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2012年12月30日

2012年 企業ネットワークの総括

皆さん、こんにちは。今年も残すところ、あと2日となりました。思えば、去年の原発事故から引き続き、今年も社会が大きく転換する激動の1年だったのではないでしょうか。我々、類グループもこの1年で、新たな取組みを始め、おかげさまで確かな手ごたえを感じるまでに至りました。今回は、この1年を締め括る意味でも、類グループの社会事業部が実践してきた『企業ネットワーク』の総括を投稿していきます。

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そもそも、この社会事業部という部署ですが、皆さんにとっては、馴染みのない部署かと思います。では、まず社会事業部とは何かをご説明するところから始めて、具体的な取組みをご紹介させていただきます。

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◆社会事業部の仕事とは?
社会事業部の立ち上げは、去年の2011年9月からです。近年、リーマンショックをきっかけにして、世界経済はいよいよ崩壊の危機に陥り、市場は縮小過程に入りました。これが意味しているのは、企業にとって、今までのやり方が通用しなくなったということです。ですから今、どこの経営者も、この大転換期をいかに乗り越えるか、という現実問題に思考を巡らせています。
事実、パナソニックや、シャープ、ソニーなど、今まで世界を牽引してきた大企業が経営難で悲鳴を上げています。また、そんな大企業を下支えしてきた中小企業は、まさに生き残りをかけて、必死でもがいています。このように、企業の置かれている状況は、年々厳しくなってきているのは誰の目にも明らかなことです。そして、これは特定の業界に限った話では無く、文字通り社会全体、あるいは近代システム全体の転換点を迎えていることを示唆しています。だからこそ、逆にどこの経営者も、次代を導く新しい答え(可能性)に対する期待感が益々高まってきていると言えます
そこで、類グループは、今後の社会を予測し、かつ現在の大転換期を乗り越えられるだけの認識力や充足力を体得する為の企画を立案・提供する社会事業部を立ち上げ、企業の活力を上昇させ、成果を高めるお手伝いをすることにしました
◆具体的な取組みと成果?
社会事業部では、今年1年で様々な事業提案を通じて、参加企業様の活力を上昇させ、かつ事業成果も高める事ができました

取組み1 『社内ネット』
社内の一体感を生み出す共認形成ツールとして、類グループの構築した『社内ネット』のご提供だけではなく、社内ネットが軌道に乗るまでの運用のお手伝いまでさせていただいています。
現在までに、4社で実際に導入いただき、軌道に乗ってきたところ、壁にぶつかり乗り越えようとしているところ、これから軌道に乗せていくところと状況は様々です。しかし、どの企業様も組織の活性化に向けて、社内ネットに大きな期待を寄せ、社内ネットに本気で取り組んでくださっています。
成果として、社内のミス・改善の報告がスムーズに上がってくるようになった、普段は言えない感謝の声が飛び交うようになった、社員の反応を羅針盤とした経営判断ができるようになった、社員同士の素直な発信から対面関係も改善してきたといった嬉しい声に、社内ネットの可能性を一層感じています。

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取組み2 『経営板』
『経営板』は、類グループが運営する統合掲示板・るいネットの中の会員専用の有料ページです。そこでは、共同体企業の成功事例や事実情報の紹介投稿を集約・共有することを最大の目的にし、共同体経営で成功している企業の取組事例や組織論に触れることができ、日常的な学びの場として活用することができます。
現在、参加企業も10社となり、勉強会や社員研修、学んだことを実践してみての気付きや、現実の経営場面での課題、目標などが日々発信されています。また各社の発信に他の企業の方から気付きを深めるためのアドバイスや指摘投稿が入るなど、企業の枠を超えた学びあいの場が生まれ始めています。また、社内ネットを導入されている企業様からは、社内ネットの投稿が経営板に引用投稿されたりと、各社の社内ネットと経営板のつながりも生まれ始めています。

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取組み3 『新概念勉強会』
経営者向けの認識勉強会として『新概念勉強会』を実施しています。
1期が4月~9月、2期が10月から開催され、現在のところ6社の経営者様や幹部の方にご参加いただいています。そこでは、次代を読み解くための概念装置(=新概念)を学んでいただくことで、これまで感じてきたモヤモヤが鮮明となり、現実を突破する可能性を見出してくださっています。
特に、1期の成果発表会では、経営者様から、これまでの逆境と勉強会から得られた可能性、社員様への期待の言葉を直接お話いただく場が実現でき、企業の枠を超えて、参加者全員に響き渡り、共に当事者として一緒に闘っていく決意が固まっていく場となりました。また、2期メンバーも意欲的に学んでくださり、早速経営課題に活かす場面も生まれています。

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取組み4 『経営板を利用した社員研修』
るいネットの『経営板』を活用した社員有志による社内勉強会(エンゼルカレッジ)を実施しています。
現在、大起エンゼルヘルプ様とご一緒に定例的に勉強会を開催し、具体的な実践課題の共有と、前回の課題の実践報告をし、参加者自身が学びと実践を繰り返す中で、段階的に思考力を深める訓練をしています。
この場ができてから、社員自らが考え、課題発掘と日々の業務の中での実践を繰り返しています。また、ここで学んだことは、毎日の仕事の中で活かし、気付いたことはどんどん『経営板』に発信して共有しています。

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取組み5 『合同女子会』
会社の枠を超えて、女性たちで自分たちの会社の充足と活力を上げる『合同女子会』を実施しています。
現在、4社が参加してくださり、女性同士で感謝を深め合ったり、期待を伝え合ったり、気付きを共有し合うことで、女性ならではの可能性にまっすぐに向かえ、すぐに効果が表れています。
具体的には、電話の対応や社内での雰囲気がガラッと変わった、みんなの活力を引き上げる発信の仕方ができるようになった、女ならではの期待のかけ方で社内ネットに充足の空気が出てきたなど、大きな評価を頂いています。

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以上のような多くの取組みを通して、今年1年間で、様々な企業様と関わらせていただきました。そこでどこの企業様でも共通しているのは、多くの経営者様は、常に危機感を持って事業改革に取り組んでいるということです。そのために、経営コンサルをご活用されたりと、外部の力を借りることも多いのが実情です。
しかし、我々が自信を持ってお勧めしている取組みは、類グループが40年間、社員全員で共同体経営を実現してきた蓄積です。つまり「自分達で組織運営をしていく為の認識」そのものなのです。ですから、全てのご提案は、自社内で取り組める活動とその支援が軸となり、いずれ参加いただいている企業様が、「自分たちの会社を自分たちの手でつくっていく」ことを目標にしています
◆一番印象に残っていること?
今年1年で一番印象に残っていることは、『新概念勉強会』の参加企業の経営者様と社員様が一堂に集まり、4社合同での、『新概念勉強会の成果発表会』をしたことでした。
最後の締めくくりとなるこの場は非常に盛り上がり、終わったときには、会場全体が一体感と高い充足に包まれて、明日からもっと頑張ろう!という闘争共認が形成されました。
どこの企業様も自分達の会社のことが大好きで、もっと社会の役に立ちたいと本気で思っています。そういった、お互いの期待を直接伝え合い、応え合うことが、経営者と社員の距離を近づけ、さらなる強い結束を生み出しました
また、4社が集まった中で経営者と社員が本音をぶつけ合うような場は、今まで誰も経験したことの無いような場でもありました。どの企業も、同じような壁にぶつかり、同じように悩み、そして同じように心の奥底では期待していたのだ、という事実を知る事で、企業の枠組みのようなものが完全に取り払われ、半数以上が初対面の場であったにも関わらず、全員が仲間として讃え合い、認め合える空気が生まれました。そして、自然と感謝の涙が流れたりと、感動という一言では言い表せないくらい、素晴らしいものになりました。
◆最後に?
来年は、「共認の時代」の実現に向けて、さらに企業ネットワークを拡げていくことが目標です。現在、企業ネットワークの活動に参加いただいている企業様も徐々に増え、初年度の目標としては、達成しました。しかし、単に数を増やせば良い事業ではありません。社会的目的意識、つまりは「今後の社会をどうする?」という軸で共に答えを供給しあう為の関係づくりが目的です。ですから、現在仲間となった企業間の繋がりを更に深化させて行くこと、そして、参加頂いている、どの企業様も勝って行く事が重要です。現実の社会で勝つことによって、初めて新しい道筋を示すことができるし、その実績によって他の企業も巻き込んで導いていく事が出来るようになります。
ですから、まずは今仲間となれた企業間を繋ぐパイプをもっと太くしていく事が、第一の目標です。それと同時に、まだまだ世の中には出会っていない、同じ志向性の企業が沢山あるはずなので、見えない糸を手繰り寄せながら、今後の社会を良くしていける企業間の繋がりもドンドン拡げていきたいと考えています

 

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