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2011年02月26日

☆就活生必見☆「伝える力」を高めるには?


(画像は、けあサポさんよりお借りしました。)
こんにちは、みっちーです
鼻のざわめきに春 を感じる今日この頃、就職生の動きも活発 になってきました。今回は就活を頑張る学生さんに、ぜひとも知ってもらいたい「伝える力を高めるには?」をお送りします。
就活生は面接の必須事項 、社会人は仕事の成果を高めて周りに喜んでもらえるように 😀 、学べるニュースで有名な池上彰さんの著書「わかりやすく<伝える>技術」「伝える力」を参考にさせ頂きました。
それでは、お楽しみください♪
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「相手」に伝える
①最初の読者になる
「自分」では完璧と思っていても、伝えようとしている対象が抜けていれば、それは単なる完璧な独り言でしかありません。何よりも大切なのは、「相手」に伝えるという意識を持つことです。伝えようと思っている内容をまずは書き出して、自らが最初の読者=外部の人間となり読み返してみてください。自分勝手な表現や、身内だけに通じる話、専門家(研究者)しか分からない言葉などを発見できるはずです。
②自分の無知を自覚する
自分が最初の読者=外部の人間となったとき、ふと相手が何を知らないのか?そもそも相手が何を知りたいのか?が分からないことに気付きます。
池上彰さんもある学者が農村で開催した講演会の事例で、『講演会が終わって帰る道すがら、農家の人たちが、「あの先生は、ドジョウが好きなんだな」「ああ、ドジョウが大切って、ドジョウの話ばかりしていたからな」と感想を言い合っていました。学者先生は「農業では土壌が大切」と熱弁していたつもりが、全く相手に伝わっていなかった。』という内容を取り上げていました。
このように「なんでそんなことも知らないの!」ということは実はいくらでもあります。このギャップ=自分の無知を自覚しなければ、伝えたつもりにしかなっていないということです。自分は誰に向かって何を伝えようとしているのか?常に「相手」に伝える意識を持ち続けることが求められています。
「分かりやすく」伝える
①物事を深く理解する
物事の説明は、知っていればだいたいはできるようです。ですが、「簡単に説明して」と言われるとなかなか難しいものです。池上彰さんも「週間こどもニュース」で、子どもたちから「日本銀行って何?」と聞かれて四苦八苦したそうです。単に自分が知って、覚えているだけでは不十分なのです。自分がそのことを本当によく知っていないと、相手に分かりやすく伝えられません。物事を深く理解していくことが、分かりやすく伝えるためには必要となります。
②複雑な物事を単純化して本質を伝える
ここで分かりやすく伝えることをもう少し鮮明にしておきます。自分がなまじ中途半端に知っていると、あれもこれも言わねばならないと不安になり、説明すればするほど相手にとってはややこしくなります。
本当によく理解している人は、「えっそんなんでいいの?」と思うぐらいに、ざっくりとひと言で伝えることができます。これは全体像が頭に入っていますからそれぞれの要素を評価し、その物事の幹となる「本質」だけを伝えることが出来るからなのです。つまり分かりやすく伝えるとは、単に情報を伝えるのではなく、自らが複雑な物事を単純化して物事の幹となる「本質」を伝えることです。
徹底した対象への同化
相手のことを知るにはどうすればよいか?物事の本質を理解するにはどうすればよいか?それには徹底した対象への同化が必要となります。同化とは自らが対象と重なり合い一体となること。映画を観てヒロインの状況に涙したり、心躍らせたりすることってありませんか?これは自分の心を映画のヒロインの心に重ね合わせているために、あたかも自分のことのように涙したり、心躍らせているのです。
つまり相手のことが分かるのも、植物に水をあげて植物が喜んでいると感じるのも、文章から状況を捉える(≒イメージする)ことができるのも、人間ならでは対象への同化=同化能力によるものです。
みなさんが求めている「伝える力」とは、相手が知りたいと思っていることを分かりやすく伝えられることです。つまり同化能力を高めれば、より相手が知りたいと思っていることを掴み、また(分かりやすく伝えるための)物事の本質を捉えていくことが出来るのです。
では同化能力を高めるにはどうすればよいのか?
①謙虚に耳を傾ける
まずは相手の話を聞くこと。評価や指摘を受け入れること。相手のことをより深く知るために質問すること。この謙虚に聞く・受け入れる・質問することで、対象へ深く同化することができます。反対に話を聞かない、自分の話ばかりする人は、成長しないだけでなく、友達もどんどんいなくなります。
②構造的な思考を身に付ける
様々な事象が複雑に絡み合う物事の本質を掴むには、構造的な思考というものが不可欠となります。さらに物事を構造的に捉えるには、個々の価値観では不十分で事実に立脚した広範な社会的・歴史的視点が求められます。このように現代の諸問題の本質を掴むには、事実に立脚した社会的・歴史的認識=構造認識を学んでいくことが重要です。構造認識を学んでいくには→リンクを是非読んでみてください。
もちろん仕事仲間や客先との対話でも、相手が言わんとしていることは何なのかを素早く掴み、周りの関係者の状況を正確に捉え、それに対して内容や言葉をどう組み立てるかを緻密に考えなければなりません。これにも構造的な思考が不可欠なのは言うまでもありません。
つまり「伝える力」を高めるには、『同化能力』を高めていくこと。
同化能力を高めるには、謙虚に耳を傾け、構造的な思考を身に付けていくことが必要です。

みなさん是非『同化能力』を高めていきましょう!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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