているという感覚…現代人はすっかり忘れてしまっているような気がしてなりません。
「生かされている」ことに感謝したくなるインディアンや原始人と現代人の違いは何なのでしょう?

次回は、インディアン達の言葉から精霊信仰はどのように万物を見ているのか?について迫っていきましょう♪

 

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