2022年07月08日
【実現塾】6/11~ 観念回路の形成過程 観念機能は組み換えと探索を繰り返していく
前回は言葉がなぜできたのか?を追求していき、人類は包含思考により本能・共認と一体化回路の矛盾を突破していった。
今回の実現塾は観念機能がどうやって生み出されていったのかの過程を振り返りながら、人類の最先端機能を最大限に使っていくにはどうしていけばいいのかを追求していく。
◆人類の観念機能は、
包含思考⇒本質の抽出⇒精霊の措定⇒構造化
なぜ人類は包含思考ができたのか?
全ての根源は、主体凍結【自分という主体を失う(空白化)】が起こったこと
⇒主体凍結が生んだ一体化回路と本能・共認機能の間に矛盾を生む
例) 洪水
本能・共認:河川からあふれた水で流されて、命の危機にさらされる(マイナスと捉える)
一体化回路:一体になりたい対象となるのでプラスもマイナスもない
包含思考は、このような矛盾を突破するために+も-も包括する本質を見出そうとした。
例えば、洪水は大雨によって引き起こされるが、”ザーザー”、”パラパラ”、 ”しとしと”など雨という1つの現象にも異なる現象を捉えることができる。
ここから、包含思考によって雨はどうして降るのか、どういうエネルギーなのか、ザーザーとしとしとでは何が違うのかとバラバラで異なる現象の奥の貫通する本質をとらえること、そして本質を本能と共認で捉えられるように具体的な事象として精霊を措定した(具象化)。
捉えた本質(精霊)同士の関係や連関を繋ぎ合わせ統合していく過程が構造化。
構造化は、新たな精霊が措定されたときにはまた組み替えて新たに統合し構造化するなど、どんどん繰り返していく。
観念機能はこの包含思考へ立ち戻って、組み換え、より確かな本質を探索していく機能である。
◆現代人は観念機能を使えているのか
(画像はコチラからお借りしました)
会社や組織の中で仕事をしているとき、様々な提案や要望をもらうことがある。
AさんとBさんの両方から異なる提案・要望を出された時に、どちらを優先するのか、どういう統合軸を見出していくのかを判断を迷う時がある。
ここで観念機能を正常に使い統合していくためには、自分観念(価値観念)を取っ払って、AさんもBさんも共感・共認し納得できる統合軸を見出していく事が重要。
自分観念をなくし、照準を会社や組織の考えを置けば、AさんもBさんも会社や組織が勝っていくためには、生き残っていくためにはどうするを考えていたということに気づく。
異なる要望でも、欠乏や期待は何かを大きく括り、その奥の本質を貫く統合軸を見出してれば、両者が納得する形の新たな精霊を措定していける。
大きく括り、その本質を貫く統合軸を見出していくのが観念機能のまっとうな使い方。
観念機能を真っ当に使うために、まずは自分観念・価値観を捨ててものを見ることから始めてみてはいかがでしょうか。
- posted by yosigoe at : 11:30 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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