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2008年10月21日

共同体企業ってなに? -次代の活力源はみんな期待に応えること-

みなさん、こんにちは、はしひろです 😀
経済不安が深刻化してきて、企業で働いている社会人も、これから就職活動をしようという学生も、「この先一体どうなる んだろう 」と思われている方も多いと思います。このブログでも経済について追求していきますので、ぜひ勉強してくださいね
さて、今日は今後企業はどうすれば生き残っていくことができるのか?その企業体制について考えてみたいと思います。
例えば、
・上司の独壇場になっている職場
・3年で辞める若手社会人
・ミス大爆発
・上司の言うことを聞かない
・言われたことをできない社員
現在あらゆる企業で活力衰弱 が進み、存続を揺るがすようなトラブル、ミスが頻繁に起こっています。今や一個人、一企業だけの問題ではなく、社会問題にまで発展しています。
しかし、多くの企業は今までのやり方ではうまくいかないと気づき始めていますが、では「どうすればいい?」という答えを出せず悩んでいます。
既存の序列的な体制では企業は統合されない、「次代の活力源はみんな期待に応えること」。これからの新しい企業は「共同体企業」へと転換していく必要があります。
今回は、「共同体企業ってなに?」について書いてみたいと思います。
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■共同体とは?⇒意識生産へと転換した
最初に、「共同体」と聞いてみなさんどのようなイメージを持ちますか?
簡単にイメージしたり調べたりすると、
・村落(共同体)
・自然的に発生した閉鎖的な社会関係
・私的所有社会と相反する集団。
のような思い浮かべるのではないでしょうか。
これから書く「共同体」とは、人と人との間に生じる共認(共に認め合う)によって統合される集団、すなわち「共認統合体」のことを表しています。
ちなみに、「共同体社会」は、30年前まで顕在化していた「私権(地位やお金)社会」と相反する意味となります。
まず、なぜ共同体企業への転換が必要となるのか、時代背景から考えてみましょう。
~~~時代背景~~~
‘70年までは貧困の次代で、人々は強烈な生存圧力が働き地位やお金など私権へと収束し、序列規範の中みんなが必死になって働きました。つまり、私権によって統合されており、資本力を持った個人・企業が勝者だったのです。
しかし、‘70以降貧困が消滅すると、物的欠乏も衰退し私権への収束力も低下、序列規範は崩壊します。それが現在の企業が統合されない理由です。
これにともなって生産様式が工業生産⇒意識生産(情報や教育や設計あるいは風俗や介護等、類的な価値=意識を産み出す生産様式)に移行してきました。
意識生産では、資本力や技術力ではなく、働く者の労働力が唯一の生産力となります。つまり、人間の能力それ自身が生産の主人公となる。そこでは、集団(ひいては社会)を資本力の様な私有権力で統合するよりも、働く仲間たちの共認(役割や規範や方針を認め合うこと)によって統合する方が上手くゆく。つまり、脱貧困の時代には、権力統合体より共認統合体の方が適しているのです。

『実現論 序論』参照

■共同体の実現基盤⇒活力源はみんな期待
時代の変化とこれからの活力源
┌────────────────────────────────────┐
| 年代  | 時代 | 生産様式 |   意識   |   活力源    |  統合基盤  | ├────────────────────────────────────┤
| ~’70 | 私権 | 工業生産 |  自分第一 | 私権(金・地位) |力(地位・金) |
├────────────────────────────────────┤
| 現在  | 共認 | 意識生産 | みんな第一 | みんなの期待  |   事実   |
└────────────────────────────────────┘

それではみんなで認めるものはどのようにして作られ、統合されるのでしょうか。
共同体において基盤となる意識は、「社会の役に立ちたい、みんなに喜んでもらいたい」という「みんな第一」の意識です。
かつての「自分のため、お金・地位のため」という「自分第一」意識から180度転換しました。この意識は若者を中心にほぼ顕在化しています。
そして当然、みんなで認められる論理も転換しました。かつては、「力のあるもの(上司)やお金のあるもの(資本家)」などが発信力があり、かつ権力を握っていました。
しかし、現在では、「みんなが認め合う」論理は地位や身分はまったく関係なく、「事実」です。事実は一つであり、かつ誰もが認めることのできるのです。
例え仮説であっても、皆の知っている限りの知識に照らし合わせて論理が整合していれば、それを事実として認める。もちろん、これまで認めてきた「事実」に反する現象が出てくれば、直ちにその現象事実を組み入れて論理=構造事実を組み替える。この様にして、事実の体系は無限に進化してゆくことになるのです。
『実現論 序論』参照

このように、みんなで認め合った事実だからこそ、論理整合した「課題」や「役割」や「規範」と実現イメージを共認⇒充足し、活力がわくのです。
このように徹底的に現実を直視した認識が、可能性を切り開きみんながまとまり収束していく。そして、企業が一丸となって統合されるのです。
すなわち、共同体企業とは、「みんなの期待に応えること」を活力源とし、成員のだれもが社会の状況、みんなの状況を把握し、みんなで組織や方針を決定する企業であり、全員が「当事者」つまり「経営者」なのです。
■共同体のシステム ~類グループの事例~
共同体企業の事例として、類グループで行われている具体的なシステムを紹介したいと思います。
・社内ネット掲示板 -情報共有と評価システム-
・事実追求の合議体制
・なんで屋露店 -社会期待をつかみ「答え」を発信する社会活動-
・感謝と謝罪のトレーニング -みんなを羅針盤とした女性同士の追求の場- など
そして、このような共同体企業では「感謝と謝罪のトレーニング」の事例にもあるように、女性も活力をもってイキイキと働いています。次回は仕事場面での事例をお送りしたいと思います。
また、るいネットへの投稿「共同体」についてのインデックスも今後アップしていきますので、楽しみにしてくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございます

 

コメント

モヤモヤを全部書きだす!
とてもわかりやすいですね。^^
全部書きだすと、
整理もしやすくなりますね。
そうかー。
全部書きだしてみます♪

  • いなだかよ
  • 2009年5月1日 12:34

いなだかよさん、コメントありがとうございます☆
そうそう、そうなんです!!
書き出してるうちに、視野も広がってきますし、
整理できるんです☆
周りには仕事ができる人がたくさんいるので、
その方たちから学んだヒントもこれからどんどん
載せていきますので、また是非遊びにきてください(^^)
かよさんのブログも先ほどお邪魔しました~♪
共感するところいっぱいあります(^▽^)
これからもよろしくお願いします☆

  • しのぶ
  • 2009年5月1日 17:28

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