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2012年06月23日

成功を導く確かな理論~共同体・類グループの事例⑳重要課題を与えると若者は応える

皆さんこんにちは。類グループ1年目の新人、宮地です。
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新人がすぐに辞めてしまう企業も多い中 、類グループでは入社直後から積極的に動く元気な1年生であふれかえっています
先輩にも『新人はいつも元気だね 』、『新人 が活発な今の状況ってすごいよ! 』などと言われ、私たちへの期待の大きさを日々実感しています。:blush:
 
 
  
●なぜ新人が元気なのか?
その秘訣は入社前に内定者たちが自発的に行った【内定者合宿】にありそうだ、と類グループは分析しています。
実は私たちの入社したH22年度採用期は例年以上の大量採用(その数実に70名以上。全社員の1/7以上!
でしたので、新人の活力を引き出すことは必須でした。 
では、類グループの行った内定者合宿とは一体どういうものだったのでしょうか?

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●内定者合宿とは?
コンセプトは「内定者がひとつの場所に集まり、みんなの力をあわせ、会社にとって重要な課題を担う」というものでした。「次年度の新卒者用会社案内の作成」が、その課題の具体的内容です。

内定を頂いた際に、このことを通知され『「みんなで課題を実現できる類グループの強さ」を伝えたい』:wink: 、という思いがふつふつと沸いてきました!
ですが、合宿をすることは分かっても、一緒に合宿を行うメンバーについては何も知らない私たち。
「合宿を成功させたい」という思いから「合宿で初めて会う」のではなく、「事前に全員で情報の共有を図っておきたい」と考えていました。
ここで活躍したのが『Pre社内板』です。:wink:4.jpg
『Pre社内板』とは、類グループの『社内板』
を真似た、内定者たちがインターネット上で情報交換できる掲示板のことです。
「合宿当日のタイムスケジュールはどう組むか」、「合宿において生じる仕事の当番はどう分類するか」など、この『Pre社内板』を通じて内定者たちの情報共有がスムースに行うことができました。
更にPre社内板でのやりとりで、ほかの内定者の性格、趣味なども知ることができたので、一気に仲良くなれました。
  
  
そして、合宿当日。全国から集まり、バスの中で初対面を迎えた私たちでしたが、社内板のおかげでまるで、以前から友達だったような、仲間意識がもう既にありました
合宿地に到着後、まずは農業体験として稲刈りをしましたが、これは内定者にとって、全くの未経験作業です。
右往左往しながらも、初めての農作業を、みんなで分担し、協力し合ったので、予定していた時間内に無事終えることができました。:wink:
この経験を通し、『ここに居るみんなが、半年後には一緒に働く仲間なんだ 』という実感を得ることができたと思います。
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そして、夜になり、いよいよ会社案内の作成が始まります。
みんな、企画が開始すると同時に真剣な面持ちに変化し、社員達の予想を上回る活発な議論が展開されました。😡
  
 
●なぜ、議論は活発化したのか?
それは、「自分たちの感じ取った類グループの可能性を、次の就活生に伝えたい」という思いを、みんなで共有できたからだと思います。
これが可能となったのは
「課題の共認がしっかりできていたこと。」
「類グループの可能性をアピールしたいと本気で思えていたこと。」
「既に仲間意識が共有されていたこと。」
これらがあったからです。
議論が進むにつれ「発表内容の構成はどうすべきか?」「文章はどうすべきか?」そもそも「アピールポイントはズレていないか?」など、様々な課題が生じました。
しかし、各々が得意と思われる役割(議長、書記、意見を出す者など)を分担し、議論はとても密度の濃いまま効率良く進めることができました。   
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最後に検討結果をみんなに発表し、それを社員を含めた、みんなで評価し合いました。
この
「みんなで課題を共認し」、
「みんなで役割を担い」、
「みんなで評価し合う」
という体験は、まさに共同体 類グループ」の疑似体験そのものでした。
この内定者合宿で、「社員も含めた仲間意識の形成」「共同体での仕事のやり方が体験できたので、入社後すぐに活き活きと働き出せたのだと思います。」

それが新人の元気な理由なのです。
この合宿企画は社内でも大成功だったと評価されていますが、参考に実際に内定者たちの作った
冊子の写真を紹介させて下さい。
画像の確認
●では、なぜこの合宿は成功したのか?
それは、類グループが時代の潮流をよみ,若者が潜在的に求めている欠乏が何なのかを把握できていたからです。😉
その若者の欠乏を捉えた記事があるので以下に引用します

■課題収束発の社会収束と、状況認識のための新しい概念より引用
学生の意識潮流の中でも、最先端で出始めているのが「社会を少しでも良くしたい」という意識。
一昔前の「社会貢献」などの現実から遊離した観念ではなく、現実課題として見据え始めているように感じる。
このようなタイプには、元々の社会(問題)意識は低い学生が多い。
一方で仲間体験は豊富で、大学生になりたての頃は(大学空間という中ではあるが)現実に密着した課題を仲間で実現している。
そんな中、突如発生した311原発事故→官僚・マスコミの迷走(統合機能の麻痺)は、彼らの心底に「このままではヤバい」「何とかしなければ」という社会意識を生み出したようだ。
さらに彼らからは「日々の仕事を通じて、社会を良くすることが出来ると思う。
むしろ、そのような仕事をしたい。」という声さえ聞かれるようになった。
これは、課題収束の強まりによって、『仕事』すらも、今までのような「嫌なもの」「仕方がないもの」という否定的な捉え方から、「それを通じて、期待に応えるもの」と肯定的な捉え方に180度逆転したことを意味する。
期待応合収束 ⇒ 課題収束 ⇒ 仕事収束
の先に、「仕事を通じて社会を少しでも良くすること」を見据える学生が新たに登場してきた(一昔前の「仕事を通じた自己 実現」とは、180度逆の意識)。
彼らは、「多角経営路線の企業」に対しても、「あらゆる角度から社会的な期待に応えようとしている企業」として、可能性を感じるようだ。

ここから読み取れるのは【期待応合収束 ⇒ 課題収束 ⇒ 仕事収束】の先に、「社会を少しでも良くしたい」という欠乏が出てきたということです。
類グループでは、社会を良くするために様々な事業(仕事)を立ち上げ、人々の期待に応えようとしています。
そこに惹かれた学生が増え、今回の大量採用に繋がっています。
類グループの取り組みに対して可能性を感じてくれた彼らに対して類グループの仕事を担ってもらえれば、当然、彼らは本気で取り組むであろう、と読んでいました。
その結果、実際に合宿課題に誰もが真剣に取り組み、内定者に向けた立派なパンフレットを作成することが出来ました。
若者の意識を読めていたから、今回の合宿が上手くいくであろう、と分かっていたのです。
こういった背景から合宿が上手くいくであろう、ということは事前に読めていたのです。
●事実認識さえ間違っていなければ実現方法はいくつもある
重要なのは【期待応合収束 ⇒ 課題収束 ⇒ 仕事収束】という認識から「期待を込めて課題を与えれば、若者はしっかり応えてくれる」という意識潮流を導き出したことにあります。この意識潮流を読めていれば今回のような合宿以外にも、その具体的なやり方については様々な可能性があると思います。
今年度は応募者の課題収束が一段と高まっています。
類グループでも設定する課題はこの流れに合った最適なものを現在検討中です。
「意識潮流を掴み、それを活かして内定者たちに重要課題を与える」。新人育成の際には、
皆さんにもぜひ、参考にしていただきたいと思います。
ここまで読んで頂き、どうもありがとうございました。
◆これまでのバックナンバー◆
★成功を導く確かな理論~これまでの内容をまとめて紹介します♪①~
 ↑成功を導く確かな理論①~⑪はこちらをご覧下さい☆
★成功を導く確かな理論~これまでの内容をまとめて紹介します♪②~
 ↑成功を導く確かな理論⑫~⑱はこちらをご覧下さい☆
★シリーズ19:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:⑲年齢や肩書きに関係なく互いに学んでいく共同体~

 

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