2022年08月30日
【実現塾】8/6 「人類の進化の在り様」~人類の進化は「一体化」で貫かれている
今回から実現塾は、サルから始原人類の進化を追っていく中で、人類になって発現した特徴的な進化形態に迫っていきます。
■人類だけがオスメス残留という集団形態をとっている
哺乳類以降の原猿や類人猿は、オスもメスも放逐、オスメスどちらかは放逐といった集団形態をとっている。
→そこには2つの点が考えられる。
①多様な環境に行く事、多様な異性と交配することで遺伝子の多様性を確保するため
②淘汰適応を実現するため、淘汰し生き残ったもの、または性闘争に勝った者だけが子孫を残すため
しかし、人類は外に出ていったとしても太刀打ちができず、絶えていくだけである。
→集団を出てくにはほかの異性と交配することが前提となるが、人類の場合は、外に集団がいない。
→また、一体充足が活力源である人類にとって、集団は一人でも多い方がプラス
⇒始原人類は、生き延びる戦略として、性闘争本能を封鎖し、一体化回路に可能性収束していった
■オスメス残留の欠点を克服したのは、人類特有の「思春期」
オスメス残留という集団様式は、オスの軟弱化、変異の阻害という問題点も抱えているが、その弱点はどう突破してきたのか。
・オスの軟弱化どうする?
脳回路を変化させ、危険なこと・リスクのあることを好むようになる思春期を作ることで克服
→15~25歳の時期は、性情動物質によってさまざまな駆動物質が分泌され、著しく学習能力を高める
⇒性闘争本能を封鎖させて、その有り余るエネルギーを思春期として利用し、軟弱化を防いだ
・変異の阻害どうする?
変異の主役はDNAであったが、始原人類は共認や観念の内容による組み換えに移行した。
⇒観念内容の組み換えを加速するために、思春期(若者の無謀さ)による学びにかけた
★追求ポイント!
・オスメス残留の欠点を克服したのは、人類特有の「思春期」
→オスは、冒険回路である「思春期」によって克服していった。
☆メスはこの間にどう変化したのか?
→オスが残留するという新たな集団様式であるため、メスも同様に変化をしたと考えられる
⇒集団での評価や一体充足の強化をしたのか?などは新たな追求ポイント
■人類の進化の在り様は?
肉体的な能力はどの生物にも劣っている
一方で、表情や発声機能、身振り手ぶり、体性感覚や運動神経の器用さには優れている
→初期人類は、同類だけでなく、万物の複雑な動きを真似して同期するために運動機能を進化させた
⇒☆人類の進化は、体と観念の進化を同時並行、混然一体で行っている
同類との一体充足が起点となり、対象を広げ万物との一体化をできるようになるために体性感覚や、万物を真似て表現するために身体機能や観念内容を組み替えてきた。
⇒人類の進化は一体化に貫かれており、身体も観念内容によって進化している
★追求ポイント!
・器用に体を動かせるようになったというのが人類の進化の特徴
⇒☆器用さは万物の真似をして、自然と同じ動きをすることで一体化でき、獲得したと考えられるが、どうやって獲得していったのか。単純な真似なのか、踊りなのか?
- posted by yosigoe at : 23:00 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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